新幹線で姫路まで、在来線に乗り換え、明石で一度乗り継ぎ、8時半にJR舞子駅に到着する。
ここでは、舞子海上プロムナードがお目当てだが、9時からなので少し時間がある。周辺を散策する。 海のほうに向かい歩く。橋を支える巨大なアンカレイジ。
霧がかかって淡路島は見えない。
海上プロムナードは、淡路鳴門自動車道の下を歩く。
一帯の舞子公園にある、孫文記念館。
孫文記念館:中国の革命家・政治家・思想家である孫文(号は中山、又は逸仙、英文名はSun Yat-sen、1866~1925)を顕彰する日本で唯一の施設で、1984(昭和59)年11月に開設された。この建物は、もともと神戸で活躍していた中国人実業家・呉錦(1855~1926)の別荘「松海別荘」を前身としている。1915(大正4)年春、その別荘の東側に八角三層の楼閣「移情閣」が建てられ、外観が六角に見えるところから、地元では長らく「舞子の六角堂」として親しまれてきた。 (孫文記念館HPより)
公園から見た明石海峡大橋。
時間になったので海上プロムナードに行く。
入場料は¥400。
エレベーターで橋まで昇る。
海上プロムナード入口。
海上プロムナードを歩く。
世界有数のつり橋「明石海峡大橋」の神戸市側に開設された舞子海上プロムナードは、海面からの高さ約47m、陸地から明石海峡へ約150m突出した延長約317mの回遊式遊歩道です。 海上47メートルの丸木橋は迫力満点!(神戸公式観光サイトより)
丸木橋。先日訪れた、鳴門の渦の道と同じく、ガラス越しに海が見えるようになっている。
丸木橋を渡る。
プロムナードの先端。ここにも海を見下ろすガラス窓があったが、擦れていてよく見えない。ガラス窓は鳴門渦の道のほうが数は多い。
海峡大橋の橋の下。
先ほど下に、バスツアーの団体が見えたが、やはり中国人の団体だった。最近は、観光地で中国人に出会わないほうが珍しい。
展望ラウンジ。
東側、孫文記念館が見える。
売店などもある。
西側、明石方面。
出口に向かう。
海上プロムナードを出る。うっすら淡路島が見える。
さて、高速バスで淡路島に向かう。
乗り場は橋の上なので、エスカレーターやエレベーターで昇る。
高速舞子バス停。淡路島方面を写す。
本土方面を写す。案内のおじさんが常駐していて、ていねいに教えてくれる。
洲本高速BC行きのバスに乗る。
明石海峡大橋をバスで渡る。
まず海峡を上から見るため、観覧車に乗る。
1周約15分。
先ほどバスで渡った明石海峡大橋。やはり霧にかすんでよく見えない。
徳島方向、SA駐車場を見下ろす。
SAの隣にある展望台から大橋を見る。
淡路サービスエリア下り線。
実は気になったことがあった。先ほどバスを下りたとき、洲本高速BC行きの、次のバスの時間を確認しようとしたら、バス停に時刻表がなかった。不思議に思い、案内所で確認する。洲本高速BC行きバスは、降車はできても、乗車ができないとのこと。予定では13時台のバスで向かうつもりだった。別の行き方を尋ねると、路線バスがあるという。案内のおばさんがとても親切に、バスの時間・バス停の場所を教えてくれ、パンフレットを4枚もくれた。後で訪れる絵島の近くにバス停があるという。時間は12:50。それまで約2時間余りある。
少し早いがここで昼ごはんにする。
自動販売機で食券購入と同時に、自分の番号がディスプレイに表示され、出来上がりが確認できる便利なシステムだった。淡路島の特産品、たまねぎを使ったてんぷらうどんを食べる。
昼ごはんを済ませ、高速道路の下をくぐり、上り方面に向かう。
上りは少し高いところにあるので階段を登る。
レストランや売店がある、淡路島ハイウェイオアシス。車はほとんどいない。
この他、周辺には、県立淡路島公園、国立明石海峡公園があり、来る前にマップで見て、時間があれば歩こうと思っていたが、とても歩きで回れる広さではなかった。淡路島SAで下りた目的地である、絵島に向かうことにする。
海辺まで下る。
大橋の下をくぐる。
絵島がある岩屋漁港の駐車場まで下りる。柿本人麻呂も歌った大和島。
大和島:淡路島の岩屋(現淡路市)にある大和島(やまとじま)のご紹介です。
大和島は、絵島の南側に位置して岩屋海水浴場の北端に位置にある、周囲180メートル、高さ25メートルの陸続きの小島です。各所に小型の海食風景が見られ、頂上には県の天然記念物に指定されている「大和島のイブキ群落」があります。明石の高台に居を構えた柿本人麻呂が、朝夕この島を眺めるのを楽しみにしていたとも言われています。
「天離る夷の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ」(あわじウェブドットコムより)
海食風景。
ただ、現在は島に渡ることはできない。橋が途中で壊れたまま。
堤防の先まで歩く。
大和島を振り返る。
堤防の先端から。大橋と舞子地区。
遠くに、先ほど乗った観覧車が見える。
絵島に向かう。
絵島。橋が架かっている。
絵島は、古事記に登場する「オノコロ島」のモデルとも言われる。
太古、イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの最初に生まれた国が「オノコロ島」であり、淡路島を指すとされていますが、この絵島であるという説もあります。島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築造の祭に、人柱となった侍童、松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられています。この島は、砂岩でできており、もとは陸つづきでしたが波の作用によって島となりました。 (あわじウェブドットコムより)
橋を渡ろうと思ったが、立ち入り禁止。
狭い金網の間から、落とさないように注意してスマホを突き出し撮影。
球形の突起が気になったのでズームイン。後で調べたら、ノジュールと呼ばれるもので、貝などの化石からしみ出た炭酸カルシウムなどによって砂岩が特に堅く固まり,風化や浸食に抵抗して丸く残ったもの。
絵島を横から見る。
侵食の様子がよく見える。
絵島と大和島のツーショット。左が大和島。
バス停と時間を確認する。バス停は岩やポートビルの側にある。
洲本高速BC行きバス、12:50。間違いない。
しばらく時間があるので、ビルの前のベンチで過ごす。この石群は、オノコロ島ををイメージしたものだろうか。なお、岩屋港と本土の明石港の間は、高速船で15分ほど。
洲本高速BC行きのバスに乗る。
約1時間で、洲本高速BCに到着する。
まず、徳島行きのバス時間を確認。16:00徳島行き。もしこれに乗り遅れたら、一度高速舞子まで戻り、徳島行きの高速バスに乗るより他、徳島に行く方法はない。
1時間45分の空きがあるので、洲本城址まで登ることにする。
城らしい雰囲気になってきたが、登り口が分からないので、工事現場の警備員のおじさんに聞く。
海沿いに歩いてしばらくすると…
洲本城址がある三熊山登山口。
登山道は整備されている。
本丸跡まで後300m。
洲本城が見えてきた。
洲本城天守台。
展望台に登る。 洲本城自体は下調べしてこなかった。その歴史についてはここが詳しい。登ったのは眺望のためである。
360度見渡せる展望台。 このあたりの標高は133m。
洲本市街。
明石海峡大橋方面。
和歌山方面。
自分以外に、老若男女2組が展望台にいた。眺望を楽しんだ後、山を下る。他の道もあるが、時間が気になるので、登った道を下る。
松林の横の砂浜をあるく。
洲本でもう一つ寄りたいところは足湯だが…
機械故障で湯はない。
洲本散策の後、徳島行きのバスに乗る。乗客は自分ひとり。またしても貸し切り状態か。
大鳴門橋を渡り、四国に向かう。
つい先日訪れた鳴門の展望台に上がるエスカレーターが見える。
先日は強風の中自転車を漕いだ道を、今日はバスの車窓から見る。
先日苦労して通った小鳴門橋を通る。
図らずも、約2週間ぶりの徳島に到着。乗ったときは自分ひとりだったが、途中で数人の乗客があった。それでも、バスで淡路島から徳島に来る人は少ない。
ホテルのチェックインは20時にしているので、JR徳島駅側の徳島中央公園を歩いて、今日の風呂に向かう。
このあたりは徳島城の跡で石垣や堀がある。
岩肌の海蝕の跡。いわゆる縄文海進で、このあたりは海に沈んだ。
夕暮れの公園を歩く。
趣のある木製の通路。
公園を出て助任川 (すけとうがわ)沿いに歩く。徳島駅を含む「ひょうたん島」の北側にあたる。
しだいに日が暮れてきた。ひょうたん島の先端に橋の三叉路がある。橋の上に信号があるのも珍しい。川の街、徳島ならではの風景だ。
橋を渡り、吉野川にそそぐ新町川沿いにしばらく歩いて、あらたえの湯に到着。
平日入浴料¥700。
風呂上りに夕食のそば定食。
風呂を出てしばらく歩き、また徳島駅に戻る。今日のホテル、徳島スマイルホテル。
シングルで予約したが、ツインの部屋を使用とのこと。
窓から、ロープウェイ運休のため登っていない眉山を見る。
車なら、他に、阪神淡路大震災の断層をそのまま展示した北淡震災記念公園や、イザナギとイザナミの二神を祭った伊弉諾神宮など行ってみたいが、バスだと今日の行程が精一杯だった。
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