最近、iTunes Storeで山田洋次監督作品の「家族はつらいよ2」を見てとても気に入った。「家族はつらいよ2」の関連作品として100円レンタルができた、「家族はつらいよ」「東京家族」を続けて見た。主演橋爪功他、多彩なキャストで、とても面白い映画だった。それらの映画の中で、大崎上島が主人公の故郷として登場する。「東京家族」では、実際にロケ地として使われた。
意を決して、島を訪れることにした。目的は
①神峰山に登る
②映画のロケ地をめぐる
③清風館の「きのえ温泉」に浸かる
ウォーキング・トレッキングは、いつも朝早く出かける。電車・バスなどの公共交通を使って竹原まで行きフェリーに乗るのは、時間がかかりすぎる。車で、山陽道・河内インターで下りて竹原までくだり、竹原港からフェリーで大崎上島に向かう。朝7時前のフェリーに乗るために、まだ暗い午前5時に家を出た。
朝6時半に竹原港に到着。竹原はついこの前歩いたばかりで、地理も詳しくなっていた。まだほの暗く、待合所には灯りがともっている。
6:55のフェリーに乗る。竹原からのフェリーが着く港は、垂水港とそのひとつ先の白水港の2種類があって、今回は白水港行きのフェリーである。「橋で繋がらない島」だけあって、船上には車はいっぱい。
竹原港を離れる。
早朝の寒さで、海上には冷たい空気とそれより暖かい海面のコラボレーションで生じる「海霧」が立ち込める。
しばらくすると、島全体が鉛の精錬所になっている、契島が見える。島のほとんどが「東邦亜鉛株式会社」の所有で、長崎の端島と並び、「もうひとつの軍艦島」として注目されている。廃墟となった端島と異なり、こちらは稼働中。
約25分で、大崎上島・白水港に到着する。
この港も映画のロケに使われた。
最初のミッション?である神峰山に向かう。登山車道入り口までの道順は、Googleマップ上で、来る前に何度もリプレイした来た。ウォンツ大崎上島店を過ぎた交差点を左折し、広域農道に入る。右手に、大崎高校がある。ただ、地図上で思い描いていたイメージと実際の景色とは違い、自分が今どこを走っているのかが分からなくなる。ポイントは、トンネルに入る手前で、右の側道に入ること。なんとか、入り口にたどり着く。
写真の右側の道を上がっていく。
中腹駐車場に着く。
ここから、遊歩道を登り、神峰山の頂上に登り、そこから、展望駐車場(車でいける展望台)を経て、ここに戻るコースを考えている。
遊歩道入り口。山頂まで850m。
遊歩道を登っていく。
ようやく半分まで来た。道が整備されていて歩きやすい。
山頂を見上げる。あの上まで登る。
残すところあと4分の1。
結構急な上り坂。
「ここは東京スカイツリーと同じ高さです」標高451.2m。
ようやく、神峰山頂上に到着。標高452.6mだが、自分は途中まで車で上がってきているので、歩行での高低差は、中腹展望台の標高が283mとして、452.6-283=169.6m… を登ったことになる。
頂上にある神社と鐘。
お地蔵さんが1体、寝ておられる。「寝仏」ということもあるし、何か事情があって寝ておられるのかと思い、そのままにして置いた。 (⌒-⌒)
頂上からの見通しはいい。
南側・四国方面
北側・本土方面
ここから、展望駐車場に向かう。470m。ここまでの距離の半分弱。下り坂だし楽勝だ。
途中神社がある。石槌神社。
ここの地蔵さんは、みんな起きておられる。
展望台に「自然公園等整備事業」とある。遊歩道が整備されていたのもこのお陰だろう。
下に見えるは、後ほど向かうはずの木江地区か。
ここから展望駐車場まで230m。
展望駐車場。出発地点だった中腹駐車場からここまで、車で登ることもできる。
展望駐車場から、中腹駐車場まで歩いて下りる。
木組みの壁、風情があるので撮影。
約1時間の山歩きを終えて、出発地点の中腹駐車場まで戻ったところに、車が1台登ってきた。リュックをしょった中年の男性が出てきた。自分と同じように山歩きをされるのだろう。挨拶をする。
「地元の方ですか?」
「・・・」
無口な方だ。軽く会釈をして、遊歩道を登って行かれた。
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