2020年7月17日金曜日

飯野山 (2020. 7.17)

何度か四国を訪れて、丸亀付近を通る度に車窓から見える形のいい山、飯野山に登りたいと思っていた。雨の日が続く梅雨の合間、天気のいい日を見つけて登ることにする。JRで丸亀まで行き、その日は松山に泊まり、翌日、松山沖の忽那諸島のひとつ、中島(なかじま)に行き、船で帰る1泊2日のコースを考えた。

AM8時過ぎ、JR丸亀駅南口に出る。

登山口まではコミュニティバスがあると調べてきたので、バス停と時刻を確認する。

バスの時間まで1時間以上あるので、丸亀城周辺を散策する。昨年も来たが、いまだ石垣修復中である。

もう一度バスの時刻を見ると、本数は極端に少ない。行きは時間に合わせて計画したが、帰りは、場合によっては3時間待ちになる。ふと見ると、レンタサイクルがあったので、急遽予定変更して、自転車を借りる。

土器川沿いに登山口まで向かう。

飯野山は別名、その円錐形の形から讃岐富士と呼ばれる。水田に移った、ミニ逆さ富士。

予定ではここで下車するはずだった、飯野山登山口バス停。

バス停から登山口までは坂道で、けっこうな距離がある。

案内の矢印に従い進んだら、上って下って、この駐車場に着いた。

登山口まで歩いて上る。

登山口がある、野外活動センター。マップや登山記念証が置いてある。

飯野山(讃岐富士)。
 「新日本百名山」のひとつ、飯野山の別名は”讃岐富士”。その名の通り、なだらかな裾野が美しい山。標高422メートルの小さな”富士山”の、春にはふもとに桃の花のじゅうたんが広がる。山頂から見えるのは、讃岐平野に浮かんでいるようなおにぎり形の山々と、穏やかな瀬戸内海の青い色。片道約1時間で登れる気軽さから、ウォーキングやハイキングに人気の山。”おじょも”と呼ばれる大男によってつくられたという伝説があり、山頂には”おじょもの足跡”とされる巨大な岩が残っている。(うどん県旅ネットより)

登山コースは3通りくらいあるが、いちばんポピュラーな野外活動センターからのコース。

山の南側を巻いて登るコース。歩くにつれて向きが変わるので、展望も変化に富む。

 登山道に入る。

2合目を通過。

3合目。別コースとの分岐合流点。

山を巻いて、平均して高度を上げていくので、急登はなく道も整備されて歩きやすい。ただ、本日寝不足?+暑さで、バテ気味。

4合目。 中央右に丸亀城、左は善通寺の五岳山の一つ、我拝師山。

登山道の脇には、この山の成り立ちを示す火山岩。屋島同様、讃岐岩から出来ているが、粘性と硬度の違いにより、屋島は台形上に、飯野山は円錐状になった。

5合目。

中央に、あまりの悪路で登山をあきらめた高見島

出発点より1200m、頂上まで1000m。半分を少し過ぎたところ。

6合目。ベンチがあるので、一休み。

飯野山から南東方向。右端が琴平。

8合目。飯山町登山口からのコースと合流。

右が登ってきたコース。左が飯山町コース。

山頂近くの分岐。左は山頂まで直登だが、ゆるやかな右の道を行く。

9合目。各合目には案内板がある。

登るにつれて、山を半周しているので、ここからは瀬戸大橋が見える。

頂上まで240m。前にご婦人が行くが、ここまで多くの人とすれ違った。ほとんどはシニア世代。人気の山のようだ。

野外活動センターからの別ルートとの分岐合流。下山はこちらから下る予定。

山頂までもうすぐ。

山頂に到着。

新日本百名山、飯野山。標高422m。4月22日は、飯野山の日だそうだ。

薬師堂。

ベンチで一休み。弁当を半分食べる。

少し下ったところに展望台がある。

展望台。

展望台の後ろには、飯野山他をつくったという、おじょもの足跡。おじょも伝説によると、担いできた畚(ふご)をひっくり返して山が出来たという。

展望台から、金比羅さんのある象頭山。

別の下山口を探して山頂を歩いていたら、飯野山の標高標識があった。

下山は、登りで通らなかった直登コースを下る。

 先ほどの分岐にまっすぐ下りてくる。登りのコース道を横切る。

 こちらのコースはやや急勾配。

3合目の分岐合流点まで下りる。左は登りで歩いた道、右は坂出方面に向かう道。

登山口に向けて下る。

登山口の横に出る。野外活動センターの前で一休みして、自転車で丸亀駅に戻る。

戻る途中、飯野山を見上げる。何度見ても飽きない、きれいな山だ。

時刻は14:15。丸亀駅から電車に乗る。

伊予三島駅で下車。以前見た映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」のロケ地になった町、四国中央市。展望のいい三島公園まで歩く。

書道部が映画のモデルになった愛媛県立三島高等学校の横を通る。

三島公園までは坂道。あの高架をくぐった先。紙の町らしく、製紙会社も多い。

高架をくぐり、さらに登る。左は高速の四国道。

書道ガールズロケ地の案内。

展望所へ登る。松が丁寧に手入れされている。

書道ガールズロケ地のパネル。
折からの不況の影響で活気を失っていた日本一の紙の町・愛媛県四国中央市で、愛媛県立三島高等学校書道部の部員達が我が町を盛り上げようと、地元のイベントやショッピングセンターなどで書道パフォーマンスを始めたところ、地元テレビ局の南海放送の密着取材がドキュメンタリー番組『NNNドキュメント』で取り上げられたり、やがて日本テレビの情報番組『ズームイン!!SUPER』で中継され、徐々に知名度を上げていった。2008年7月には、地元の祭り「四国中央紙まつり」の中で、第1回書道パフォーマンス甲子園が開催され、その模様を『ズームイン!!SUPER』で放送したところ大きな反響を呼び、一躍その名が全国に知れ渡ることになる。この実話を基にこの作品が作られることとなった。(ウィキペディアより)

展望所から、映画のシーンと同じアングルで。

さらに上の高いところにもう一つ展望所がある。

午前の登山と、三島公園までの歩きで、スマホの歩行計では3万歩を越えている。重い足取りで登る。

展望所の広場。

展望所から、四国中央市の町並み。

きれいに手入れされた芝生広場。ただ、人がいない。

公園から下りる途中、「四国高速道路発祥地」の塔。意味がよく分からなかったが、後でマップで見ると、たしかにこの付近で、松山・高松・高知・徳島の高速が繋がっている。

町に下りて、先ほど三島公園から見た、町のシンボルの煙突を近くから。

商店街はシャッター通り。

湯あそびひろば・三島乃湯で風呂に入る。

伊予三島駅から松山に向かう。

松山に向かう途中、車窓から見る夕日。

JR松山駅に到着。先日の豪雨被害で、予讃線の一部が普通になっている。バスは代行便。

今日の宿、ホテルサンルート松山に入る。

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