JR神戸線新快速で、明石から姫路まで。姫路駅北口にでる。当初は、大阪~明石~姫路の移動は新幹線をイメージしたが、乗り換えや待ち時間を考えると、在来線のほうが安くて早い。神戸線は4線路区間で、普通・快速・新快速が他の列車を待つことなく走っている。
さて、姫路城は駅から北へまっすぐ。駅から小さく見える。バスもあるのだが、どのバスに乗るのか考えるのも面倒なので、少々疲れ気味だが歩くことにする。
歩く前に、喫煙可能な喫茶店で一休み。今日はかなり歩くことになる。
駅前から歩くこと15分。姫路城前に到着。
入城口に向かう。
橋を渡る。
橋の上から、内堀の西側と石垣。
大手門を入る。
入ってすぐの三の丸広場から。白鷺城と呼ばれる美しい城。まさに名城の名にふさわしい。
西の丸。
姫路城マップ。
姫路城:姫山の地に初めて砦が築かれたのは1333年、赤松氏の時代といわれています。以来、13氏・48代が城主を務め、戦塵にまみれることなく今日にいたっています。
赤松氏の後、西国統治の重要拠点として羽柴秀吉、池田輝政、本多忠政が城に夢を託して拡張、いま見られる全容が整ったのは戦乱の世が落着いた1617年のことです。(姫路城公式HPより)
入城料は¥1000。やや高めの料金である。入城する。
姫路城の特徴として、天守閣に至るまでの多くの門がある。いろはにほへと…と名づけられ、最後はろの門、他にもいろはでない門もあるから、その数は? 最初の門、菱の門を通過。
天守閣はまだ遠い。これら向かって歩く。
この門がなにか分からない。菱の門を反対側から写したものか。あるいは、いの門。
ペットボトルを販売していたのが目印。ろの門か。(はっきりした案内板がないかぎり、おそらく)
はの門。
天守閣にむかう坂を登る。
にの門。
にの門は背が低い。背をかがめて通る。
何の門か分からないが、さらに低い門。
天守閣が近い。
水二問。(名前が書いてあるので確か)
もう何の門だか分からない。
水五門。
水六門。
ようやく天守閣にたどり着く。それにしてもたくさんの門を通った。「いかに防禦、反攻するか?」を念頭に設計、土木、建築を行なっているそうだ。ここから土足禁止。靴はビニール袋に入れて持ち運ぶ。
天守閣に入る。
急な階段を6階まで上る。階段は上り下り専用。危険防止のため、行きかうことはない。
大きな梁。
3階、東大柱。天守を貫く一本柱。
6階に到着。小さな祠がある。
天守から姫路駅方面。
西の丸百間櫓と男山。
北側。
眺望を楽しんだ後、急な階段を下りる。
階下に到着。
ロの渡櫓を通り。
外に出る。
備前丸という広場。
備前丸から天守を見上げる。
備前門(おそらく)を出る。
おそらく、りの門を通過。
播州皿屋敷の怪談で有名なお菊の井戸。
をの門跡。「いろはにほへとちりぬるを」、ぬとるの門は通過したことになる。
出発地の、いの門を通り…
西の丸に向かう。
西の丸は、姫路城主本多忠政が大阪夏の陣のあと、将軍徳川秀忠の長女千姫を娶った息子忠刻のためにたてたもの。(案内板より)
百件廊下に入る。
長細い櫓の中を廊下が続く。
全長250m。
座っているのは千姫の像か。千姫は徳川2代将軍秀忠の娘、秀忠の妻が、織田信長の妹お市の方の娘・江だから、千姫は織田豊臣方と徳川方の血を引くことになる。
千姫は一度は豊臣秀頼に嫁ぐのですが、大阪夏の陣で秀頼と死別したあとは、本多忠刻と再婚して姫路城で約10年間過ごしました。当時は「播磨姫君」と呼ばれていたそうです。
(その後、忠刻とも死別したため、江戸城に移り、出家して天樹院と号しました)(このページより)
千姫の家計図。
男山八幡宮を見る。
千姫に仕えた侍女たちが居た場所を西の丸長局(百間廊下)と呼んでおり、千姫は毎朝この廊下から男山を拝んでいたと伝えられています。(男山には本多家の繁栄を願って男山の中腹に建立した男山千姫天満宮があります) (このページより)
百間廊下を出て、姫路城天守を見る。
百間廊下、あの回廊を通ってきたことになる。
めまぐるしかった姫路城見学を終える。盛りだくさんの見学内容で、高いと思った¥1000の入城料にも納得。
姫路城を出る。
さて、足も痛くかなり疲れているのだが、頑張って好古園と千姫ゆかりの男山に行くことにする。
好古園は姫路城から歩いてすぐ。
好古園から姫路城の内堀を見る。
好古園に向かう。
好古園マップ。
姫路公園(姫路城)内にある日本庭園。正式名は姫路城西御屋敷跡庭園好古。「好古園」とは、江戸時代に現在の庭園入口付近に存在した藩校「好古堂」に因むものである。 (ウィキペディアより)
御屋敷の庭に入る。
渡り廊下。
廊下の南側は水の流れ。
廊下の北側は池。
池のかかる石橋を渡る。
石橋から、潮音斎。
飛び石を渡る。
小さな門をくぐり…
苗の庭。
茶の庭は手入れ中。
流れの庭園に入る。
流れの平庭。
松の庭。
あまり咲いていないが、花の庭。
築山池泉の庭に入る。
築山池泉の庭。
大阪城・姫路城ともアジア系の観光客が多かったが、ここは欧米系の人が多い。静かな庭園に惹かれるのだろう。
竹の庭。
竹と松と東屋。
庭園を出る。姫路城の石垣が見える。
好古園の横を北に歩く。野良猫たちに餌をやっているシニアグループ。
姫路城内堀のはずれ。さすがに人はいない。
姫路城西北の清水門跡から出る。
清水門跡から歩いて5分。男山八幡宮参道に着く。
参道の途中にある、千姫天満宮。
参道を上る。
男山八幡宮の鳥居。
男山八幡宮。
さらに上に上る階段がある。
男山配水池公園。
姫路城の展望がすばらしい。
展望所の一段上は芝生の公園になっている。
急な階段を下りる。ここからも直通で上れる。
清水門跡まで戻り、千姫の小径。
姫路城の内堀と船場川に挟まれた細い道である。
歩きつかれて、姫路駅まで歩く余力がないので、帰りはバスを利用する。
姫路駅に到着。商店街は活気がある。
撮った写真をクラウドにアップロードしようと、WIFIスポットを探す。結局うまく接続できず、そのまま新幹線に乗る。WIFIは広島駅待合室で使用できた。200枚近い写真を約10分でアップロードし、帰路に着く。
本日の移動経路。電車の移動はスムーズに出来たが、城めぐりのはしご、歩行距離約20km。よく歩いた。
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