2019年8月24日土曜日

佐田岬 (2019. 8.24)


朝6時過ぎにホテルを出る。ホテル1階がコンビニに繋がっており、イートインでパンを食べて、佐田岬に向けて出発。

 佐田岬までは、内陸でなく海岸沿いの道を走る。一つ立ち寄りたい場所があった。大崎鼻公園。

ホテルを出て約1時間走り、大崎鼻公園に到着。

岬の展望所に向かう。天気がよければ、日振島や佐田岬が見渡せるのだが…

うっすらと日振島が見える。

展望台に上がる。

宇和海の入組んだ海岸。

うっすらと佐田岬半島が見える。

大崎鼻公園を後にし、佐田岬灯台に向かう。昨日同様、曲がりくねった道路を走る。海岸のところどころに小さな集落がある。

小さな島が点在する、昨日から慣れ親しんだ風景。

途中、道の駅・瀬戸農業公園で休憩。地図で見ると細長い半島だが、約40kmはある長い半島である。細く見える半島も幅も高さもそれなりにある。

これから向かう佐田岬灯台方面。瀬戸農業公園を過ぎたあたりに、佐田岬メロディーラインがある。道路に刻んだ溝を車が走るときノイズが発生し、ノイズの音の調整により音楽に聞こえる仕組み。行きは「海」(海は広いな大きいな)、帰りは「みかんの花咲く丘」。

9:30、佐田岬灯台駐車場に到着。ホテルを出てからかなり走ったことになる。

駐車場から灯台までは歩き。案内によると1.8km。予想以上に距離がある。

山道を歩く。

トイレのある展望地に出た。

シニアカーに乗ったおばあさんが語り合っている。ここで何をしているのだろうか。坂道をシニアカーでやってきたのか。

灯台までは、一山越える感じ。ところどころにベンチのあるつづれ下りの坂道を登る。

気温も高く、なによりも湿気が多くて堪える。汗が噴出す。

かなり高いとこまで登ってきている。

灯台へ直交コースと、椿山展望台経由コースの分岐。

展望台に登る。

佐田岬灯台。天気がよければ、九州の佐賀関半島も見える。

駐車場から歩くこと約25分、灯台に到着。

灯台まで登る。

佐田岬灯台。
光達距離は約35 kmで、対岸の佐賀関(約14 km)まで十分達する光力を備えている。1966年にはレーマーク・ビーコンが併置され、豊後水道と伊予灘(瀬戸内海)の間を往来する船舶の安全に寄与している。灯台は無人化されており、内部の一般公開は実施していない。駐車場からはアップダウンのある遊歩道を徒歩20分ほどで到達でき、途中には「佐田岬キャンプ場」もある。(ウィキペディアより) 

灯台の裏側が展望所。四国最西端。

九州佐賀関方面。

むこうに小島が見える。やはり展望所があり、男性らしき若者がいる。

湿度が高い中を歩いて消耗しているが、がんばっていくことにする。

展望所に向かう。

御籠島。後で知ったが、最近整備されて歩いて来られるようになった。
日本で最も細長い半島である佐田岬半島の一番先にある佐田岬灯台の隣に、これまで一般の人はなかなか行けなかった「御籠島」が点灯100年を記念して新たに整備され、佐田岬の観光スポットとして誕生しました。(ほっとde西伊予より)

灯台方の造形の中に実物の灯台を入れて写すよう設計されている。

島の岩壁に砲台口跡が見える。

御籠島から佐田岬灯台を眺める。

灯台のある岸壁にも砲台口跡が見える。

洞窟式砲台跡に行く。

実際は岩が露出していたのだろうが、観光用に整備されている。

砲台口に向かう。

砲台のレプリカ。太平洋戦争末期に設置されたが、使用されずに終戦を迎えた。

やってきたアップダウンを思うと足取りが重い。灯台下でしばらく休む。休んでいると、あの若者が御籠しまから戻ってきたので、言葉を交わす。彼も、予期せぬウォーキングでばてている様子。愛知県からバイクでやって来て、この後は松山に向かうとのこと。今年、尾道・弥山・石鎚山・指宿… 一人旅の若者に出会った。気合を入れて帰り道を辿る。

途中、波の音を聞きながら小休止。

 駐車場には10:40に戻る。この旅の締めくくりに、亀ヶ岡温泉に浸かる計画だが、帰り船の時間が気になる。あと何ヶ所か寄るが、遅くなれば温泉はパスするしかない。

佐田岬半島を戻る。途中、三崎港。九州佐賀関と佐田半島を結ぶ航路。九州と四国を結ぶ最短の航路で、大分方面から関西へ来るまで行くことができる。

地中海を思わせる大久(おおく)展望台。

展望台から、半島灯台方向。

続いて、せと風の丘パーク。パークといってもアトラクションがあるわけではなく、風力発電の風車が見渡せるポイント。

八幡浜方面。

灯台方面。

京都ナンバーの車で、シニア夫婦が見物していた。

最後に権現山。

権現山展望台。

八幡浜方面。

半島全体を見渡せるかと思ってここに来たが、灯台方面は見えないので、駐車場に車を置いて登ってみる。

上には神社があるが、展望は開けなかった。

思いのほか早くまわれたので、亀ヶ岡温泉に寄る。シニア料金で¥500。

土曜日なのでにぎわっている。地元の人たちが出店を出している。風呂上り、奥の店でから揚げを買い、昼ごはんにする。

車を午14時には返し、歩いて八幡浜港に向かう。予定では15時半に臼杵行きフェリーがある。少し早いが、港周辺で時間をつぶすつもり。

14:25、港に着くとすでに船が停泊していて、車も乗り込んでいる。ずいぶん早いと不思議に思って待合室に向かうと、次の船が14:35とのこと。フェリー会社は一つと思っていたが、自分が乗ろうと思った宇和島海運フェリーのほかオレンジフェリーがあって、合わせると1時間に1便の割合で船が出ていることになる。急いで切符を買い乗船する。

船内は超豪華。ゆっくりくつろげる。

八幡浜港を出港。

先ほど走り回った佐田岬半島。

せと風の丘パークの風車が見える。

四国が遠くなる。

佐田岬灯台付近を通過。かすんで見えないが、時おりライトが光るので灯台に間違いない。

ようやく、九州の佐賀関半島が見えてきた。

臼杵港に入港。

17時、定刻どおり臼杵港に到着。約2時間半の船旅だった。

臼杵港フェリー乗り場。

港からJR臼杵駅までは歩いて約15分。時刻表で調べた限りでは、船が着いて、一番早い列車までは、10分足らずの間隔しかなく、乗継が出来るかと心配していたが、とても無理だった。臼杵駅の列車は1時間だいたい1本なので、約1時間の待ち時間になる。それでも、予定より1時間早い船に乗れたので、同様に1時間早い列車に乗ることが出来る。臼杵の町、予想以上にマイナーで、食べるところはなく、セブンイレブンもファミマもローソンもにも見当たらない。駅近くに唯一、ヤマザキショップ(田舎によくある)があったので、腹の足しにおにぎりを2個買う。

 予定では、にちりんで大分でソニックに乗り継ぎ、小倉まで行くつもりだったが、予定より早い列車に乗ることが出来た。貴重な博多まで乗り換えなしの、にちりんシーガイア、18:11発を待つ。ホームには、臼杵石仏の彫像。他にはこれといって名所もないようだ。

にちりんシーガイア博多行きに乗り小倉まで。小倉から新幹線に乗り継ぎ帰る。

300kmは走っただろうか。よく走った。



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