2019年9月23日月曜日

権現山 (2019. 9.23)

1泊して四国の剣山に登るつもりでいたが、台風17号の接近で予定変更。台風が通過した本日、安佐南区の権現山に登ることにした。権現山に登るルートはいくつかあるようだが、今回は毘沙門台か毘沙門堂経由で登る。

JR新白島でアストラムラインに乗り換え、毘沙門台駅で下りる。広域公園方向を写す。

アストラムラインにじっくり乗るのは初めて。駅のホームは囲われていて、乗降車時のみ、扉が開く。

毘沙門堂自体が標高200m弱の位置にある。バスもあるようだが、乗り場や種類がよく分からないので、歩いて上がる。住宅街の坂道を行く。

マップの経路では最短の距離ルートを表示するので、それに従うと、台から台へは階段を登ることになる。

広島市街。すでに標高は100m。

さらに階段を登る。

歩くこと、約30分。バス停駐車場に着いた。右上に見える赤い建物が多宝塔。毘沙門堂は森に隠れて見えない。

参道が見つからなくて、しばらく探す。少し下ったところに、参道入口があった。

広島市街。アストラムラインが遠くに見える。かなり歩いてきた。

参道を登って行き、山門に到着。

灯籠の並ぶ参道を登る。

毘沙門堂の下に到着。

毘沙門堂に到着。
正確には真言宗権現山毘沙門堂といい、今から約950年前、藤原時代に創建された。行基菩薩の作といわれる毘沙門天像が安置され、当時、周辺の武士の尊崇を集めた。特に現在では商売繁盛・家内安全の神様として毎年旧暦初寅の日とその前夜を「初寅祭」として多数の参詣者でにぎわう。(広島広域観光情報サイトひろたびより)

賽銭を入れ参拝。調べてこなかったので、神道かとも思ったが、安置されたものが仏教風なので、合掌。堂内はきれいに飾られている。

天井の絵画もきれいだ。なにかで知ったが、ここには住職がおらず、地区の有志で運営維持されている。2014年の土砂災害で壊れたが、2016年に修復が終わった。天井絵や釣り灯籠は伸張されたらしい、

弘法大師の像が立っている。左下の石は、福石といって、両手を伸ばして石の端に届いたら、御利益があるという。

権現山は毘沙門堂の上のほう。

堂の横に登り口がある。

権現山には多宝塔経由で登る。

権現山への登山道は西回りと東回りがある。多宝塔経由は西回り。

多宝塔に向かう。

多宝塔の下に到着。「里見の岩」とある。

多宝塔。木に隠れてよく見えない。

したから見上げる。

ここからの景色がすばらしい。広域公園方向。

広島市街。遠く似島も見える。

多宝塔の横を登り、権現山に向かう。権現山まで560m。

時には鎖に捕まって登る箇所もある。

登山道はおおよそ整備されているが、例によってばて始めている。権現山の標高は397m。毘沙門堂経由なのでウォーキングのイメージがあったが、よく考えれば、先日の白滝山と同じ高さ、れっきとした登山である。今日はトレッキングポールは持参してなかった。

大岩があるので頂上が近いか。

…と思ったが。山頂まで200m。まだまだ。

ようやく山頂近くに着いた。

ここからの見晴らしもすばらしい。しんどい山登りの御褒美だ。

東回り歩道との合流地点。

権現山山頂。特に何もなかった。

椅子に腰掛け、一時休んだ後、右脇の道から次に向かう。毘沙門台に引き返すルートもあるが、今日は、鳥越峠まで行き、そこから七軒茶屋に下るコースを考えてきた。

しばらく進むと駐車場に出た。右は車道。ここまで車で上がれるようだ。左に歩道があるのでそちらを行く。

歩道は休憩所を経由して、また車道に合流した。このあたり、いまいち案内が少なくてまごつく。トレッキング仲の年配の男性に出会ったので、道を確認する。車道から、遊歩道が分岐していた。連休中なのだろう、自分のトレッキング中に3~4人の男性に出会った。

鳥越峠に向かう。

鳥越峠に着く。まっすぐ行けば阿武山。阿武山経由で可部に下りることもできる。調べたときに、鳥越峠まで行って余力があれば阿武山に登ろうかとも計画したが、阿武山は、標高583m。鳥越峠は300mだから、阿武山へは標高差300m近く登ることになる。今日の状況ではとんでもないプランだ。おとなしく右へ曲がり下山ルートをとる。

後は下るだけだ…

と思ったが、足場が悪い。また左足首が痛むので、けっこう疲れる。

ようやく樹木が途切れるとこまで下りてきた。

石垣がある。何のためだろうか。畑にしては狭いし… かつて屋敷でも立っていたのだろうか。

あれ、道がない。この沢を下れというのか。

あたりを見回すと、例のピンクのテープの目印があった。

おお、階段があるではないか。

階段を使って沢を横切る。

倒木にピンクテープが巻いてある。身を屈めて通過する。

麓まで下りてきた。通行止め? ここを通れなければどうすればいいのか。ここは強行突破する。

 下には道らしきものがあるので、下りていく。

どうやら工事中なので、安全を確保しているようだ。「安全通路」を行く。

工事現場を出たところに、かすれた文字で「ハイキングコース」「鳥越峠まで0.8km」の案内があった。ここから峠まで、あの道を登るのは大変だろうし、ここから登る人もいないだろう。

やっと普通の道に出た。

JR可部線七軒茶屋駅に到着。時刻は11:15。毘沙門台駅を出発したのが7:55だから、 休憩を入れて3時間20分のトレッキングだった。

広島行きの電車に乗る。

大町駅でまたアストラムラインに乗り換えて長楽寺駅で下りる。

長楽寺駅から歩いて10分。痛む足を引きずりながら、今日の風呂に到着。満点の湯・温泉家。

 以前一度来たことがある。今回リニューアルされたそうだが、風呂自体はほぼ同じだった。受付と食堂がこぎれいになっていた。昼ごはんにてんぷらうどんを注文する。

帰りはアストラムラインで新白島まで行き、JRに乗り帰る。毘沙門台駅を過ぎた頃、アストラムラインの中から、権現山を写す。右の山が、阿武山になるのか。

剣山登山の代替として安易に考えて登ったが、毘沙門堂に着くまでですでに消耗していた。下山時のハプニングもあり、記憶に残る山歩きになった。

0 件のコメント:

コメントを投稿