2020年3月29日日曜日

宗箇山・大茶臼山 (2020. 3.29)

広島市西区の大茶臼山に登る。最初は、西広島からバスで己斐峠まで行き、登山の後は五月が丘団地に下山するつもりだった。下調べするとき、三滝から登る縦走コースがあるのを知り、三滝から登ることにした。コースは以下のとおり。

朝7:20、JR可部線の三滝駅で下りる。

緩やかな坂を登り、三滝寺に向かう。三滝寺には、紅葉の時期に何度か来たことがあるが、そのときは山には登っていない。

現地の登山道を確認。正式には宗箇山だが、三滝山とも呼ばれている。

三滝寺参道入口に到着。

以前はなかったが、入寺料のお願いがある、保守費用に使われるので快く、200円を投入。入れる場所で硬貨が落ちるときの音色が異なる。

宗派を超えた四大開祖像。左から、空海・親鸞・道元・日蓮。

鐘楼をくぐる。

「ぼくたちはヒロシマの鳥…」。原爆投下の直接的被害を免れた三滝地区には、多くの被爆者が運ばれ、多くの方がなくなった。

本堂に向かう。

十六羅漢。

名の通り、三つの滝があるが、これは梵音の滝?

本堂の下に到着。

本堂の舞台から見下ろす。シニア女子が参拝中。

本堂の近くに登山道があると調べてきた。

本堂の裏手に登山道があった。

少し登ると鎮守堂がある。絵馬の奉納所になっている。

鎮守堂の前にも滝があった。

さて、登山開始。先をヤング女子2人組が行く。途中で彼女らを追い越す。

今登っているのは、Aコース。

少し分かりにくくなったが、ピンクテープを辿り登る。

また、Aコースの標識。各所に案内があるので迷うことはない。

竹林を行く。

尾根に出る。

高峠山への分岐。ここは右折し三滝山(宗箇山)に向かう。

尾根伝いに歩く。

標識のない分岐に遭遇。ピンクテープが右のコースにあるので、右だと思うが、最近よく迷うので、ちょうど来られた地元シニアに確認する。「三滝山はこちらでいいですか?」
彼は、宗箇山と言い換えた。人により呼び方があるようだ。

大茶臼山への分岐。宗箇山に行った後、ここまで戻ることになる。

山頂へ向けて、最後の坂を登る。

木々のトンネルを抜けて…

山頂に到着。宗箇山(三滝山)356m、三滝山(宗箇山)356mと、2種類の表示がある。

四代目、宗箇松。
宗箇山:戦国武将で茶人の上田宗箇がこの山に松を植えたのが名称の由来である。そのため「植松山」とも呼ばれる。宗箇は広島城本丸・縮景園(泉邸)・上田家上屋敷に設けた茶屋「和風堂」の3ヶ所から望める借景としてこの山を選び、山頂に大きな赤松を植えた。そのためにこの松は「宗箇松」、山は「宗箇山」と呼ばれるようになった。宗箇が植えた初代の松は落雷で焼失し、2代目は軍部(旧陸軍)が対空陣地構築のために伐採、3代目は戦後にマツクイムシにより枯死しており、現在の宗箇松は1998年11月29日に植樹された4代目である。(ウィキペディアより)

山頂は、グループで来てもゆっくり弁当を広げられる広さがある。

 山頂から、広島市街と似島、江田島。

山頂から、鈴ヶ峰と厳島。

 大茶臼山への分岐に戻る。

かなり急な坂を下る。

こちらから登るのは大変だろう。ロープ伝いの箇所もある。

白い建物は、大茶臼山へのコースの入口はある、グループホームソシア。

山頂の白い建物が、大茶臼山の山頂あたり。あそこまで登る。

鍬投げ峠に出る。
名前が面白い。鍬を投げ捨てるほどきつい峠かと思ったが、調べてみると…
『 昔、山本村と己斐村の境界争いがあり、境界を決める為に、この地で『鍬を投げ』落ちたその位置に基づき決着させた事から、そこを「鍬投げ峠」と名付けられたという言う峠である。』ということらしい。

 舗装路を少し下ると、大茶臼山へ標識があった。縦走路入口は、グループホームソシアの奥にある。

この階段が入口。

道が藪に覆われている。ちょっと不安なので、ネットの画像で確認する。

それらしい道になった。

標識があるので間違いない。

緩やかな坂を歩く。


 目印になりそうな鉄塔が見える。

鉄塔の手前に、丸山への分岐がある。

鉄塔の横を通過。

山道は、雨で思い切りえぐられている。上段をそろりそろり歩いていると、後ろから走ってくる足音。ヤング男子2人組が、トレイルラニングの練習で走り抜けていった。

畑峠に出る。

ここも林道を少し歩いて、大茶臼山への登山道に入る。大茶臼山の標高は411m。宗箇山から少し下ったが、現在のヒョウ子は330mくらい。7~80mの標高差を登ることになる。

大茶臼山へ、登山開始。

しばらく木々のトンネルを行く。

第1の鉄塔が見える。

今歩いているコースは、「西区やまなみハイキングルート」と名づけられている。

第1の鉄塔の横を通過。後でマップで確認すると、NHK広島己斐固定局。

続いて第2の鉄塔が見える。

第2の鉄塔の横を通過。己斐デジタルテレビ中継局。

山頂の電波塔?に到着。

大茶臼山、標高411m。標識があるだけ。眺望はない。

下山する己斐峠に向かう。

「西区やまなみハイキングルート」は「ガードレール越え」。右に下る。

林道の下を進む。

うっかり見落としそうになった、己斐峠と五月が丘団地の分岐。ここは左折する。

石畳の整備された道になった。

視界が開け、展望岩。山頂からの見晴らしがなかった分、ここはいい。

五月が丘団地、ビッグアーチがある広域公園方面。

先ほど登った宗箇山。

広島市街。

眺望を楽しんでいたら、独り言のようにハアハア言いながら、中年シニアが登って来られた。横川から己斐峠まで車で来て登って来られた。しばらく立ち話して、先に下山する。

見晴らしもよく、展望岩付近が大茶臼山のスポットのようだ。

己斐峠から登るときには鎖も必要。

展望岩を後にする。

分岐でシニア男性に出会う。宗箇山には登ったことがあり、大茶臼山コースへの急な坂も御存知だった。今日は、己斐峠から登ってきたが、あの急登から宗箇山に登るのは大変なので、どこかの分岐でスルーするつもりであるとのこと。自分の持っているマップで、通ってきた丸山への分岐を確認してさしあげた。

あとは己斐峠までひたすら下る。

ここも思い切りえぐれている。

己斐峠の登山道口が見える。子供が2人立っている。

子供たちは先に登って、家族を待っていた。年配者は、すでに息切れしている。これから展望岩まで登られるのだろうか。

己斐団地。

国泰寺。

登山道入口からの階段は整備されているが、距離がはんぱでない。

道路脇の入口に下りる。

見上げれば急な階段。年配者が息切れしたのも分かる。

己斐峠からバスで、JR西広島まで行き帰る。

合間合間に、尾根歩きがあって足を休めることができたのか、さほど疲れを感じなかった。