山陽自動車道を徳山東インターで降り、櫛ヶ浜方面へ下る。櫛ヶ浜は子供時代に過ごした町だが、道路も町並みもすっかり変わり、少し戸惑う。スーパーやコンビニが増えて、記憶の中にある道・店もすっかり消え失せている。
迷いながらも、太華山の車道登り口に到着。
ガードレールがない個所が多いので、運転には細心の注意が必要だ。
左が下り専用車道。帰りはここを通る。
山頂へ上がる階段。下りてくるおじさんに出会う。
山頂広場。どこか見覚えがあるが、なんといっても50数年前のこと。定かではない。
見晴らしのよさそうな第2広場に行く。
なんといっても春霞。靄がかかって何も見えない。笠戸島方面。
最初の広場に戻り、徳山方面を望む。霞の中、コンビナートが見える。
自分が生まれ育った櫛ヶ浜にズームイン。随分変わっている。
駐車場脇にある、歩行用登山道。もうひとりのおじさんが息を切らして登ってきた。季節がらか、短い時間に2人の登山者がいるので、この山にしては結構な登山率だ。
下り専用車道を下りて粭島に向かうが、海沿いの舗装路は出光の私有地になっていて、関係者以外通行不可。自動車がぎりぎり通れる山道に入る。マップで表示はされているので、粭島に出られるだろう。こんな山道、まず来ることはないと思うが、対向車が来ないことを祈る。
粭島の最南端。車道はここで行き止まり。
向こうにさっき登った太華山が見える。
粭島小学校は既に廃校。校舎の大きさから判断すると、かつてはかなりの生徒がいただろう。「周南市立粭島小学校は、平成24年度末をもって閉校いたしました。」(粭島小学校の旧HPより)
粭島と大島半島は小さな橋でつながっている。
半島の東側を走る。この地にしては車が結構走る。バスも少ないので、自家用車は必需品。下松市も笠戸大橋も霞で見えない。
県道366線に合流し、下松駅を過ぎたあたりで、笠戸島へ右折する。橋を渡る前に、手前で橋の下の洲鼻公園に行ってみる。笠戸大橋を下から写す。
笠戸大橋を渡った所。笠戸大橋:1970年開通、476.2m。
脇道に逸れて、橋の全体を写す。
大城に向かう途中、夕日岬。
夕日岬からの眺望。夕日でなくとも、いい眺め。
南国リゾート地宮崎を思わせるようなヤシの木。笠戸島には、道沿いに駐車場の完備した眺望スポットが多くある
国民宿舎大城に到着。
風呂に入る前に、傍にある小山の上公園で弁当を食べることにする。
公園からの眺めもすばらしい。
弁当はコンビニの「おにぎり弁当」だが、すばらしい景色を見ながらの弁当は格別。弁当の左はマイタオル袋。
入浴料、下松市民¥500、市外は¥700。自分は下松市民ではないので¥700。瀬戸内の島々を眺めながらの露天風呂は最高。
風呂でゆっくりした後、もう一つの目的地、室積・象鼻ヶ岬に向かう。その前に、手前の室積公園に立ち寄る。
駐車場の近くにある普賢寺。
境内の堀で亀が日向ぼっこしている。今月初めに行った四天王寺でも亀がいたが、お寺と亀は何か縁でもあるのだろうか。
桟橋にある常夜灯。江戸時代、下関~上関の間の潮待ち港だった名残りだろう。向こうにこれから行く象鼻ヶ岬が見える。なお、室積港から1日3便、沖合の離島・牛島(人口約50人)に船が出ている。
山口大学附属中学校の周囲の道路を走り、車はここまで。
坂道を上り小さな峠を越える。
途中、この一帯の峨眉山散策の案内がある。見ると、一日がかりのコースのようだ。
岬から海の方を写す。
岬から陸の方を写す。
途中にある台場(幕末に設置された砲台)。ペリー来航のショックはここまで届いていた。
象鼻ヶ岬の先端の灯台。横で親子連れが、磯遊びをしていた。
岬の先端にある大師堂。
弘法大師が唐への留学の帰りに立ち寄ったとか…
岬の西側(内側)を歩いて戻る。
地蔵さんと花と青空。
この辺りは砂浜がなく、ごつごつした岩場。
砂利石の上でクラゲが干上がっている(死んでいる?)。後で名前を調べた。16の条紋があるので「アカクラゲ」と判定。
象鼻ヶ岬を後にして帰路に着くが、途中。室積海水浴場に寄ってみる。なぜかというと、学生時代、夏休みで帰省した折、海水浴場の釣り堀でアルバイトをしていた。これも50年くらい前のことで、どこにあったかは定かでない。
打ち寄せる波の音に癒される。
光市まで戻り、山陽道熊毛インターまで北上し、高速で広島に帰る。
笠戸島からの海の景色が印象に残る旅でした。
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