気合を入れて歩き出す。下図のAからBを経由してCに至る順路。
時間はあまりないのだが、先ほど下山するとき見えて気になっていた小山がある。千本桜というものだった。
登ってみることにする。季節柄、枯れ木だが春には賑わうだろう。
しばらく歩いて峠を超えると海に出る。見えるのは、因島
左手には、先ほど苦労して登った大平山も見える。
さて、ここまで島を歩いてきたが、信号もコンビニもひとつもない。自販機は、先の向田港にひとつあっただけ。出会った車は、収穫したみかんを運ぶ軽トラ 、老人福祉センターの軽自動車、クロネコヤマトの車(人里離れた土地でもよく見かけるのは宅急便と郵便局だ)
さて、そろそろ時間が気になってきた。今のペースで、12:43分の高速船に間に合うだろうか。
現在地と、時刻を確認すると不安になってきた。
どうやら早足の歩行速度でも、間に合いそうもない気がして、小走りに走りだした。しかし、普段ラニングなんかしていないから、すぐに息が切れる。また、歩く。また走る…を繰り返す。リュックを背負ったおじさんが海岸沿いの道を走っている姿は奇妙なものだろう。
iPhone5で時間とGoogleマップで現在地を都度確認しながら、
GPS機能を常時使うのでiPhoneのバッテリー消耗も早く、逐次バッテリー残量を確認しながら、ひたすら、walk & run
ここから、港までは写真を撮る余裕もありませんでした。画像は割愛させていただきます。
息も切れ切れ、やっと鷺港に到着。三原までの切符を買おうとすると、おばちゃんが
「いま着いた音がするけぇ、走らんと間に合わんよ」
桟橋には、船が見えた。また走る。
(佐木島鷺港では、写真を撮る余裕もなかったので、三原港に着いてから撮ったもの)
間一髪で間に合った。あのとき、少しでもrunの割合を減らしていたら、間に合わなかっただろう…と思うと、ちょっとした達成感があった!(^^)!。
なぜ、のどかな島歩きで、「走り」を入れざるを得なかったか、それにはわけがあった。
「トライアスロン発祥の地」。港には、ちゃんと案内があった… というオチでした。
14:05フェリー
15:15高速船
の便もあるのに…
できたら早めに本土に戻り「築城450年」と銘打った三原の街を見学してみたかったから。
で、三原に戻ったが、城はなく、城跡がJR三原駅から直通で連絡しているくらいで、「築城450年」はちょっと無理矢理感がある。(三原の方、ごめんなさい)
こういう看板もあったが「小早川隆景」で大河ドラマはちょっと無理だろう。
(錦町町内会の方、ごめんなさい)
で、三原見物はそこそこに。
三原見物よりも、三原駅から北側に見えた山の方に興味がわいた。また、いつか登ってみたいと思う。(龍王山?)
帰りは、さすがに広島まで新幹線を利用した。
以上「佐木島」の旅でした。