2018年11月29日木曜日

久留米 (2018.11.29)



13:25、JR久留米駅に到着。久留米、当初、今日の旅の本来の目的地ではなかった。熊本のついでに加えたもの。特に行きたいところがあったわけでもない。それでも、事前調査で、高良大社からの展望がいい事を知り、行ってみたいと思った。高良大社は九州では大宰府に次ぐ参拝者数で、有名な神社らしい。 高良大社まではバスを利用する。事前に調べておいたのだが、バス停で探しても、どのバスかはっきりしない。まあ、マップ上直近のバス停で下りればいいので、すぐにきた「信愛学園行き」のバスに乗る。

久留米大学近くで下りればいいので、久留米大学前で下車。たった一人の乗客だった自分が降りて、バスの乗客はいなくなった。

久留米大学。 

近くを久留米と大分を結ぶJR九大線が通っていて、これはJR久留米大学前駅。 

マップを頼りに、高良大社に向かう。あの山の上に見えるのが大社か。結構ある。実は、熊本ラーメンを食べた頃から、左足首に痛みを感じ始めていた。どこかでひねったわけでもないのに、歩くたびに痛む。痛みがなければ「よし、歩こう!」と気合も入るのだが、山の上まで持つかどうか心配になる。 

とにかく行けるとこまで行こう。大社の鳥居をくぐる。 

 九州自動車道の高架下をくぐり、それらしい雰囲気になってきた。

登山口が見えてきた。 

車で登れる車道もあるが、歩行者用の石段を登る。 

予期せぬ登山で、今日はトレッキングポールを携帯していない。先日の三倉岳登山で、杖の効果を実感している。運よく、備え付けの杖があったので、2本借りる。 

平日だが、紅葉シーズンとあり、登山者も多い。結果、登る間10人くらいに出会った。

レスキューポイント。緊急時には番号で知らせる。小谷城址と同じシステムだ。

途中の東屋で一休み。

本坊跡が紅葉のスポットになっている。

門をくぐった広場。紅葉がきれいだ。

登山を続ける。

車道と出会う。車道は横切り、石段を登る。

天然記念物の説明がある、孟宗竹。先日の嵯峨嵐山の竹林の小径を思い出す。

 この階段が最後の階段だろう。

あともう少し。

大社に到着。標高は219m。ちょっとした登山だった。なんとか足ももった。

「高良山神鶏」。普通の鶏にしか見えないのだが…

高良大社。七五三のお参りもある。
高良大社:久留米市中心部の東方に鎮座する。古代から筑紫の国魂と仰がれ、筑後一円はもとより、肥前にも有明海に近い地域を中心に篤い信仰圏が見られる。厄年の厄ばらい・厄除け開運・延命長寿・現代では交通安全のご利益でも名高い。また芸能の神としての信仰もある。高良大社自体が名神大社、筑後国一宮であるほか、本殿に合祀されている豊比咩神社が名神大社、境外末社の伊勢天照御祖神社が式内小社、味水御井神社が筑後国総社であるとされる。社殿は国の重要文化財に指定されており、神社建築としては九州最大級の大きさである。 (ウィキペディアより)

今日はちゃんとお賽銭を上げる。末長く歩けますように二礼二拍手一礼のはずが、間違えて二拍手二礼一拍手してしまった。足の痛みに気をとられたか。不覚であった。

境内の中に展望所がある。

眼下を一望できる。

有明海方面。

筑後川方面。

ズームイン。ゆめタウン久留米が見える。

参拝と展望を終えて下山しようとする。高良大社奥の宮への矢印がある。今日は足も痛いので遠慮する。

展望所の横に、体の不自由な人用のリフトがある。

自分は歩いて下りる。

下りたところ。ここに駐車場があり、車で参拝に来た人はここから登る。

駐車場。まあまあの駐車数。

茶屋も開いていた。

下山は、登ったときの石段は着地時に足に響くと考え、距離は長くなるが車道を歩くことにする。

先ほど橋って登っていった学生たちが下りていく。

自分が登った山歩きはAコースらしい。Bコースの登山口がある。

途中、眺望の開けた地点に出る。有明海方面。

その中に、仏像らしきものが見えたのでズームイン。後で調べたら、成田山久留米分院の救世慈母大観音というものらしい。

最初の登山口に戻る。重宝した杖2本、間違いなくお返しする。

左足首の痛みがひどくなっている。次の目的地は温泉だが、マップで計ると徒歩約50分。とにかく久留米大学まで戻ろう。九州自動車道の下をくぐる。

久留米大学近くのコンビニで一服。先ほど登った高良大社を振り返る。痛む足でよくぞ登ったものだ。ここを計測の起点とすると約2時間半の山登りだった、

温泉は石橋文化センターの裏にある。夕方で利用する学生も多く、比較的バスの本数も多いので、久留米大学バス停から文化センター前バス停までバスに乗る。
(石橋文化センターバス停) 

石橋文化センターには寄らず、一路温泉へ。
石橋文化センター:1956年4月、久留米市で創業した大手タイヤメーカー・ブリヂストンタイヤ(現・ブリヂストン)の創立25周年を記念して、ブリヂストン創業者の石橋正二郎が久留米市に寄贈する形で開園。2006年、開園50周年。2016年、石橋財団撤退により久留米市美術館となる。 (ウィキペディアより)
*石橋→Stone+Bridge→前後逆にして→ブリッジ+ストーン→ブリヂストン

足を引きずりながら、湯の坂・久留米温泉に到着。

入浴料\730。

出たときはすっかり日が暮れていた。時刻は夕方6時。帰りの経路は、JR久大線の久留米大学前 まで行き、JR久留米駅から新幹線か、西鉄久留米から博多天神まで行き、福岡空港線でJR博多駅まで、そこから新幹線の、2パターンがある。足の痛みを考え、乗り換えは多くなるが西鉄駅のほうが近いので、後者を選ぶ。西鉄久留米駅に着くまで、足の痛みを紛らわすため、iPodに入っている、久留米出身の松田聖子の歌を聞きながら歩く。ちなみに、森高千里は熊本出身なので、今日はくしくも、自分もよく聞いたかつてのアイドル歌手2人の出身地を訪れる結果となった。

 西鉄久留米駅に到着。どちらかと言うと、久留米駅は西鉄のほうが賑わいが多い。

久留米での足取り。

特急で約30分、博多天神駅に到着する。時刻は午後7時。地下鉄でJR博多駅まで行き、新幹線で広島に帰る。

思わぬ足のアクシデントだったが、無事2つの街の街歩きを終える。