行きは、広島駅新幹線口6:10発の高速バスを利用する。バスは全席指定で、前日夜にネット予約しておいた。
江の川PAで10分間の休憩をして、9:20に松江駅北口に到着。
鹿児島での経験を活かし、フリー乗車券の「縁結びパーフェクトチケット」を一畑トラベルサービス松江駅前営業所で購入。一畑バス電車・松江市営バスが乗り放題。その他各観光地の入場料が割引。フリー乗車券を使用したようが安くなるかははっきりしないが、乗車の度に運賃を払わなくていいのが、一番便利である。
市内遊覧バスのレイクラインに乗る。各スポットに近づくと、説明のアナウンスが流れる。
松江城前で下車。
国宝松江城天守。
松江城:小瀬甫庵の縄張りによる平山城。江戸時代には松江藩の政庁として、出雲地方の政治経済の中心であった。山陰地方で唯一の現存天守であり、国宝指定された5城のうちの一つである(他は犬山城、松本城、彦根城、姫路城)。標高29メートルの亀田山に建つ天守からは宍道湖を眺望することができる。明治時代初頭に廃城令によって松江城は陸軍省所管となり城内の建物は全て解体され売却される予定だったが、地元の有志によって天守閣だけは買い戻されて解体を免れた。近年、二の丸の櫓が復元されるなど往年の姿を取り戻しつつある。(ウィキペディアより)
城内マップ。
見所は天守閣のほか、美しい石垣。太鼓櫓と石垣。
観光案内所の前の広場。
観光ボランティアに先導されて、小学生が見学。
自分もその説明に耳を傾ける。角の整然と詰まれた石垣は、比較的新しい年代のもの。
天守閣が見える。
天守閣に向かう。
門をくぐり…
入場券を購入。フリー乗車券の提示で割引できる。
松江城天守閣。
大きくはないが、均整のとれた美しい形。
中に入る。城の階下にある井戸。
急な階段を登る。
武具や武器、城の定番の展示物もあるが、城を支える柱の構造に興味を持った。
最階上に到着。四方が見渡せる。
松江市街。
宍道湖方面。
階下を見下ろす。
階下に降りる。ここでも観光ボランティアの説明を聞く。一の門のこの大きな石は、敵に威圧感を与えるもの。
来た道とは別ルートを行く。中櫓。
南櫓。
県庁のある方に下りる。
下から見る、中櫓と南櫓。
出発地点の観光案内所で一服。松江城は復元に力を入れていて、大手門の資料は500万円の懸賞金がつく。
松江城のもう一つの見所、堀川めぐりに向かう。
城のすぐ側に乗り場がある。
ここでもフリー乗車券の割引。11時の発車まで待つ。
時間になったので船に乗るが、先ほどから由布岳でも見舞われた偏頭痛が次第にひどくなってきた。
いざ出発。
船頭さんは、船の運転のほか観光ガイドも兼ねる。
堀川めぐりは1周すれば50分かかる。遊覧を終えて帰ってきた船とすれ違う。
順路にはたくさんの橋がかかっている。その下をくぐる。
最初の橋を通過したあたり。
船頭さん言われて、岸辺のカルガモに気づく。
武家屋敷の下を通る。
小泉八雲記念館の下を通る。
また、橋の下を通過。
乗る人はいないが、ここにも遊覧船乗り場がある。
岸辺、 きれいなピンクのアジサイ。
船に乗ったとき予告されていたが、船の屋根を下ろし、身をかがめないと通れない橋が見えてきた。
橋の下を通過。全員身をかがめる。
橋を通過して、屋根が元通りに上がる。
乗船して約30分。偏頭痛はおさまるどころか、ひどくなってきて耐えがたい。この辺に船の乗り場がある。
堀川めぐりカラコロ広場乗船場。ここで乗り降りする人はほとんどいないが、自分は下りることにする。
遊覧船を見送る。どこかで引き返し、城の前の乗り場まで戻るのだろう。船頭さんのガイドは歌までついて巧妙だった。頭痛がなければ楽しめただろう。
宍道湖と中海を結ぶ大橋川には宍道湖大橋の他、いくつか橋が架かっているが、宍道湖大橋の隣の松江大橋を行く。
松江大橋から見る宍道湖大橋。
行く先は山陰合同銀行本店。
湖畔の道路、木を残したまま舗装してあるのが松江らしい。
山陰合同銀行本店に到着。ここの14Fに展望室がある。余り知られていない、穴場観光スポットだ。
展望室に到着。入場は無料。
大橋川、中海方面。
展望室は広くて静か。
松江市街。
宍道湖を一望。
偏頭痛はまだ治まらない。昼を過ぎても食欲もなく、何も食べずに、気を紛らわすためうろうろする。なんとか13:20の八重垣神社行きのバスに乗る。
八重垣神社に到着。ようやく頭痛は治まった。遊覧船から2時間以上、こんなに長く続いた頭痛は初めてだった。いつまたやってくるか、自分でも分からず不安が付きまとう。
八重垣神社社殿。
八重垣神社:八岐大蛇退治で名高いスサノヲノミコトと、国の乙女の花と歌われた櫛名田比売命(クシナダヒメ)の夫婦が祭神で、恋愛成就の大神として知られるパワースポットです。 八重垣神社はクシナダヒメが、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の難を避けるために避難したといわれる場所です。ヤマタノオロチを退治するときスサノヲノミコトがクシナダヒメを佐草の里の大杉(奥の院)を中心に八重垣を造って隠しました。 そして大蛇を退治して、日本最古の和歌といわれる「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」という喜びの歌を詠ったそうです。 この歌は、「出雲」の国名の由来でもあります。この神社の敷地内にある鏡の池は良縁を願う若い女性に人気があります。(出雲神話とゆかりの地より)
社殿の奥で巫女さんが訓練中。
境内にある、素盞嗚尊(スサオオノミコト)の歌碑。
「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」
鏡の池は社殿から少し離れたところにある。
右側の道を行く。
鏡の池。平日で占い女子もいない。
鏡というわりには水は濁っていて、底に沈んだ占いの紙はよく見えなかった。
鏡の池の縁占い:池に占い用紙を浮かべ、硬貨(十円または百円)をそっと乗せてください。早く沈めば(十五分以内)縁が早く、遅く沈む(三十分以上)と縁が遅く、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています。恋愛、結婚等の縁に限らず色々な縁や願い事、また代理でその方を思いながらの占いもできます。占い用紙は神札授与所にございます(一枚百円)。(八重垣神社公式HPより)
さて、八重垣神社から八雲立つ風土記の丘までは、田んぼの中を歩いていく。
途中にあった休憩所。頭痛に耐えての見物で消耗しており、少し横になる。
八重垣神社から1.3km、風土記の丘まで0.9kmの地点。
野球部の学生がひっきりなしに通る。みんな元気に挨拶してくる。ここが通学路とのこと。
途中にある田んぼアート。googleマップに載っているが、予想していたもののではなかった。かすかに形が見て取れる。
風土記の丘資料館に到着。
まず資料館の階上展望台に登る。
眺望はあまりよくないが、向こうが遺跡が点在する平原。
資料館の内部。
ジオラマと…
埴輪の展示があるが、あまり魅力的なものではない。
風土記の丘一帯に、古墳・奈良時代の遺跡が点在している。出雲国府跡・国分寺跡などがあるが、とても歩いていける距離ではない。そのためにレンタサイクルが用意してあるが、今日の体力ではパスする。
資料館前の広場。
古墳時代の住居跡。
岡田山1号墳。
岡田山2号墳。
資料館の近く、唯一歩いていける距離にある、岩屋後古墳。 近くではおじさんが農作業している。要するに、一帯の遺跡は、農地の中に点在している。
岩屋後古墳の石棺。
松江駅行きのバスを待つ。フリー乗車券が役立つ。
バスは松江しんじ湖温泉行きなので、松江駅で乗り過ごし宍道湖大橋近くのバス停で下車。宍道湖湖畔を歩く。
午前中に昇った銀行のビル。
宍道湖大橋の展望所まで行ってみる。
橋の中央あたりに展望所がある。
宍道湖北側。松江しんじ湖温泉方面。
宍道湖南側。中央に小さく見えるのは、宍道湖内の唯一の島、嫁が島。
今日はとても風が強い。白い建物は島根県立博物館。その近くに、一際波立つところが見える。あの辺まで歩くことにする。
島根県立博物館。
博物館の前には彫刻もあり、強風の中、若者が戯れている。
遠く宍道湖大橋を見る。その向こうに、今日泊まるホテルが見える。
博物館横のモニュメント。
湖とは思えない荒波が押し寄せる。
湖畔に立つ袖師地蔵。
宍道湖夕日スポット。今日の天候では最初から夕日は期待していなかったが、夕日スポットがどんなものか見てみたかった。何人か人が座っていた。夕日は見れないはずだが…
すぐ前に嫁が島。
夕日の方向を教える掲示板。嫁が島が起点になっている。
博物館からレイクラインバスに乗る。
夕食は松江駅で食べる。出雲そばが名物だが、そばは明日の出雲大社で食べることにして、きょうはうどんにした。
松江駅から、松江しんじ湖温泉駅までバスに乗り、今日の宿、松江しんじ湖温泉ニューアーバンホテルに着く。
素泊まり¥6000。
夜、ホテルの部屋の窓から、宍道湖大橋を写す。
今日のマップ。
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