2018年5月22日火曜日

可部・南原峡 (2018. 5.22)

安佐北区可部の南原峡に行く。20年くらい前に、一度車で来たような気がするのだが定かでない。オオサンショウウオがいて食堂があった映像だけ記憶がある。今回は電車で行く。JR横川駅で可部線に乗り換え、JR可部で下車。

南原峡の近くを通るバスは、1~2時間に1本くらいしかない。次は、8:16。事前に調べてはいたが、早く着いてしまった。

可部駅の周辺を歩いてみる。「花の散歩道」の案内が各所にあるので、それに従って行く。前に花が飾ってある民家が多い。これが「花の散歩道」の意味だろう。

もう一つ、面白いものがあった。「犬猫譲渡センター」。行政機関に引き取られた犬猫の95%が殺処分を受けているという。それを少しでも減らす活動をしている。表に、犬が3匹繋がれていた。

5分遅れで「南原研修センター」行のバスが来たので乗る。自分が描いていたより、かなり長い距離の上り坂を走る。南原峡にいちばん近いバス停「スポーツセンター前」で下車。帰りのバスは、相当先みたいで、帰りは下り坂だし歩くことに決めている。

南原峡まで3㎞。

ダムが見える。南原ダムか。

時折、自動車が走る。おそらく自分のようにバスで来て歩く人はいないだろう。道はずっと緩い上り坂。標高は200mは超えている。

マップで見ると、このトンネルを抜けると…

ダム湖が広がる。石を積み上げたようなダムは、後で調べたらロックフィルダムという型式だそうだ。
ロックフィルダム:ダムの型式の一つで、岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダムである。(ウィキペディアより)

ダム沿いにしばらく歩くと、南原峡の入り口に着く。

橋を渡ったところにある案内。
峡谷沿いに歩いて上る。

橋の下に降りてみる。

峡谷の流れにしばし耳を傾ける。

さらに上っていくと、1台の車が止まり、簡易テントが張ってあった。中で、若者が寝ていた。おおらかなもんだ。

南原峡はこのあたり一帯の渓谷をいうが、今日の最終ポイントはここを参考にして、2つの滝を考えている。その一つ、加賀津の滝はこの橋を左に行く。

立ち入り禁止のロープは貼ってあるが、通行止めではないようだ。

橋を渡って…

坂道を上り…

巨岩を拝み…(大きな岩を見ると自然と畏敬の念を抱く。日本各地に巨岩信仰はある。)
さらに上って…

加賀津の滝に到着。

何段かに分かれて、いい滝だ。

下調べだと、ここから道なき道をたどってもう一つの滝「石采の滝」がある。スマホでここを確認しながらいかないと迷いそうなところ。距離もかなりある。スマホを見るとアンテナが立っていない。ほんの少し前に圏外になったようだ。やはりsoftbankは郊外に弱い。テンションも下がり、石采の滝はあきらめる。というより、バスで来た距離が思いのほか長かったので、ここで引き返すのがちょうどいい。

飛び石を渡り帰路に着く。

路傍に咲いている黄色い花。名前は?後で調べたが、花と葉の形から判断して、「キフジバナ(黄藤花)」だろう。植物名は苦手だが間違いない。

かなり下りてきた。可部の町が少し見える。

発電所の駐車場に、バスが止まっている。

子供たちが列をなして上がってくる。聞けばダムの見学に行くらしい。

空になったバスが帰っていく。ついでに乗せてくれないか。言い出せなかった。

今日の風呂は「満天の湯」。下り坂とは言え、まだまだ結構な距離がある。膝と足裏が痛い。振り返ると遠くに先ほど歩いた山々。

「満天の湯」の湯は可部バイパスのこのトンネルを出て、もうすぐ。

重い足を引きづり満天の湯に到着。満天の湯はスーパーマルナカ可部店に併設されている。

満天の湯の中にも、スーパーへの連絡口があり、冷凍専用の貸ロッカーもあるから、買い物ついでの利用客もあるということか。

入浴料は¥900。会員になるとシルバー料金の制度もある。風呂は広い。露天が特にいい。

風呂上りにレストランで昼ごはん。天ぷらうどん¥750。少し高いが、天ぷら多い。

満天の湯を出て可部駅まで歩き、帰路に着く。JR可部駅でのハプニング。改札が上り・下り専用で、ホームからは反対側に行くことができない。間違えて上りに入ってしまい、元に戻ろうと切符を自動改札に通すとエラー。係員を呼ぶ。上りホームの自動改札に通すと、一度下りの改札口に通したからか、またエラー。係員を呼ぶ。要注意の駅だ。

どうやら20年前に訪れた渓谷は、南原峡ではなかった。オオサンショウウオも食堂もなかった。

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