2019年8月10日土曜日

牛島 (2019. 8.10)

3連休が2回続くので、次の連休に行くつもりだったが、台風が接近しそうなので、連日の島巡りになった。今回は牛島。ずっと「うしじま」と発音していたが、ここの牛島は「うしま」と読むらしい。朝の便は無理としても、2便には電車とバスの乗り継ぎで間に合いそうなので、車は止めて、公共機関にする。基本的に、電車バスが可能ならそちらを優先する方針である。

廿日市からJRで光駅に到着。

光駅からJRバスで室積公園行きに乗る。

港は室積バス停が近いが、船の時間までたっぷりあるので終点の室積公園で降りる。終点は、普賢寺の側。

室積港。船舶用のレール(正式な名称が分からない。)と桟橋の常夜灯。

船乗り場に向かう。

途中休憩所で一服。一帯は、室積みたらい公園。

昨年訪れた象鼻ヶ岬が見える。

牛島行き定期船乗り場。

牛島行き「うしま丸」

運賃は片道¥500だが、往復料金を払い、帰りは自由に乗船する。

昨日の八島と違い、今日は自分ひとりではない。合計10数人の乗客になった。朝本土に渡り、買い物をしてこの船で帰る島の人もいる。

室積港を出港。

室積み町並みを見る。

象鼻ヶ岬を後にする。

進行方向右手、祝島

進行方向左手、馬島・佐合島。牛島は、祝島と馬島・佐合島の間に位置するが、それぞれの島へのアクセスの港は異なる。祝島は上関、馬島・佐合島は田布施、そして牛島は室積。

牛島に到着。
牛島:室積港から南東へ8.4Km定期船で 25分の位置にあります。海岸の大部分は断崖断壁で周囲12KM、面積1.96K㎡の島で約50人ほどの島民がいます。(光市観光協会公式HPより)
人口は約50人。

牛島の待合室。

 さて、牛島も特にこれといった観光地もない。帰りの船まで2時間弱。暑い中、あてもなくうろうろも出来ないので、ポイントを一つ決めてきた。港のある所から山越えして、東の平茂海岸。上関や馬島が見える。
「旧牛島小中学校から奥へ、鳥のさえずりを聞きながら山道を歩くこと30分、全長約900mの海岸「平茂海岸」にたどり着きます。
 北東の対岸に長島をはじめとする瀬戸内海の島々を見渡すことができ絶景!きらきらした海とさわやかな風は山道を歩いてきた疲れを忘れさせてくれます。」
(「うしま丸」を運行している牛島海運のHPから)

 この人たちも平茂海岸に行くのだろうか。釣り人のようでもない。とりあえず同じ方向に歩く。

 しばらく歩いて牛島港を見る。

 イブキビャクシンとかいう名木。

「未来に残したい漁業漁村の歴史文化遺産百選」の一つ、藤田の波止。

墓場の側を歩いていく。八島同様、現在の島民の人数よりも墓の数は多い。過疎化によって、こういう現象が起きるのだろう。

海はきれいだ。

1999年に休校、2005年に廃校となった、旧牛島小中学校。

学校の先の道を進む。港から後を歩いてきた2人連れもここを進む。たぶん平茂海岸に向かうのだろう。

山沿いに歩く。

視界が開け浜辺が見えてきた。

2人連れはここが目的地らしい。湧水かなにかがあると話していた。

とりあえず浜辺に下りる。ここは島の西海岸なので、遠くに見えるのは室積地区。

結局、平茂海岸に行くのは、やはり自分ひとり。左の急な坂を登る。

 行き先は書いていないが矢印がある。おそらく海岸を指しているのだろう。行き先くらい書いておいてほしいものだ。

荒れた竹林を通り…

倒木をくぐり… 牛島海運のHPにあった「鳥のさえずりを聞きながら山道を歩くこと30分」とは程遠い道のり。想像していた遊歩道ではなかった。

なんとか矢印を辿り、海岸方向に向かっている。

ようやく山頂を越えたようだ。

道無き道状態になった。

 なんとか海岸にたどり着いた。港から計測すると約35分の道のりだった。

平茂海岸北方向。

南方向。

帰り道の場所が分からなくといけないので、出てきた場所を記録。

暑いし時間も気になるし、なによりもリュックのポケットに差しておいたペットボトルの水がなくなっている。何かの拍子に落としたのだろう。海岸散策は止めて早めに引き返すことのする。正面に見えるのが、馬島と佐合島。室津半島の発電用風車も見える。

来るときは時間を気にしてハイペースで歩いたので、体力を消耗している。帰りは休み休み歩く。

どこかにペットボトルが落ちているはずだ。下を見ながら歩いていると、ペットボトルを発見。

疲れた体に、荒れた道はこたえる。

ようやく、西海岸が見えてきた。

2人連れは、まだ海岸で遊んでいた。

港に帰る道、来るときは気がつかなかった矢印があった。あるいは、平茂海岸はここからが正道だったのか。いづれにしても、あの荒れた道に合流するのだろう。

かなり古いガードレールがあるが、かつてはそこそこの人が通ったのだろう。目的地は何処だったのだろうか。

旧牛島小中学校に戻る。赤い夾竹桃、花の名前を覚えるのが苦手な自分が名前を知っている夏の花。

黒い円、遠くから見たときは校章かと思ったが、本体が取れた時計だった。

盆が近い。墓に花が供えられている。

牛島の天然記念物、モクゲンジ。

6月中旬から7月初旬にかけて黄色い花をつける。

港近くまで戻る。平茂海岸から、帰りは休み休みなので約1時間かかった。

港近くにあるきれいな建物。やはり老人向けの施設。

船の時間まで30分あるので、港から西へ、牛島八幡宮に向かう。

牛島にも猫が多いと何かで知ったが、今日2匹目の猫。猫とひまわり。

牛島八幡宮鳥居。

鳥居の奥に八幡宮。

八幡宮の隣の階段。

階段の上に小さな祠。

八幡宮の前にある波止場。

2つの小さな島は、尾島。

牛島の港を見る。

ここにも船舶用レール。おそらく船の修理のために使用したものだろう。

12:30の、室積行きに乗る。

船出を待っていると、船尾から虹が見えた。

虹といっても普段見る遠景ではなく、水平方向に伸びている。後で調べたら、環水平アーク (circumhorizontal arc)というものらしい。
雲が高度約6000mに位置し、太陽の傾きが58度から68度くらいのときに発生する炎のような虹。今のところ北緯55度から南緯55度の間でしか目撃情報は無いようです。(このページより)

牛島港を出航。約2時間半の島巡りだった。

波止場から見た尾島。

見える集落が牛島の集落すべて。

空には飛行機雲。

室積港に入る。牛島の全景が見える。

室積港に到着。

さて、今日の風呂は「かんぽの宿 光」を予定している。画面中央、小高いところに位置するのがその建物。歩いて約20分。

がんばって坂道を登る。暑い。

坂の上から、室積港と室積半島。

かんぽの宿に到着。


入浴料¥500。

 風呂は6Fにあるが、6Fには展望台もある。眺望がすばらしい。

牛島と祝島。

室積。

光市街地。中央の島は、無人島の大水無瀬島。

帰りは、室積のバス停からバスに乗る。

光駅。来るときは在来線で来たが、帰りは徳山まで行き、新幹線で帰る。

各島の位置関係。

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