暑さの増す夏の盛りに、宮島弥山に登る。
最近のお気に入りTV番組「プラタモリ」の「宮島」編を、ネットの配信動画で見て、登ってみようと思ったのがきっかけ。
これまで、自宅近くを何コースかに分けて、休みの日の朝夕にウォーキングしていたが、遠くへ出かけるのは今回が初めて。Amazonでリュックを買い、
準備も万端。
宮島口のコンビニで弁当とお茶を買い、ペットボトルもリュックのサイドポケットに差して、やる気満々のスタイルで出かける。
弥山に登るには、大きく分けて、2つある。
A 麓から歩く(これには何パターンかある)
B ロープウェイを使って、獅子岩まで上がり、そこから弥山頂上に登る。
弥山の標高は535m。Aはしんどい、迷わずBを選択。ロープウェー乗り場の紅葉谷まで歩く。
坂を上り、ロープウェー紅葉谷駅に到着。すでに、息切れしている。先が思いやられる。
ロープウェイ料金は結構高い。片道¥1000、往復¥1800。
乗換のみの榧谷(かやたに)で乗り換え、終点の獅子岩駅に到着。所要時間約15分。料金の割には、短い気がする。
ここから弥山の頂上までは歩き。来るまでは、ロープウェーを利用すれば楽勝と思っていたが、見渡すと、道のアップダウンがかなりあって、結構しんどそうだ。せっかく、リュックを新調し、恰好はばっちりなので、がんばろう。
気合入れたが、体力が伴わず、坂を下り登り、足はがくがく、「消えずの火」がある霊火堂までたどり着く。
ここから、また右の階段を登って頂上を目指す。暑さも厳しく、すれ違う人々、同じ方向に行く人々、フーフー言いながら、汗だくだく。おそらく、宮島観光の一環で、ロープウェーで簡単に上れる弥山に来たが、ロープウェー終点から、弥山頂上まではかなりある。ロープウェー終点で、眺望して引き返す手もあるが、せっかく高い料金を払って登っているので、弥山頂上まで行こう…
山登り用のスタイルの人も見かけるが、ほとんどは観光地スタイル。中には、かかとの高い靴の女性もいる。ほとんど、ロープウェー終点=弥山頂上のイメージで来られたのだろう。自分が、ロープウェー終点から弥山頂上への移動は、たいしたことないと思っていたように。
ついに、頂上に着く前の「くぐり岩」手前にある、大岩で大の字で横になって、一休み。
やっと、弥山頂上に到着。このくらいで喜んでいては、本格的に山登りする人から見れば笑われそうだが、自分にとっては一大事業。
眺めはすばらしい。どちら方面の写真か覚えていないが、多分、廿日市(本土)方面。
頂上の展望台休憩所で、初老のご夫婦が話していた。
「気まぐれで登るもんじゃないね…」
おそらく、観光地気分で来られたのだろう。
おかあさんは、手にうちわ。おとうさんは、頭に手ぬぐい。何とも微笑ましい光景。
また、獅子岩駅まで戻ることを思うと、気が重くもなるが、しばらく無の境地で、眺望しながら休憩。
人生、後悔することばかりで、「ごめんね地蔵」でお唱え。
「おん かかかび さんまえい そわか」x3回
「消えずの火」の御堂にも入り、¥200でろうそくを灯す。
独り身なのに「家内安全」。まあいい、家族は他人、他人は家族。人類の平和のために。
imagine all the people living in the peace
下りだから、歩いて降りる手もあるが、頂上行で体力を使い果たしているので、帰りもロープウェー利用。
実は、ウォーキングの時にiPhoneの歩行計アプリで歩数カウントしている。1回のウォーキングの目安を最低5000歩以上にしている。今日は、高低差はあるが、単純な歩数統計は、それほどでもない。
で、紅葉谷駅から宮島桟橋までは、通常とは別の山越えルート(うぐいす歩道? もちろん夏なのでうぐいすは鳴いていないが…)を歩く。
木漏れ日が気持ちいい。
鹿も木陰で休んでいる。
夏の盛りの宮島弥山でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿