宮島の弥山にはこれまで2回登っている。2017年にロープウェイで、2019年に大元コースで。今日は大聖院コースで登る。
携帯したパンフレット。
フェリーの上から弥山。
午前9時、宮島桟橋前。
大聖院仁王門の前に到着。
観音堂。
勅願堂の横を通り、登山道入口に向かうが… 登山道が見つからない。受付で聞くと、登山道は境内の外。一度、大聖院を出る。
仁王門の脇に登山道入口がある。9:30、登山開始。
始めは川沿いの道を歩く。
話に聞いていたが、階段の多い登山道。約1000段あるという。四国の金比羅さんよりも多い段数。
瀧宮神社。
脇道の奥に見える、白糸の滝。
次の通過ポイント、里見茶屋跡に向かう。
里見茶屋跡。かつて茶屋があったらしい。
厳島神社が見えるが、大鳥居は工事中で見えない。
弥山山頂まで1.8km。
石段を登る。
標識はないが、たぶん賽の河原。
幕岩。マップで見ると、最初の到達地、仁王門まで、かなり近づいている。
さらに石段を登る。
平成17年の台風被害の跡。おおきな土石流に見舞われた。
白糸川を渡る。
平成19年に出来た、砂防堰堤。土石流後の工事によるもの。
たぶん遊女石畳道。土石流で流された後、ここに移築された。昔、宮島には遊郭があったようで、遊女が寄進して作った道。
おそらく最初の目的地は近い。
視界が開け、尾根筋が見えてきた。
大元コースからの登山道との合流地点。左には仁王門。弥山に登る道である。
ここでしばらく休む。現在地の標高は420mくらい。段差の同じ石段の登り坂だったので、楽ではないがきついと言うほどでもなかった。今日は、何回か登った弥山山頂の前に、奥の院に行き、体調をみて弥山まで登ろうと思っていた。現在の体力では、奥の院に行って戻り、弥山まで登れそうだ。
休憩の後、奥の院に向かう。奥の院へのみちは、大聖院からの登山道をまっすぐ進む。尾根を横切る形になる。
道は下り坂で始まる。
帰りの登り返しを気にしながら、どんどん下って行く。
さすがに、こちらは人に会うことはない。
下り坂が終わる地点。標高は、320mくらいだから、100mを登り返すことになる。
まっすぐ行くと多々良コース登山道。左に曲がり奥の院に向かう。
狭い山道を歩く。
道なき道?
倒木を越えると、奥の院前の広場だった。
弥山は、手付かずの原生林が多い。
奥の院に上がる。
奥の院。むかし弘法大師が修行を行っていたとされる場所。
椿の大樹。
仁王門まで引き返す。約800m。
多々良登山コースと合流するが、車のタイヤの跡。ここまで車で登ってこれる。
下ってきた石段を登り返す。
分岐点まで戻る。
仁王門をくぐり弥山山頂に向かう。
途中、脇道に逸れて、御山神社(みやまじんじゃ)。平清盛が嚴島神社本社を建てたときに奥の宮として建てたものといわれている。
社が3つある。厳島神社と同じ、市杵島姫・田心姫・湍津姫の三女神が祀られている。
神社の前の大岩を見下ろす。
小さな島は、絵の島。
弥山山頂までは、西回りの大日堂経由と東回りの霊火堂経由があるが、上りは西回りを行く。
弥山山頂に到着。標高535m。奥の院での登り返しを入れると、標高差650mくらいを登ったことにある。やはり疲れた。
山頂展望台から、江田島方面。
ズームアップすると、先日登ったクマン岳。手前は無人島の大奈佐美島。
展望台で昼ごはん。
しばらく休んで下山する。大竹方面を見下ろす。
下山は東回りを辿る。
くぐり岩。
霊火堂。
帰りはロープウェイで下りようと思っていたが、現在メンテナンスのため運休中。
前回の大元コース同様、 紅葉谷コースで下山する。下山途中、おもに外国人とすれ違う。もともと宮島は中国人は少ないが、新型コロナウィルスの影響で、中国語は聞こえなかった。ロープウェイ運休を知らずに来た人もいるのだろう。かかとの高い靴で登る女子もいた。角を切られていたから、麓の鹿だろうが、エサを探して登ってきていた。
紅葉谷まで下りる。ここにもロープウェイ運休の案内を呼んでいる欧米人家族がいたが、用事連れのため弥山登山は諦めて引き返していった。
店が並ぶとおりを通って桟橋に戻るが、人をかき分けて進むほどの賑わいだった。これから宮島に来る観光客も多い。
また、来年の冬場に登ろうかと思う。
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