2020年4月4日土曜日

善通寺 (2020. 4. 4)


朝早くホテルを出る。

早朝の観音寺駅。

5:37の特急で多度津に向かう。列車はアンパンマン号。

 途中の車窓から、津嶋神社と参道の架橋。津嶋神社は、8月4,5日の2日間しか参拝できない。近くのJR津嶋ノ宮駅も同様に、2日間だけの駅。

6時前に多度津駅に到着。宇多津と多度津が、なかなか区別出来なかったが、何回か四国に来て、ようやく馴染んできた。多度津は、予讃線と土讃線が分岐合流する駅。

多度津港まで歩いて約20分。途中、うどん屋で朝ごはんにする。うどん県だけあって、早朝から開いている店が多い。そして安い。

多度津港に到着。

6:55の船で高見島に向かう。

多度津港を出航。

きれいな三角形の島が高見島。

船のデッキから、多度津港。一帯は造船会社が多い。

高見島に到着。乗客は10数人いたが、高見島で下船したのは、自分を含め3人。ほかの人は、もうひとつの島、佐柳島(さなぎしま)に向かった。

港の前にある観光案内図。観光といっても、特にない。海岸沿いの道を歩いて、標高300mほどの竜王山に登る。帰りの船は10:25なので、時間は十分ある。

まず、島の西側へ歩く。

 島の西部、浜集落の両墓制の墓群。
両墓制:遺体の埋葬地と墓参のための地を分ける日本の墓制習俗の一つである。遺体を埋葬する墓地と詣いるための墓地を一つずつ作る葬制で、一故人に対し二つの墓を作ることから両墓制と呼ばれる。遺体の埋葬墓地のことを埋め墓(葬地)、墓参のための墓地を詣り墓(まいりはか、祭地)と言う。(ウィキペディアより) 

墓の向こうに竜王山。形のきれいな山だ。

八幡宮の鳥居。

島の西側を歩く。

粟島

その南に、粟島同様、詫間から船で行く志々島(ししじま)。

粟島を見たところから引き返し港に戻る。途中、第1島人に遭遇。 滞在中、他に1人の男性に会った。H27年の人口は27人。

港の前に色鮮やかなチューリップ。

島の東側に向かう。

島の東部、浦集落の両墓制の墓群。

しばらく海岸沿いに歩く。島の先端が見え始めたところで引き返す。

高見島と同じ塩飽諸島のひとつ、讃岐広島。昨年1月に訪れている。

讃岐広島の北西に、手島と小手島。

港方面に戻る途中、第1島犬に遭遇。

高見いこいの家はコロナウイルスのため閉鎖中。

いこいの家の前に竜王山の登山口がある。

詳しい竜王山参道経路図。

少し登ると旧高見島小学校。

小学校の前の小さな公園。桜が満開。

石垣の坂道を登る。

坂の上から、手作り感あふれる石垣。

中塚邸石垣。

ここで携帯用の経路図を借りる。左は入口で借りた杖。これらは「さざえ隊」というボランティアの方々によるもの。

中塚邸石垣の横を登る。

竜王山への矢印。この先、道が分からず行ったりきたりする。登山を止めようかと思ったが、もう一度ネットで調べる。

調べた結果、この道を入ることを知る。

いきなり藪。

2合目の案内があるから間違いない。

貯水場みたいなものがある。

坂は急で、落ち葉が積もり、滑って歩きにくい。消耗が激しい。

4合目くらいまで登ったろうか。今日は午後から登りたい山があるので、体力温存のため、ここで断念する。これまでの登山で始めての挫折?

特に山頂で見たいものもないので、潔く下山。下りも落ち葉で滑って疲れる。

人家が見えるとこまで下りてきた。

中塚邸石垣の角から東に向かう。

竜王山への入口。ここからも登れるが、あの分岐で迷っただろう。

いろいろ案内がある三叉路。

 高見島は、映画「男はつらいよ」46作、「寅次郎の縁談」のロケ地になった。

同じアングルの写真。

ロケ風景の写真。

三叉路をまっすぐ東に行く。石垣が目を惹く。

桜の向こうに戎大明神。

 戎大明神から引き返し大聖寺。

大聖寺から港方向。

登山口に下りる。

高見島郵便局は「CLOSED」。

港に戻る。

竜王山、手ごわい山だ。

船の待合所。

時間まで波止場で休む。

 佐柳島からの船がやって来た。

 高見島を後にする。

船のデッキから、高見島全景。

11時前、多度津港に戻る。

多度津駅から土讃線で善通寺に向かう。

善通寺に到着。善通寺は弘法大師・空海の誕生の地。

善通寺駅。

駅から善通寺まではしばらく歩く。ここが市街地の中心部だろうが、多くの店が閉まっていて閑散としている。

善通寺方向、向こうに見えるのが、午後から登ろうと思う山々。手前が香色山、その向こうが筆ノ山。

南大門に到着。「五岳山」とあるが、五岳山は、香色山・筆ノ山・我拝師山・中山・火上山の総称で、独立峰が連なった山。

境内に入って左に、クスノキの大樹。

御神木になっている。

右に五重塔。

釈迦堂。

東側から一度外に出て、赤門を撮影。

境内に戻り、釈迦堂と五重塔。

金堂(本堂) に参拝する。善通寺、第七十五番札所。昨日の神恵院・観音寺と合わせて、ミニお遍路?

手水場にも、ウイルス感染防止の注意。 今日は省略させてもらう。

「身体健全」の線香を焚く。

境内は広い。家族連れが鳩と戯れる。

金堂と五重塔。

善通寺は、五重塔がある東院と御影堂がある西院に別れている。東院から西院へは中門を通る。

中門の北側の五百羅漢。

 南側の五百羅漢。

東院へ通ずる参道の屋台も閉まっている。

東院の仁王門。

仁王門を通り廻廊入口。

 廻廊を歩く。

廻廊を出たところに、御影堂(みえどう)。

御影堂の地下には約100mの通路の「戒壇めぐり」がある。真っ暗な中を手探りで進む修養の場所。500円払って挑戦する。ここもウイルス感染予防で、ビニールの手袋をして入る。左手で壁を伝って進む。入口を中から写したもの。

途中で撮影したが、本当に真っ暗。

明かりが見えてきたのは引き返し場所。弘法大師の教えがアナウンスされる。

無事、戒壇めぐりを終え、御影堂の横を出口に向かう。

正覚門を出る。

済世橋を渡る。

橋の上から。善通寺参拝者用の駐車場、その向こうに香色山と筆ノ山。香色山には左に見える神社から登る。

 大鳥居を通る。

鳥居の上に稲荷大明神。

香色山へは登山道と参道の2コースあるが、今日は直進の参道を登る。

登山道を横切り参道へ。

参道を登る。

登山道は蛇行しているので、また登山道を横切ることになる。

参道を登り、奥の院。参道はここまで。

下りて登山道を行く。

傾斜は緩やかなので、午前中の高見島に比べ、断然歩きやすい。山頂まで563m。

途中、善通寺が見える。

休憩所があるが、勢いがあるのでノンストップ。

山頂まで41m。

香色山山頂。標高157m。

山頂にも仏像がある。

善通寺市街。向こうに讃岐富士も見える。

展望所で昼ごはん。しばらく休む。

これから登る筆ノ山。

ここからは携帯してきたマップを参考にして歩く。

筆ノ山に登るには、一度香色山を下る。

山つつじの咲く道を下る。

 途中で登ってくる男性と出会う。

この道は、「空海ウォーク」と言う。五岳山を縦走するコースである。自分はその中の2つを登ることになる。

行者堂まで下りてきた。

林道に出るが、ここで筆ノ山の登山口が分からず、うろうろする。

最初林道を反対方向に下っていたが、逆に少し登ったところに、平谷登山口があった。香入山から下山したとこで案内がほしい。

気を取り直して筆ノ山登山開始。

途中から急登になる。

ピンクテープをたよりに登る。

尾根に出た。山頂まで25分。

しばらく尾根伝いに歩く。

 途中からまた坂道。かなりばてている。

大坂峠登山口からコースと合流。

筆ノ山山頂に向かう。

視界が開けてきたが、日差しも強い。へとへと。

岩場。山頂が近い雰囲気。

筆ノ山山頂。標高296m。

五岳山の連なりが見える。善通寺でいちばん見たかった景色。これを見るために、息きらして登ってきた。

香色山は隠れてよく見えない。

山城でもあったのか。水溜めのようなものがある。

筆ノ山を下りる。

展望はなく、ひたすら木々の中を下る。

西山分岐点。朝比奈登山口からのコースとの分岐合流。

 空海ウォークの案内。 空海ウォークは香色山から西山登山口を経て筆ノ山に登る。自分じゃ、ミニ空海ウォークなので反対に進んでいる。

石鎚教会奥行場の矢印がある。マップでは行場に寄るようになっていたが、今日はスルーする。

下山道を進む。

建物が見えてきた。

空海ウォークの正式な登り口。

石鎚善通寺教会の下に出る。

香色山への矢印がある。先ほど、香色山から下りたところに「空海ウォーク」の矢印があったが、ここに繋がっている。

ワンちゃんが見送ってくれた?

みかん畑の向こうに香色山。

西山登山口に出る。

善通寺の五重塔の見える道を、駅に向かう。今日の歩数はすでに3万歩を越えている。足取りは重い。

特急南風で岡山まで戻り、新幹線で帰る。

伊吹島から始まり、何気なく企画した旅だったが、予想以上に盛りだくさんだった。

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