旅の2日目。雨も上がり、今回の旅の主目的である、吉野山の花見に行く。6時からホテルで無料朝食のサービスがあったが、早く着きたいので6時前にはホテルを出る。
近鉄橿原線・筒井駅から電車に乗る。
橿原神宮前で、吉野行きに乗り換え、7時半に近鉄吉野駅に到着。大阪から直接来る場合は、阿部野橋駅から特急「よしの」で直通で来ることができる。
行きはロープウェイを使うので、千本口の乗り場に向かう。
ロープウェイで吉野山(山上駅)に向かう。
約3分で吉野山(山上駅)に到着。
駅の横から下を見る。このあたりが下千本になるのか。
駅からしばらく歩くと、吉野山金峯山寺の総門である黒門に着く。昔は公家大名といえども槍を伏せ、馬をおりて歩いたといわれる。ここを過ぎると、いわゆる吉野山になる。
吉野山の桜は、おおまかに下・中・上・奥千本の4エリアに別れていて、吉野町の開花情報も、エリア別に発表されている。ちなみに、今年は満開は、下9日、中10日、上13日、奥20日となっている。(気候の関係だろう、発表の度に後にずれたようだ。) そして、今回の旅では、奥千本の上、西行堂まで歩いて登るつもり。気合を入れている。
花見情報としては、距離感がつかみにくいが、このマップをプリントして携帯した。
近鉄橿原線・筒井駅から電車に乗る。
橿原神宮前で、吉野行きに乗り換え、7時半に近鉄吉野駅に到着。大阪から直接来る場合は、阿部野橋駅から特急「よしの」で直通で来ることができる。
行きはロープウェイを使うので、千本口の乗り場に向かう。
ロープウェイで吉野山(山上駅)に向かう。
約3分で吉野山(山上駅)に到着。
駅の横から下を見る。このあたりが下千本になるのか。
駅からしばらく歩くと、吉野山金峯山寺の総門である黒門に着く。昔は公家大名といえども槍を伏せ、馬をおりて歩いたといわれる。ここを過ぎると、いわゆる吉野山になる。
吉野山の桜は、おおまかに下・中・上・奥千本の4エリアに別れていて、吉野町の開花情報も、エリア別に発表されている。ちなみに、今年は満開は、下9日、中10日、上13日、奥20日となっている。(気候の関係だろう、発表の度に後にずれたようだ。) そして、今回の旅では、奥千本の上、西行堂まで歩いて登るつもり。気合を入れている。
花見情報としては、距離感がつかみにくいが、このマップをプリントして携帯した。
花見シーズンで、商店街もすでに開いているところが多い。
銅の鳥居を過ぎる。
金峯山寺(きんぷせんじ) 下に着く。
ただいま工事中。吉野山は、昨日の高野山同様、行者の修行の場所である。ただし、今回は花見中心で、寺社はざっと見で終わる。
金峯山寺の表側。
下に塔が見えるが、マップで見ると、あのあたりが吉野朝跡のようだ。
下に下りる。南北朝時代、南朝の朝廷が吉野に置かれた。 今回、寺社見物はそこそこだが、南朝跡とその中心人物だった後醍醐天皇関連のスポットは回ろうと思っている。
一度、金峯山寺に上がり、上千本に向かい歩く。向こうの山の斜面が桜に覆われている。
吉水神社に下る道があるので下りる。
振り返ると、桜の向こうに金峯山寺が見える。
吉水神社への坂を登る。
吉水神社。
吉水神社:もとは金峯山寺の格式高い僧坊でしたが、明治の神仏分離によって神社となりました。源義経が弁慶らと身を隠したこと、後醍醐天皇の行宮であったこと、豊臣秀吉が花見の本陣とした等の歴史的逸話で知られています。 (吉野山観光協会HPより)
入館料を払って、義経や後醍醐天皇関連の展示を見学できるが、今日はパスする。
南朝皇居碑。
吉水神社は、南朝跡以外に桜のビューポイントでもある。
一目千本。確かに、山を被うたくさんの桜は絶景である。
勝手神社に到着。
残念ながら、2001年の不審火で消失している。
ここで本道を逸れて、後醍醐天皇稜があるという如意輪寺に向かう。右に行けば上千本だが、左に下りる。
遠くに如意輪寺が見える。マップではさほど遠くもない感じだったが、かなりの距離がある。坂の上り下りもある。
坂を下って、ズームアップ。
坂ノ下。ここで左に行くと、下千本を見ながら吉野駅まで下りる。
吉野駅に向かう道。桜に被われている。
自分は如意輪寺に登る。「後醍醐天皇が歩かれた道」だそうだ。
あたりの山は桜に被われている。このあたり、中千本になるだろう。
さらに登り…
如意輪寺の門に到着。ここも一目千本をうたっている。
「後醍醐天皇勅願寺」。勅願寺(ちょくがんじ)とは、時の天皇・上皇の発願により、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のこと。
後醍醐天皇稜に向かう。
坂を登った高台にひっそりと立つ。
後醍醐天皇御霊殿。
トイレも使いたかったので、入園料を払って庭園に入る。
桜の間に、先ほど歩いた商店街一帯が見える。かなりの距離があるのが分かる。
多宝塔。
桜色一色の風景の中、黄色が鮮やかだ。
足利尊氏軍との湊川の戦いで戦死した楠正成の像。たしかに、ここは南朝一色のエリアだ。
如意輪寺を下りる。
これから向かう上千本あたりを臨む。かなり登るようだ。
こちらは先ほど本道から下った道。そこをまた登り、本道に戻ることにする。
本堂に戻る。今度は右に行く。
しばらく登るとバス停がある。吉野中千本公演バス停。ここが、下か中か上かを確認するために、場所を示すものを写真に撮る。ここは中千本。
この上に奥千本行きのバス乗り場がある。今回はバス利用の予定はない。
中千本から上千本への坂を登る。
ここも外国の観光客が多い。店のおじいさんが片言の英語で会話している。お客はどうやらオーストラリアから。
花見といえど、山のぼりではある。
先ほど行った如意輪寺が遠くに見える。もう、こんなに登ってきたのか。
上千本を示す案内。
坂道が蛇行しながら急勾配が続く。
下を見ると、多くの人が写真を撮っている。ビュースポットに違いない。道を逸れて下まで下りる。
確かに絶景だ。
ズームアップ。
来る前に何度も見た吉野山のライブ映像のアングルに近い。
(インターネット自然研究所・吉野山上千本から望む吉野桜と町並みより
画像取得日時 - 2019/04/14-15:00 )
桜の道をひたすら歩く。
先ほど絶景を写したあたりを見下ろす。
もう一度、あのアングルで絶景を写す。何度とっても飽きない風景だ。
さくら咲競プロジェクト。
丸太で作った腰掛に座り風景を楽しむ企画だろうか。
マップにあった花矢倉展望台に到着。
ここで、コンビニで買ってきたおにぎり弁当を食べようかと思ったが、座敷への持ち込み料がいるので後に回す。
花矢倉展望台から吉野町一帯。
水分神社に到着。
楼門。
回廊。
本殿。
写す写真には、だいたい写真を撮る人が写る。自分も誰かの写真に写っているだろう。
神社を下りて歩く。山もかなり高くなって、少し人が少なくなった気がする。
高城山展望台に登る。
高城山展望台。
この辺に来る人は、トレッキングポール持参など、山歩きとして来ている人が多い。
展望台から。
ここで弁当を食べる。
展望台を下りる。
下りたところに、高城山展望台バス停がある。時刻表では、本数は少ない。
上千本から奥千本に向かう。
金峯神社修行門に到着。
鳥居の前が、奥千本口バス停。観光シーズンなので臨時便が頻繁に運行している。中千本でみた、奥千本行きのバスはここまで来る。
このあたりから奥千本になる。花は開きかけた頃。
金峯神社に到着。
金峯神社拝殿。
神社横の道を西行庵に向かう。
歩く人もちらほらいる。
西行庵への分岐点。西行庵は左に下るようになっている。
荒涼とした山間を下る。
奥千本を示す立て札がある。ここが奥千本に違いない。
よく見ると桜を植えたばかりのようである。何かの異変で、桜が枯れたのだろうか。
今日の最終到達地点、西行庵。時刻は12:20。登り始めは8時前だったから、約4時間半歩き続けたことになる。
広場には、おばさんたちのトレッキンググループ。
順路から行くと直進なのだが、許可を得ているのだろうか、グループは、自分が先ほど下りてきた道に左折した。
自分は順路に従い、彼女らとは反対の坂を登る。
広場に出た。四方正面堂跡。
奥千本、残念ながら木も少なく、花もつぼみ。自分は山歩きとして来たが、花目当てに来た人はがっかりだろう。
金峯神社に戻る道を歩く。
金峯神社と青根ヶ峯の分岐。青根ヶ峯は吉野山での最高峰。標高858m。
向こうに見えるのが青根ヶ峯。
金峯神社へ戻る。
金峯神社の横、西行庵へ行く道の反対側に、義経隠塔へ行く道があるので下りる。
下りてすぐ。
義経隠塔。義経も後醍醐天皇も、吉野山に身を潜めた。吉野山には人をひきつける何かがあるのだろう。
下の展望所では、シニア女子がオカリナの練習をしていた。
奥千本をあとにする。最初は、下千本・吉野駅まで歩いて下りるつもりだったが、坂を下りたところ、奥千本口バス停にちょうどバスが来ていて、発車直前だったので乗車した。
離合も困難な曲がりくねった道を下ること15分。朝見かけたバス停に戻る。バスであれだけ下った道を、歩いて登ったのかと、われながら感心する。
バス停の下のほうに見晴らしのいい駐車場があった。
午前中行った如意輪寺方向。
アングルを少し右に、山の上まで被う桜の三角が印象的。
上千本方向。
これらのパノラマ。
上千本くらいまでは、自家用車で登る人も多く、車が来るたびに路肩に避けていた。事情はあるのだろうが、歩いたほうが、迷惑にもならないし景色も堪能できるのにと思うのだが…
商店街の一部は、午前9時から方向者天国になっている。(懐かしい言い方)
通りは人でいっぱい。自分は早朝に来て正解だった。
黒門まで戻る。
帰りはロープウェイに乗らず、歩いて下りることにしていた。大橋にさしかかる。
大橋の上から、下千本。
橋の横から下り道に入る。
下りながら下千本を楽しむ。
この坂は七曲といって、大きく蛇行している。
ちょうどロープウェイが通るところ。
山を被う桜。これが吉野山の桜の象徴だ。
近鉄吉野駅に着くが、なんとも名残惜しい。
もう一度、桜の山を振り返る。
店でさくら色のソフトクリームを食べながら、しばらく花見の余韻に浸る。
帰りの乗客もいっぱい。全席指定の特急は早々と売り切れる。まあ、自分は、今日は風呂に入る時間があるので、各駅停車のほうがいい。
急行で橿原神宮前まで行き、そこから普通で、浮孔(うきあな)駅で下りる。
駅から歩いて15分のところに、風呂がある。行く道の川辺が、偶然にも桜並木であった。
橿原ぽかぽか温泉。入浴料¥650。湯に浸かり旅を振り返る。これもまた楽しみのひとつ。
風呂から上がり、また浮孔駅に向かう。一駅先の高田市で特急に乗り換え、大阪阿倍野橋まで。御堂筋線で新大阪、新大阪から新幹線で帰る。
吉野山の桜。確かに日本一の桜の名所だ。期待通り、満足する花見だった。2日間では、墓と桜。印象的な旅となった。
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