1日目は前哨戦で、午前中、松山観光港のすぐ前にある興居島に渡り、午後は、インスタ映えで有名な下灘駅から大洲の臥龍山荘、内子座を経て、伊予西条に向かう。2日目は欲張らず、石鎚山登山に集中し、帰りに松山道・石鎚山SAから行ける椿温泉に入る予定。
広島宇品港、昨夜ネットで予約しておいた、5:45の松山行きフェリーに乗る。
始発便は呉港に寄らないので、8:20に松山観光港に着く。高浜港の有料駐車場に車を置き、興居島(ごごしま)行きの船に乗る。
興居島は、瀬戸内海の安芸灘と伊予灘との間に位置する忽那諸島(くつなしょとう)の一つで、 松山港のすぐ目の前
すぐに興居島由良港に到着。
興居島:瀬戸内海に浮かぶ、愛媛県松山港の沖合いの有人島。面積8.49平方キロメートル、人口は1127人(2015年3月現在)、世帯数は586数(2015年3月現在)。松山港の高浜港区(通称「高浜港」)の西側に位置し、季節風や波浪をさえぎる形となるため、高浜港の自然の防波堤ともなっている。島は中央が大きくくびれ南北に細長い形をしている。(ウィキペディアより)
船内で電動アシスト自転車を申し込んでおいた。 興居島には由良港のほか、泊港があり、自転車の返却はどちらでも可能。ただ、由良港の場合は自転車を置いて鍵のみ返却、泊港の場合は自転車ごと船に乗り込み返却。各港に係員がいないための方法のようだ。
このマップを携帯。
まず、島の北に向かい走る。右手には松山港が見える。
島の北端部に到着。
ここから坂道になる。電動でなければとても登れない。
少し登って、さきほど登り始めた港付近を見下ろす。
島の西側に出る。見えるのは忽那諸島で一番大きい中島(左)と、睦月島(右)。
海岸線がないので、道は島の中腹を巻いて続く。
パンフレットと同じアングルで、琴引鼻を臨む。
道はアップダウンを繰り返す。
これもパンフレットと同じアングルで、睦月島(左)と野忽那島(右)。
島の周囲に沿い南下するコースを辿っているが、通行止め。自転車だから脇を通れば大丈夫だろうと思ったが…
道が完全に崩落している。やむなく引き返す。できれば分岐地点で通行止めの情報がほしかった。
島を横断し東側に戻る。麓まで下りて平坦な道を南に向かう。
島の東側を海岸に沿って走る。
一番高い山が、伊予小富士。標高282m。今日はそこには登らない。
先ほど着いた由良港を見る。
船越和気比売神社を通過。
目的地の恋人岬に行く途中。ここからの眺めが小富士の名にふさわしい形。
恋人岬に到着。日本各地にあるイージーな命名だが…
トラックの荷台ではしゃぐ子供たち。
サイクリニストのお兄さんがたたずむ。
岬から南方、松山方面。
岬から北方、中島方面
帰りは泊港からと思い寄ったが、タッチの差で乗り遅れてしまった。11:35の由良港の船に乗ることにする。
由良港に戻る途中、乗り遅れた泊港から高浜に向かう船が見える。
由良港で自転車を返却。
高浜にも昼ごはんを食べる適当なとこがなかったようなので、由良港隣のスーパーで昼ごはんを買う。
高浜港に向かう。
高浜港の待合室で買ってきた昼ごはん、おにぎりとコロッケを食べる。
興居島での経路。
昼ごはんを済ませちょうど正午。次の目的地下灘駅に向かう。知らない道を走るので、googleマイマップでコースを調べておいて、スマホで確認しながら運転する。
海岸沿いの県道378線を走ること1時間。下灘駅入口に到着。大型の観光バスはここに駐車する。
下灘駅は海を見下ろす小高いところにある。踏切を渡り、調べておいた臨時駐車場に向かう。
下灘駅臨時駐車場。何台か止まっている。
駐車場から伊予灘。
臨時駐車場が満杯のときは駐車するよう指示のあった、しもなだ運動公園。
駐車場横から駅に向かう。
坂道を下る。
下灘駅が見える。結果的にはここにも駐車できたようだ。
下灘駅。
下灘駅:愛媛県伊予市双海町大久保にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線(愛ある伊予灘線)の駅である。駅番号はS09。標高11 m。観光列車・伊予灘ものがたりが運転停車する。ホームから広い海(伊予灘)を眺めることができ、駅周辺は鉄道写真の撮影名所の一つとして鉄道ファンの間に知られている。海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまでは、ホームの下にすぐ波が打ち寄せるほど線路と海岸が近接した「日本一海に近い駅」だった。 (ウィキペディアより)
松山駅から普通列車に揺られ、およそ1時間。ホームにぽつりと佇むのは、古びた上屋とベンチ。何一つ遮るものがない、瀬戸内海の眺望。下灘駅にあるのは、唯一無二のフォトジェニックなロケーションです。日中は紺青、たそがれ時は茜色に染まる視界。そして地元の方が育てた四季折々の花たち。いつ訪れても心ときめく情景が迎えてくれます。数々の映画やドラマのロケにも使われ、今や日本一有名な海の見える駅と言っても過言ではありません。松山駅から普通列車で約1時間。本数は1〜2時間に1本。無人駅。(海の見える駅より)
待合室。観光名所だけあって、きれいにしてある。
待合室から、駅名標と海。
ホームにはたくさんの人。みな電車に乗るのためでなく、駅自体を訪れる観光客。
例によって、ほとんどは中国人。
ホームから伊予灘。
予讃線宇和島方面。
駅名標にはまた違う女性がポーズを取っている。
待合室に戻り時刻表を確認。当分列車は来ないようだ。
駅名標の周囲に人がいなくなったので、機会を逃さず撮影。
駅前にあるコーヒー屋さん。
アイスコーヒーを注文する。
来たときは空いていた駐車場がいつの間にか埋まっている。
コーヒーを飲んでいたら列車が着いた様子。コーヒーをそこにおいて駆けつける。
時刻表には載っていないが、観光列車のようだ。
中には食事を並べたテーブルが見える。しばらく下灘駅に停車する。
発車する観光列車を見送り、下灘駅を後にする。
ネットで紹介されていた、下灘駅近くの隠れたスポット。海に沈みこむ引込み線。
道路の上から撮影。
下に下りてみる。今も使用されているのだろうか。 はっきりしないので立ち入りはしなかった。
後で知ったが、ここは私有地で現在も造船所の一部として使用されている。SNSで「千と千尋の神隠し」のモデルかと話題になり、訪れる人が多いが、所有者の方はとても困っているとのこと。 知らずに中にずけずけ入ったら大目玉を食らうとこだった。
下灘駅は画面左上の方。
下灘駅から車で約50分。大洲に着く。大洲のスポットのメインは臥龍山荘なので、臥龍山荘に近い「まちの駅あさもや」の無料駐車場に停めるつもりで寄ったが満杯。大洲城の有料駐車場に停める。
先日から気温が高い日が続き、加えて内陸部の大洲は天気予報で真夏日のマークがついている。暑い中を天守閣に向かう。やたらと元気よく挨拶する子供たち。学校で指導されているとのこと。それに素直に従うのも地方の町らしい。
天守閣下に到着。
大洲城。復元された建物である。
大洲城:大洲城の歴史は、鎌倉時代末期、伊予国守護宇都宮豊房の築いた地蔵ヶ岳城に始まると言われています。その後、戦国時代を経て、近世初頭に大洲の地を治めた小早川隆景をはじめ、戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治、加藤貞泰ら各大名たちの造営を経て近世城郭が整備されました。(大洲城公式HPより)
天守閣内の見学はパスして、大洲の町を見下ろす。歩いて向こうの臥龍山荘に向かう。
かつてNHK朝ドラ「おはなはん」のロケ地になったことから命名された、おはなはん通り。
テレビドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地にもなった。
臥龍山荘に到着する。
臥龍山荘:この地を『臥龍』と命名したのは、大洲藩第3代藩主加藤泰恒が「蓬莱山が龍の臥す姿に似ている」ことから名付けたものと言われています。清流肱川湖畔のもっとも優れたこの景勝地に初めて庭園を築いたのは文禄年間、藤堂高虎の重臣、渡辺勘兵衛の時代に遡ります。
その後、この地をこよなく愛した泰恒公は、吉野の桜、龍田の楓を移植し、庭に一層の風致を加えました。その後、歴代藩主の遊賞地でしたが明治以降は補修されることもなく自然荒廃していました。
現在の山荘は、明治時代に新谷出身の豪商で木蝋貿易に成功した河内寅次郎(常住地:神戸)が、老後の余生をここで過ごしたいと大洲随一の景勝地であるこの地に明治30年頃から10余年をかけて築造した別荘です。寅次郎氏は、明治42年10月に亡くなりますのでここでの居住はごく短期間でありました。寅次郎氏亡き後、養子の陽一氏は一時、弟の上甲文友氏に管理を任せられました。その後昭和20年、戦災のため、陽一氏は大洲に引き揚げてこの地に常住しました。 (臥龍山荘公式HPより)
入館料を払って臥龍山荘に入る。
臥龍院 壱是の間。
臥龍院 清吹の間。
臥龍院 霞月の間。
霞月の間の縁側に座り庭を眺める。
臥龍院を出て木戸をくぐり…
不老庵に向かう。
不老庵で景色を堪能する人たち。
自分も座敷に座り静かなときを過ごす。障子の向こうに肱川。
敷居を額縁に見立てて1枚。
不老庵を出て戻る途中、苔むした手水場。
臥龍山荘を出るとき、ネットやポスターでよく見る不老庵を川越しに外から写した画像のアングルを、係員に聞いた。川の名なの砂利の上からだそうだが、現在工事中で行けるかどうかとのこと。暑くてしんどいが、とりあえず臥龍山荘横の坂道を登る。
しばらく歩いて、橋のたもとにある水天宮に着く。
橋を渡り砂利に下りて不老庵を写す。
橋を渡り戻る。
橋の上から不老庵。
水天宮の近くに、入る予定もあった「大洲臥龍の湯」。暑くて風呂に入る元気もなくて、今日はパス。
予定では、内子座を見学して、内子から高速松山道で宿泊地の伊予西条に行くつもりだったが、時間も気力もないので、大洲から高速に乗り伊予小松ICで下り、国道11号線を東に走る。伊予西条の総合文化会館の駐車場に止めて歩く。伊予西条は湧き水の名水が有名なところ。「うちぬき」と呼ばれる。
うちぬき広場。
飲めるので試飲する。確かにおいしい水だ。
一帯はアクアとピアと名づけられて、散策コースになっている。
アヤメが咲いている。
総合福祉センターの横。
ここにも「うちぬき」がある。
私立図書館。
車を停めている総合文化会館まで戻る。
停めているのは自分ひとりだけ。町を歩いて感じたこと。人通りはなく、気の抜けた雰囲気。それと対照的に、福祉センターや図書館が立派である。
今日のホテルルートイン伊予西条に着く。郊外の国道沿いにある。ここまで来て気づいたが、郊外には店が多い。伊予西条は工業地帯で、その面での活気はある。
ホテルの宿泊客も観光でなく、仕事での宿泊も多い。
ホテル代¥6600。大浴場もある。西条で予定していた「ひうちの湯」もパスしたので、これを今日の締めの風呂にする。
町を歩くなかで食べるとこもなかったのでコンビニで弁当を買ってきたが、ホテルの近くにはすき家など、いろいろあった。
明日の石鎚山登山に控えて、早めに寝る。今日のドライブマップ。内子座は寄らなかった。
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