2019年9月18日水曜日

大久野島 (2019. 9.18)


忠海港はJR駅のすぐ近く。

ウサギの写真が目立つシャレた建物は…

乗船券発売所。おみやげも販売している。ウサギのエサも売っている。なおウサギのエサは、島内では販売していないので、ウサギ目的で行く場合はここで買うことになる。

桟橋から先ほど登った黒滝山を臨む。

桟橋から、忠海港。たくさんの乗客が待っている。

12:00発のフェリーがやって来た。忠海~大久野島~大三島の盛を往復している。このフェリーは昨年、しまなみ街道からの帰りに車で乗っている。

平日にもかかわらず、たくさんの乗客。さすが、世界的に有名なウサギの島。

忠海港を出航。

10分で大久野島に到着。

大久野島の待合室。

ウサギがお出迎え。

ウサギは人馴れしていて、多くはウサギのほうから寄ってくる。人間はエサをくれる動物と認識しているようだ。

訳あって時計回りに島の巡る。(実は後日訪れる予定の、東尋坊雄島は時計回りに回らないと良からぬ事が起こると言い伝えられている。今日はそのための予行演習として。)

至るとこにウサギ。

 外に目を向けると、花崗岩の島らしく、侵食された岩場。

しまなみ街道の生口島と大三島。

2匹が仲良くエサを食べる。

 広場では買ってきたエサをウサギに与えて戯れている。女子が多い。

海岸沿いの遊歩道を歩く。

調べてきたとおり展望台への道は、2018年夏の豪雨災害のため通行止め。大久野島の展望台に登れないので、どこか登れないかと探した結果、黒滝山を見つけた経過がある。

遊歩道と毒ガス資料館への分岐。

幹部専用の防空壕。平民は土に穴を彫った簡素なものだった。防空壕があるのは、毒ガス製造の島として空爆の恐れがあったからか。

毒ガス資料館。
大久野島:竹原市の忠海港から船で約15分。周囲約4kmのこの小島は、かつて毒ガス工場があったことから「地図から消された島」でした。現在は国立公園に指定され、約900羽もの野生のウサギが棲息することで知られており、国内外を問わず多くの観光客が癒しを求めて訪れています。(ひろしま竹原観光ナビより)
毒ガスについてはウィキペディアに詳しい。
ウサギが住むきっかけは、毒ガスの動物実験用のものが残った、あるいは地元の小学校で飼われていたものが野生化した、の説がある。ウサギの島として有名になったのは2010年以降、国内外のメディアが取り上げてから。詳しくはウィキペディア

毒ガス製造器具の展示。

毒ガスの島でウサギが休む。

豪華客船が通っていく。何処へ行くのだろう。

毒ガス製造の時、5000人近い人が事情も知らされずここに集められた。多くはその後遺症に苦しむ。帽子を取り一礼する。慰霊碑とウサギ。毒ガスとウサギの島を象徴する写真になる。

大久野島神社。毒ガス以前は数十人の人々がひっそり暮らしていた。

神社とウサギ。

大久野島海水浴場。「遊泳禁止」とあるが、外人さんが水着姿である。

自分の目的は、ウサギよりも島歩き。島を一周する遊歩道を行く。

暑いのだろう、ウサギも一休み。

灯台。

灯台前の広場。遊歩道は左に続く。

このあたりになると人は少ない。

島内のあらゆる場所にウサギはいる。

夕日の丘。花崗岩が風化してできた広場。

大久野島には軍事用の遺物も多い。南部照明所跡の案内がある。

午前中の山登りで疲れたからだを引きずりながら、暑い中坂を登る。

これといったものはない。

ウサギエサやり広場が見える。来る前は平坦な道で島を一周することを想像していたが、結構登ってきている。

 南部照明所跡を下りて次の展望所。

大久野島休暇村。向こう竹原地区の工場。

大久野島の隣にある、小久野島。もちろん無人島。

急な坂道を下る。

遊歩道の出口に下りる。

大久野島国民休暇村。

椰子の木の間を通り…

 海岸沿いに歩く。

小久野島を近くから。

9月半ばを過ぎても、日差しは強い。午前中の山登りの後はゆっくり島歩きで楽勝と油断していたが、遊歩道も上り下りがあり、暑くてばてている。木陰で一休み。

ウサギも一休み。

帰りの船の時間、1時間に1便は覚えているが、40分台か50分台か、詳しく覚えていない。時刻は、13:26、港に向かう。

毒ガス貯蔵庫跡。

右に行けば中部砲台跡だが、暑いし、港に急ぐ気持ちもあってパス。

このあたりの道は、観光地化された今と違い、昔を偲ばせる。

北部砲台跡。

砲台跡とウサギ。勤めて、戦争の遺物とウサギのツーショットを心がける。

もう、だれきったウサギ。こんな格好で休むのか。

港に向かい急な坂を下る。傍らにウサギ。結局、島を一周する間、常にウサギがいた。

桟橋が見えたが、忠海行きの船が出たばかり。13時台が、40分台の船だった。結果的には、南部照明所跡へ登った時間の差が出たことになる。

乗り遅れたフェリーを見送る。次の便まで1時間以上あることになる。

周囲をゆっくり見学。毒ガス製造用の機材の運搬に使用された桟橋。本土から丸見えなので、すぐに使われなくなった。見られてはまずいものを作っていた。

トンネルの向こうは発電所跡。

もちろん毒ガス製造用の発電所。

発電所跡とウサギ。

発電所側から、トンネルの向こうに見えるのは三原方面か。

海岸から、忠海・黒滝山を見る。

とりあえず待合所に向かう。

桟橋周辺で船待ち時間をつぶす。フェリーが到着するが、この船は大三島に行く便で、そこから折り返して大久野島に寄港するので、あと30分くらいは待つことになる。船の到着時間に合わせて、休暇村の無料シャトルバスがやってくる。

自分が休んでいるベンチの下、ウサギがあのポーズで休んでいる。元気のいいウサギの中には、自分がリュックを開くと、エサをもらえると思って、突進してくるものもいる

14:52の便、忠海行きフェリーが大三島から戻ってきた。

約2時間半の滞在を終えて、大久野島を後にする。

忠海港に着くころ、大久野島と小久野島の全景。

忠海港に戻る。

JR忠海駅から呉方面の電車に乗る。大久野島には休暇村に風呂があるが、忠海に戻ってから入りたいので、いろいろ探したが、三原周辺にはなく、呉線の新広駅の近くに温泉があるのでいくことにした。15:32の広行に乗る。

終点広駅で広島行きに乗り継ぎ、新広駅で下りる。時刻は17時過ぎ。乗り継ぎや、呉線が単線のため列車の待ち合わせのため、忠海から1時間半かかった。

駅から歩いて10分、昭和温泉湯楽里(ゆらり)。入浴料¥650だが、石鹸シャンプーは別売だった。

昭和の名の通り、館内はれとろな雰囲気。

その中のだるま食堂で、夕食のコロッケカレーを食べる。

山登りと島歩き。予想以上にハードだった。歩いた歩数は3万歩以上。帰る頃には足裏が痛んだ。



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