旅の2日目。今日は、知多半島と周辺の島々を巡る。名鉄知多半田駅から河和線に乗る。知多半田駅はJR知多駅とそんなに離れていないが、名鉄駅の周辺のほうが店は多い。
終点の河和駅で下車。
河和港まで歩いて約10分。予定としては日間賀島と篠島を回り、半島の師崎(もろさき)に戻る。そのため島巡り乗船券を買う。
船の時刻表はここで綿密に調べておいた。7:35の船に乗る。
乗客は自分ひとりの貸切船。
日間賀島西港に到着。
日間賀島:三河湾に浮かぶ離島。行政上は愛知県知多郡南知多町に属し、全域が三河湾国定公園に含まれる。2015年(平成27年)の国勢調査における人口は607世帯1,896人だった。「タコとフグの島」という観光PRを行なっている。篠島や佐久島と合わせて「三河湾三島」または「愛知三島」などと呼ばれる。(ウィキペディアより)
船は次の寄港地、篠島に向かう。
日間賀島のマップ。
日間賀島はタコの島。
ホテルや民宿が立ち並ぶ。今まで言った離島とは様子が違う観光地だ。
島を時計回りに歩いて回る。北側の漁港。
歩いていたら車を運転しているシニアの女性が声を駆けてきた。乗せてくれると言われるが、自分は歩きに来たのでと遠慮する。ご親切にありがとうございました。
このあたり名産、しらす工場。どこかで食べたい。
島の東部に差しかかる。
沖に見えるのは、佐久島。三河湾三島のひとつだが、日間賀島とは行政区が異なるため、直行便は出ていない。佐久島には、西尾市の港から行くことができる。
周遊路から少し逸れる。
島の東の岬にある恋人ブランコ。
岬を回りサンライズビーチに出る。
ここで一休み。
日間賀島東港。日間賀島には高速船乗り場が2ヶ所。フェリー乗り場が1ヶ所ある。
タイルロード。
左に、後ほど訪れる篠島が見える。
むこうの端を回ると西港に戻る。一周してもそう時間はかからない大きさの島だ。
右に曲がり、坂を登り、集落を歩く。日間賀島小学校。現時点で生徒数102人。今まで各地の島で、休校・閉校の学校を見てきたが、ここは現役の学校。
島で唯一のコンビニ。開店前なのか、閉まっている。
安楽寺。
タコ供養の寺。
東港に戻る。前に、島でただひとつの信号。 大分県の姫島にも同じような信号があった。
船の時間までしばらくあるので、波止場をうろうろする。
向こうに佐久島。
鳥羽から船で渡って、真っ暗のなかをバスで走った渥美半島。
船を待つ。
篠島に向かう。
篠島に到着。
篠島:三河湾に浮かぶ離島。行政上は愛知県知多郡南知多町に属し、全域が三河湾国定公園に含まれる。2015年(平成27年)の国勢調査における人口は1,653人、世帯数は622世帯である。日間賀島・佐久島と合わせて「三河湾三島」または「愛知三島」などと呼ばれる。古くから伊勢神宮との関係が深く、三節祭には干鯛(御幣鯛)の神饌が行なわれる。(ウィキペディアより)
待合室にあったマップを携帯。
篠島は鯛の島。
たくさんの漁船が停泊している。
橋の向こうは水産物加工地区。
篠島での目当ては島の南端にある展望台。まず目印の正法善寺を目指すが、狭い路地でなかなかたどり着けない。
正法善寺の前を通り進む。
島の南に向かう主道に合流。峠を越えたところ。
何台か車を見送った。
学校が見えてきた。
同敷地に篠島小学校と中学校。日間賀島同様、ここも現役。篠島小学校生徒数82人。日間賀島よりやや少ない。
遠くに展望台が見える。
展望台にむかう。沖に浮かぶ小さな島は松島。夕日百選に選ばれている。
ここは歌碑公園展望台。
砂浜と小中学校を見渡す。
島のシニア女子が話しかけてこられて、しばらく話す。日間賀島で車に乗らないかと声をかけてきたシニア同様、観光地の島なので接客?にたけている。
島の南端に向かう。
鯨浜。
鯨浜から松島。
浜からもう一度山に入る。
木々のトンネルを抜ける。
太一岬キラキラ展望台。鳥居は伊勢神宮に向いている。ここは伊勢神宮の遥拝所である。
展望所から、南に野島。無人島だが篠島よりは標高が高い。
神島と鳥羽。
岬の先端から鳥居を見る。
港に戻るため、島の東側の周遊路を行く。
周遊路が終わる。
800m続くサンサンビーチ。
防波堤に学生の創作画。
なかでも目を引いたもの。
港がある島の北端に戻る。島を一周したことになる。
船の待合室は、島の駅も兼ねていて、お土産も売っている。
中に、「ねことじいちゃん」の説明。その映画を見たことがある。三河3島がモデルになったが、映画の撮影は主に佐久島で行われた。
なんとか午前中に2島を巡ることができた。11:40の船を待つ。
知多半島の師崎に向かう。
12時ちょうど、知多半島の師崎に戻る。
港を出てすぐ食堂があった。
日間賀島で見て食べたいと思った、しらす丼を食べる。他にも、サザエやハマグリなどあり、にぎわっていた。
ここ、師崎に寄ったのは、展望台のある羽豆岬に行くため。羽豆岬には羽豆神社があり、下に大鳥居がある。
鳥居の前から、日間賀島。
篠島。
名古屋のアイドルグループSKE48が2010年に歌った「羽豆岬」を記念して建てられた歌碑。ファンの聖地になっている。
羽豆神社入口。
まず階段を登る。
「恋のロマンスロード」と言う名の遊歩道。
道を覆うのは、国の天然記念物ウバメガシ。
展望台があるが、目的としているものとは違うようだ。眺望が木に遮られるようなのでパスする。
羽豆城跡。
岬の先端にある羽豆神社が見えてきた。
羽豆神社の入口。
羽豆神社。
神社の前を下りると…
羽豆岬展望台。
展望台に登る。SKE48のプロモーションビデオで使われたアングル。
展望台に出る。
展望台の下。透明な海が広がる。
絶景を見渡す。日間賀島、篠島、伊良湖岬、神島、鳥羽、朝熊山、伊勢…。
次の目的地は、知多半島の西側にある野間灯台。バスと電車を乗り継いで行くが、時間があるので、先ほどパスしたもうひとつの展望台に戻る。こちらのほうが新しく出来たもの。
展望台に登る。
師崎港。
野間灯台がある知多半島西側。
伊良湖岬と神島。
神社の前から降りる。
海岸沿いに岬を周遊できる。
最初に登った展望台を下から。
山の斜面をウバメガシが被う。
師崎港待合室に戻る。
中のカフェでコーヒーを飲んでバスを待つ。
バスはコミュニティバスの海っ子バス。1時間に1本くらい。
名鉄の内海駅まで乗る。
名鉄知多新線の内海駅に到着。ここで名鉄に乗り変える。
内海駅から一駅の野間駅で下車。駅の周囲には何もない。
野間灯台に行く前に、野間大坊に寄る。平治の乱で破れた源義朝(頼朝・義経の父)の首を洗ったという、血の池。
野間大坊の大門。
野間大坊本堂。
詳しくは鶴林山無量寿院大御堂寺(かくりんざん むりょうじゅいん おおみどうじ)と言う。(ウィキペディアより)
100円お供えして線香を焚く。
義朝の墓。
木太刀が備えてある。入口に500円で販売していた。
源義朝の墓は大御堂寺(野間大坊)にある。平安末期源氏の頭領だった義朝は、平治の乱で平清盛に破れ、長田忠致を頼って内海に逃げのびた。しかし忠致は寝返り、入浴中の義朝を謀殺。「ここに一ふりの太刀ありせばかかる遅れはとらぬものを」と言い残したと言われ、現在も多くの木太刀が奉納される。(美浜町公式HPより)
織田信長の三男、織田信孝の墓。ここには敗者の墓が多い。
信孝は、本能寺の変の後の後継者争いで、秀吉の押す信雄に敗れ、ここで自害した。
孝は長良川を下って尾張国知多郡に奔り、野間(愛知県美浜町)の内海大御堂寺(野間大坊)に退いた。ここの安養院で4月29日(6月19日)または5月2日(6月21日)に、信雄の命令によって信孝は自害させられた[20]。これには秀吉の内意があったとも言われている。信孝は切腹の際、腹をかき切って腸をつかみ出すと、床の間にかかっていた梅の掛け軸に臓物を投げつけたといわれる。享年2。安養院には短刀とその血の跡が残る掛け軸が伝来している。太田新左衛門尉は介錯を務めて後、自害して殉死した。 (ウィキペディアより)
鐘楼堂。
客殿に向かう道、本四国巡拝路。この道を歩くと、四国遍路したと同じ御利益があるという。
路傍には早咲きの桜。
客殿に入る。
客殿前の庭。
お砂踏みといって本四国八十八ヶ所のお砂が埋まっている。
野間灯台に向かう。途中、懐かしい音が聞こえる。豆腐売りの車。
野間大坊から歩くこと20分余り、ようやく灯台が見えてきた。
野間灯台。美しい灯台だ。
前にはお決まりの、「恋人の…」がある。
灯台の前から。
灯台の前の岩場に立つ。
先ほど歩いてきた道。石組みの場所は、バーベキューなどする施設。
旅の最後に、伊勢湾を見渡す。
野間駅近くに戻る。 野間駅から名古屋までの特急は1時間に1本。特急の前の電車が到着したところ。なんとか特急に間に合いそうだ。
名古屋行き特急。一般者と指定席があり、一般席には普通料金で乗れる。
野間から名古屋までは約1時間。新幹線に乗る前に、駅構内の店で、もう一度きしめんを食べて帰る。
最初の目的は明智城だったが、ついでにと思った知多半島の旅のほうが印象に残った。
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