2019年2月8日金曜日

鳴門 (2019. 2. 8)


2日目は高松から鳴門まで異動し、渦潮を見るつもり。ただ渦潮が見られる時間帯がある。干満潮時前後、1時間半が目安で、それに合わせて観光する必要がある。また、渦潮観潮船には、大型船を所有する「うずしお観潮船」と、小型船ながら潮の間近まで迫り、迫力ある風景を楽しめる「うずしお汽船」の2社がある。前夜より、どのパターンにするか迷いに迷った挙句、鳴門への到着時間を考慮して、「うずしお汽船」の、9:00か9:30に決めた。
と言うことで、朝早くJR高松駅に向かう。

5:44発、高徳線徳島行きに乗る。

鳴門に行くには、途中池谷(いけのたに)駅で鳴門線に乗り換える。ちょっと変わった構造の駅で、歩道橋を下りた右側が高徳線、中央が出口、左側が鳴門線。

歩道橋の上から徳島方向を見る。右が高徳線、左が鳴門線。

鳴門行きに乗る。

8時過ぎ、JR鳴門駅に到着。調べておいたところによると、ここから少し歩いた鳴門市観光情報センターは8時から開いており、そこで自転車が借りれる。

鳴門市観光情報センターに到着。残念ながら電動アシストはないので、普通自転車を借りる。

渦潮の鳴門は、大毛島という島になっているので、小鳴門橋を渡らなければならない。早速坂道、電動でないので押して上る。車の通行量も多い。歩行者専用路もないので危ない。おまけに風も強く先が思いやられる。先ほどセンターで自転車を借りるとき、おばちゃんが不慣れなようだったが、自転車で鳴門に行く人は少ないのだろう。

強風の中、自転車を漕ぐ。腹が減ってめまいがしそうなので、コンビニでおにぎりを買い、かじりながら走る。時間はすでに9:10、9:00の観潮船には間に合わない。9:30に間に合えばよいが、逃すと、次の見頃の船は13:00以降となる。時おり、鳴門公園行きのバスが通るが、バスでくればよかったかと若干後悔している。でも、こうなれば走るしかない。

9:15、分岐点に着く。左に行くと「うずしお観潮船」、今回は右に曲がり「うずしお汽船」に向かう。なんとか、9:30に間に合いそうだ。

「うずしお汽船」のりばに到着。乗船券を買おうとしたら、現在強風のため出航を見合わせているとのこと。別会社ながら、9:40大型の「うずしお観潮船」を勧められる。「うずしお観潮船」まではかなり距離がある。急ぎ引き返し向かう。

9:30、「うずしお観潮船」のりばに到着。なんとか間に合った。なんとも前途多難な渦潮観光である。

乗船料¥1800。潮の最速時間が表示してある。9:40は午前の部でぎりぎりの時間になる。高松からの異動で8時は無理だし、午後14:30は次のことを考えると遅すぎる。この時間でよしとする。

大型観潮船「わんだーなると」。予約制である小型の水中観潮船「アクアエディ」もあるが、今日は運航していない 。

2階席のほうが見渡せると思ったが、1等席で別料金¥1000が必要。

今日は普通席で我慢する。

出航する。

向こうに見えるのは、淡路島と鳴門を繋ぐ鳴門大橋。あの橋の向こうが渦潮観潮地。

大橋をくぐる。

橋をくぐったところ。向こうは淡路島。

渦が見えるような気もするが、はっきりとした形にはなっていない。2階の1等席からは、よく見えるのだろうか。

 むこうに帆船を模した別の観潮船が見える。

大橋の東側に浮かぶ小島、飛島。

大橋の下をくぐり引き返す。

 約30分の観潮を終え港に戻る。

さて、次は鳴門公園に向かうが、来るときに歩道入口があるのをチェックしておいた。そこに向かう途中にある、大塚国際美術館。きょうはパス。
大塚国際美術館:大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペース(延床面積29412平米)を有する「陶板名画美術館」です。(大塚国際美術館HPより)

鳴門公園は小山の上にある。

ちょっとした山登り。

茶園展望台に到着。

鳴門大橋を淡路島方面に向かって写す。

トンネルをくぐり渦の道に向かう。

渦の道は大橋車道の下にある歩道で、横と点在する足元ののぞき窓から、潮流が観察できるようになっている。

ただし、現在は時間が外れている。案内のおじさんによると、潮流は皆無とのこと。鳴門公園を一巡りし、昼ごはんを済ませてもう一度寄ることにする。

千畳敷展望台。食堂や土産店が並び、鳴門観光の中心地的な場所である。

鳴門(大毛島)の北端、孫崎に向かう。

孫先灯台と展望台。

淡路島を臨む。

孫崎から引き返し、鳴門山展望台に上る。標高は約100m。

展望台の下までたどり着くが、通行止め。

少し下った広場で、鳴門大橋をバックに、恒例のリュック記念撮影。

一度下まで下りる。先ほど山の斜面に見えた通路は、展望台へのエスカレーターだった。運転中かどうか分からないが、とりあえず行ってみる。

料金¥400で運転中。

日本最長のエスカレーターと銘打ってある、「エスヒカル」。

展望台に出る。
 展望台からパノラマ。

大塚国際美術館や、丸い建物は大鳴門架橋記念館エディ。向こうに大塚国際記念館。

遠くに、先ほど乗ったうずしお観潮船。

自動車道の上に架かる橋を渡る。

橋の上から、鳴門市方面。

淡路島方面。淡路島は、次回の旅で予定している。

渦の道での観潮まで、まだ時間があるので昼ごはんにする。

徳島ラーメン。しょう油とんこつ味だった。

大鳴門橋遊歩道・渦の道。

入場料は¥400、何度でも再入場できる。

 全長450m、海上からの高さ45m。

鳴門の人気スポットだけ会って、観光客も多い 。

合計4箇所の休憩所があり、それぞれ窓越しに下を見れるようになっている。

飛島。

先ほど乗った「わんだーなると」が走っている。

遊歩道の側面から。現在は干潮時の潮流。北から南に流れている。

第4休憩所のガラス窓より下を見る。渦潮は見えないが、まるで川の急流のような潮の流れだ。

 遊歩道の先端が展望室になっている。

足元のガラス窓より下を写す。小さな渦は巻いているが、いわゆる渦潮に遭遇することは難しいようだ。ピークの時間に合わせると、もっと見えるのかもしれないが… それでも潮の流れは迫力がある。やはり日本一の潮流である。これまで見た関門海峡来島海峡、それなりに面白さはあるが、スケールの点では鳴門海峡が群を抜いている。

 ワンダーナルトが港に帰っていく。

最後にもう一度、潮流を堪能する。向こうが淡路島側。

 出口に向かう。

下山は途中で道を折れる。

朝、乗り損ねた「うずしお汽船」ののりば近くに下りた。

観光情報センターに戻る。今日の自転車には名前が付いていた、「鳴門鯛9号」。確かに、自転車で走る人は自分以外にはいなかった。

13:45、自転車を返す。あわよくば自転車で、鳴門の内海であるウチノ海を一周と思っていたが、坂も多く、風も強く、とんでもない目論見違いだった。

マップで見る限り、情報センターの近くに高速鳴門バス停があり、帰りは徳島からJRを考えているので、そこから高速バスに乗ればいいと考えていた。情報センターでバス停を聞くと、徳島行きの高速バスには乗れないとのこと。神戸方面ののりばで、徳島行きは降車のみ。代わりに路面バスの乗り場がすぐ近くにあるとのこと。バス停に向かう。

徳島行きのバスがやって来た。

約1時間でJR徳島駅に到着。じつは、徳島で時間があれば、ロープウェイで眉山に上ろうと思っていたのだが、本日より点検のため休み。

眉山は駅から遠くない。少し街を歩く。

徳島の街には、多くの川が流れている。

徳島駅のある一帯は、ちょうどひょうたんの形をして、ひょうたん島と呼ばれ、遊覧船もある。今日は、鳴門で船に乗ったのでパス。

残念ながらロープウェイ運休の、眉山。昨年(2018)のこの時期、六甲有馬のロープウェイも運休だった。どうやら、点検の時期は全国共通のようだ。

駅前の「びざんの湯」で一風呂浴びる。温泉はホテルの上にある。料金は時間帯で異なり、午後からは¥720。

ちょうど岡山行きの特急が待たずにあったので乗る。

岡山行き特急うずしお。16:46発、岡山にはちょうど2時間で到着。新幹線で広島まで帰る。

「鳴門鯛9号」を駆使して回った鳴門での行程。

0 件のコメント:

コメントを投稿