AM8時過ぎ、JR丸亀駅南口に出る。
登山口まではコミュニティバスがあると調べてきたので、バス停と時刻を確認する。
バスの時間まで1時間以上あるので、丸亀城周辺を散策する。昨年も来たが、いまだ石垣修復中である。
もう一度バスの時刻を見ると、本数は極端に少ない。行きは時間に合わせて計画したが、帰りは、場合によっては3時間待ちになる。ふと見ると、レンタサイクルがあったので、急遽予定変更して、自転車を借りる。
土器川沿いに登山口まで向かう。
飯野山は別名、その円錐形の形から讃岐富士と呼ばれる。水田に移った、ミニ逆さ富士。
予定ではここで下車するはずだった、飯野山登山口バス停。
バス停から登山口までは坂道で、けっこうな距離がある。
案内の矢印に従い進んだら、上って下って、この駐車場に着いた。
登山口まで歩いて上る。
登山口がある、野外活動センター。マップや登山記念証が置いてある。
飯野山(讃岐富士)。
「新日本百名山」のひとつ、飯野山の別名は”讃岐富士”。その名の通り、なだらかな裾野が美しい山。標高422メートルの小さな”富士山”の、春にはふもとに桃の花のじゅうたんが広がる。山頂から見えるのは、讃岐平野に浮かんでいるようなおにぎり形の山々と、穏やかな瀬戸内海の青い色。片道約1時間で登れる気軽さから、ウォーキングやハイキングに人気の山。”おじょも”と呼ばれる大男によってつくられたという伝説があり、山頂には”おじょもの足跡”とされる巨大な岩が残っている。(うどん県旅ネットより)
登山コースは3通りくらいあるが、いちばんポピュラーな野外活動センターからのコース。
山の南側を巻いて登るコース。歩くにつれて向きが変わるので、展望も変化に富む。
登山道に入る。
2合目を通過。
3合目。別コースとの分岐合流点。
山を巻いて、平均して高度を上げていくので、急登はなく道も整備されて歩きやすい。ただ、本日寝不足?+暑さで、バテ気味。
4合目。 中央右に丸亀城、左は善通寺の五岳山の一つ、我拝師山。
登山道の脇には、この山の成り立ちを示す火山岩。屋島同様、讃岐岩から出来ているが、粘性と硬度の違いにより、屋島は台形上に、飯野山は円錐状になった。
5合目。
中央に、あまりの悪路で登山をあきらめた高見島。
出発点より1200m、頂上まで1000m。半分を少し過ぎたところ。
6合目。ベンチがあるので、一休み。
飯野山から南東方向。右端が琴平。
8合目。飯山町登山口からのコースと合流。
右が登ってきたコース。左が飯山町コース。
山頂近くの分岐。左は山頂まで直登だが、ゆるやかな右の道を行く。
9合目。各合目には案内板がある。
登るにつれて、山を半周しているので、ここからは瀬戸大橋が見える。
頂上まで240m。前にご婦人が行くが、ここまで多くの人とすれ違った。ほとんどはシニア世代。人気の山のようだ。
野外活動センターからの別ルートとの分岐合流。下山はこちらから下る予定。
山頂までもうすぐ。
山頂に到着。
新日本百名山、飯野山。標高422m。4月22日は、飯野山の日だそうだ。
薬師堂。
ベンチで一休み。弁当を半分食べる。
少し下ったところに展望台がある。
展望台。
展望台の後ろには、飯野山他をつくったという、おじょもの足跡。おじょも伝説によると、担いできた畚(ふご)をひっくり返して山が出来たという。
展望台から、金比羅さんのある象頭山。
別の下山口を探して山頂を歩いていたら、飯野山の標高標識があった。
下山は、登りで通らなかった直登コースを下る。
こちらのコースはやや急勾配。
3合目の分岐合流点まで下りる。左は登りで歩いた道、右は坂出方面に向かう道。
登山口に向けて下る。
登山口の横に出る。野外活動センターの前で一休みして、自転車で丸亀駅に戻る。
戻る途中、飯野山を見上げる。何度見ても飽きない、きれいな山だ。
時刻は14:15。丸亀駅から電車に乗る。
伊予三島駅で下車。以前見た映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」のロケ地になった町、四国中央市。展望のいい三島公園まで歩く。
書道部が映画のモデルになった愛媛県立三島高等学校の横を通る。
三島公園までは坂道。あの高架をくぐった先。紙の町らしく、製紙会社も多い。
高架をくぐり、さらに登る。左は高速の四国道。
書道ガールズロケ地の案内。
展望所へ登る。松が丁寧に手入れされている。
書道ガールズロケ地のパネル。
折からの不況の影響で活気を失っていた日本一の紙の町・愛媛県四国中央市で、愛媛県立三島高等学校書道部の部員達が我が町を盛り上げようと、地元のイベントやショッピングセンターなどで書道パフォーマンスを始めたところ、地元テレビ局の南海放送の密着取材がドキュメンタリー番組『NNNドキュメント』で取り上げられたり、やがて日本テレビの情報番組『ズームイン!!SUPER』で中継され、徐々に知名度を上げていった。2008年7月には、地元の祭り「四国中央紙まつり」の中で、第1回書道パフォーマンス甲子園が開催され、その模様を『ズームイン!!SUPER』で放送したところ大きな反響を呼び、一躍その名が全国に知れ渡ることになる。この実話を基にこの作品が作られることとなった。(ウィキペディアより)
展望所から、映画のシーンと同じアングルで。
さらに上の高いところにもう一つ展望所がある。
午前の登山と、三島公園までの歩きで、スマホの歩行計では3万歩を越えている。重い足取りで登る。
展望所の広場。
展望所から、四国中央市の町並み。
きれいに手入れされた芝生広場。ただ、人がいない。
公園から下りる途中、「四国高速道路発祥地」の塔。意味がよく分からなかったが、後でマップで見ると、たしかにこの付近で、松山・高松・高知・徳島の高速が繋がっている。
町に下りて、先ほど三島公園から見た、町のシンボルの煙突を近くから。
商店街はシャッター通り。
湯あそびひろば・三島乃湯で風呂に入る。
伊予三島駅から松山に向かう。
松山に向かう途中、車窓から見る夕日。
JR松山駅に到着。先日の豪雨被害で、予讃線の一部が普通になっている。バスは代行便。
今日の宿、ホテルサンルート松山に入る。
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