2019年6月24日月曜日

由布岳 (2019. 6.24)


2日目は、今回の旅のもう一つの目的、由布岳登山。朝食は無料というか込みの宿泊費。AM7からだが、一部の品目であれば6:10から可能なので、しっかりご飯を食べる。

ホテルを後にする。ここから、宇佐を経由して、院内ICで九州東道に入り、日出JCTで大分道に分岐し、湯布院ICで下りるコース。ここも、去年暑い最中を歩いた宇佐神宮までの道を車で走る。車を運転していて、その距離に驚き、よく歩いたものだと感心する。

途中の由布岳PA。由布岳の北側に位置する。

湯布院ICで一般道に出て、やまなみハイウェイ(県道11)を走る。狭霧台展望所に到着。

湯布院の町並みが一望できる。

これから向かう由布岳。

由布岳登山道駐車場に到着。ここは無料。満杯の場合は、道路の向かい側にある有料駐車場に停めることになる。

登山口は何カ所かあるが、ここが最も分かりやすい登山口。

標高差780m。時刻は8:15、登山開始。

まずは気持ちのいい草原を歩く。後で知ったが、この美しい草原は春先の野焼きの作業によって維持されている。

雲に隠れたあの上まで登る。

左手には、小高い飯盛ケ城。下山時に余裕があれば登るつもり。

歩いてきた草原を振り返る。

 国有林入り口に到着。昨日、仁王像の足を撫ぜて健脚を祈願したのだが、今日は調子があまり良くない。すでに息切れ足の疲れ。先が思いやられる。

 スマホに入れたこのマップで位置を確認。

森林の中を歩く。足場は悪い。右は自然観察林。登山道は左。

 ここら辺りから、持病の片頭痛を感じる。
片頭痛:5~6年前から、2~3年おき、決まって5~6月頃、右側頭部を中心に起きる。自分でもいつ起きるかわからず制御不能。始まったら、ただ耐えるのみ。一度は脳神経外科でスキャンしてもらったが、異常はなしとのこと。これを書いている現在も、片頭痛の時期を脱していない。

頭痛と息切れ、足の痛み。最悪のコンディションだ。数10歩歩いたら休む。頂上まで3000m。

頂上まで2600m。たどり着けるだろうか。

なんとか最初の通過点、合野越に到着。西口登山道がここで合流する。また飯盛ケ城へはここから分岐する。

合野越。しばらく休む。

トレッキングポールも頼りなげに見える。

ここからジグザグの山道に入る。

 山頂まで1600m。

ひたすら痛みに耐えて登る。林を抜ける。高度が増し、植生が変わってくる。

 視界が開け下界が見下ろせる。痛みがなければ気分爽快だろうが…

飯盛ケ城と山なみハイウェイが見える。

山頂を見上げる。まだまだ先は長い。

日当たりのいい道を登る。

 山頂まで800m。頑張った甲斐があった。ここらへんで片頭痛が収まり始める。

気分を取り直して登って行く。

 飯盛ケ城が見える。先ほどの画像と比べるとかなり登ったのが分かる。

足場に岩が多くなる。

岩場を這うように登る。

山頂まで400m。ここからが長い。

下山してくる女子とあいさつ。麓の草原で、外人のおねえさんが追い越して行ったが、先ほど下山する彼女とすれ違っている。自分とはそれほど時間差があるわけだ。年齢・体調、仕方ない。自分なりのペースで登ればいい。


ようやく山頂に手が届くまで来た。

最後の岩場。

ゆっくり登る。

西峰と東峰の分岐、マタエに着いた。西峰は鎖場があり、お鉢回りといって、壁に沿って歩き危険を伴うコース。自分には無理なので、比較的安全な東峰に登ることにしている。

今日は登らないが、西峰までは15分。

西峰。

確かに危なそう。

鎖場。

おじさんが一人登って行く。

自分は東峰に向かう。

安全といっても平たんな道ではない。岩場も多い。

 東峰は西峰よりやや低いが、それでもかなりの坂道。

最後の力を振り絞り登る。

東峰が見えてきた。

由布岳東峰、標高1580m。時刻は11:20。約3時間の登山だった。標準時間よりはかなり遅いだろうが、痛みをこらえて登り切った。

向こうに西峰を見る。

東側に先日登った鶴見岳と別府湾。

山頂から少し下りたところに展望所がある。

展望所まで下りる。

展望所から、飯盛ケ城と山なみハイウェイ。

展望所から西峰。ここを下りて西峰に挑戦しようかという考えが横切るが、無理無理。

展望所から北方向、宇佐方面。

展望所からパノラマ。

展望所から、東峰山頂を見る。

マタエに戻り下山する。

ひたすら下りていく。

登攀に挑むラジコンカーに遭遇。

かなり下りてきた。飯盛ケ城が見える。

だいたいどこの観光地でもchineeseに出会うが、今日初めてのchineese。

合野越まで下りてきた。飯盛ケ城に登る気力はない。

国有林を下り、入り口に戻る。

草原に出る。

由布岳を振り返る。登山の後の自己満悦の時。

 草原を歩いて戻る。

飯盛ケ城。湯布院めぐりと組み合わせて、改めて登ろう。

登山口まで戻ってきた。

観光バスで麓まで来た韓国人団体。 

もう一度由布岳を見る。登るときはしんどかったが、こうしてみると本当にきれいな山だ。

また狭霧台展望所により、ズームすると由布岳の二峰がよく見える。

 登山の後の温泉は、湯布院の由布岳温泉にする。湯布院の町歩きはまたの機会にして、今日は中心地から少し離れた温泉を選んだ。

その名の通り露天風呂からは由布岳が見える。

露天風呂。

さて、帰りのフェリーは14:20のあとは19:00、竹田津発。かなり待ち時間があるので、豊後高田の昭和の町に寄って帰ることにする。16:20、昭和ロマン館に到着。
昭和の町:豊後高田市中心部の商店街は、昭和40年代までは国東半島で最も栄えた商店街であったが、その後、大型店の郊外への出店や過疎化のために衰退し、近年では、「犬と猫しか通らない」と言われるほど寂れた状態となっていた。
「昭和の町」は、この商店街に賑わいを取り戻すために2001年(平成13年)に始められた町おこしで、衰退のために建て替えが進まず、昭和30年代以前の古い建物が約7割も残っていることを逆手にとって、中心商店街に昭和30年代の町並みを再現したものである。
2001年に、9店の商店が昭和30年代をイメージした外観に戻したことから始まり、2006年には38店に広がりを見せ、27万人の観光客が訪れるまでになった。(ウィキペディアより)

昭和風情たっぷりの町。

中には駄菓子屋。

表にはレトロな車が並ぶ。

なつかしい教室。

昭和の町の売り物のバス。実際に走り、乗ることができる

今日は中を見学。

駅通り商店街。かつては、大分交通宇佐参宮線(宇佐~豊後高田)の駅があった。

大衆食堂。

出前の自転車と、ロウサンプル。

電気屋。

懐かしい家電が並ぶ。

新町通り商店街。

餅屋の前のポスト。

薬屋。現役である。

おなじみの看板が並ぶ。 懐かしさいっぱいの町だが、今日は平日で時間も遅く、閑散としていた。なお、昭和の町から夕日スポットの海岸通にかけては、「恋叶ロード」と称して豊後高田市が観光スポットとして売り出している。例によって、恋人の聖地もある。

 竹田津港に向かう途中、また真玉海岸でにより、海岸に座り旅を振り返る。

出港1時間前に竹田津港に着く。昨年来た時と比べ新しくなっている。そういえば徳山港はリニューアル中だった。

徳山行きフェリーがやってくる。

多くは輸送トラック。その後から、自分も含め乗用車が3台乗った。

名残惜しいが国東半島を後にする。

船上から、ここも夕日スポットだ。

日が沈んだ。もちろん向こうは水平線ではないので、山影が見える。

徳山港に着くころはすっかり夜になっていた。

とにかく頭痛の記憶が印象的な2日目の旅だった。(⑥の蛇越展望所には寄れなかった。)

0 件のコメント:

コメントを投稿