2020年2月4日火曜日

粟島 (2020. 2. 4)

瀬戸内海島歩き。今日は香川県の粟島に行く。すでに行った与島・讃岐広島本島と同じく、塩飽諸島に属する島である。船は三豊市の須田港から出ている。

新幹線で岡山まで。岡山から松山行き特急しおかぜに乗り、予讃線の詫間駅で下りる。時刻は8:20。

しばらく待って須田港行きのコミュニティバスに乗る。料金は一律100円。

調べてきた時刻表では、須田港近くのバス停から港まで歩いて2~3分。バス停到着予定時刻から船の出港時間まで5分しかないので、間に合うかどうか心配だった。バスは予定より3分遅れ。バスを下りて急いで港に向かう。出航寸前だった。ゆっくり写真を撮る時間もなく船に乗る。

約15分で粟島に到着する。

 離島にしては結構人が乗っていた。

まず、粟島海洋記念館に向かう。

かつて海員学校があった建物が記念館になっている。

レトロな建築。

記念館の裏側。

中に入ったが、これといった展示物はなかった。詳しく探せばあったのかもしれないが、特に見たいものもないので素通りする。日本で最初の海員学校とのこと。

敷地入口にある造形。海の波と島を思わせる。奥にあるのは、宿泊施設でもあるル・ポール粟島。昨年は瀬戸内芸術祭でにぎわっただろうが、今日はひっそりしている。

続いて、粟島芸術村。

廃校になった粟島中学校を利用したもの。

漂流郵便局。 開局日は毎月第2、第4土曜日 13:00~16:00。

郵便局止めで誰かへの差出人のないはがきを出す。手紙は郵便局に保管される。開局日にははがきを読むことが出来る。いつか誰かが読むかもしれない、ちょうどビンに手紙を入れて海に流す感じ… 漂流の意味だろう。

藤井フミヤが座ったベンチ。フミヤベンチ。

畑のいたるところに作品?がある。

粟島は、城山(じょうのやま)・阿島山(あしまやま)・柴谷山(しきやさん)の3つの島が砂州で繋がってできたスクリューの形をした島。今回訪れたのは、各島の連結地を見ること、そして一番の目的は城山頂上からの展望。
港のある集落から北西に向かう。途中にある粟島神社。
粟島:香川県三豊市に位置し、詫間港の北西4.5kmの海上に浮かぶ島。面積3.72km2、周囲16km。北東に高見島、東に志々島がある。南西の細長い半島は荘内半島。塩飽水軍で有名な塩飽諸島に属し、かつては北前船の寄港地として栄えた。1897年(明治30年)設立の国立粟島海員学校は、日本で最初に村立(当初)で開設され、海運業界に多くの人材を送り出してきたが、1987年(昭和62年)に廃校となり、90年余の長い歴史に幕を閉じた。その跡地は、粟島海洋記念公園に新しく生まれかわり、島のシンボルとなっている。3つの島が砂州で1つにつながったスクリュー状の形をしている。(ウィキペディアより)

島の西側に出る。

 見えるのが阿島山。連結地は砂浜(西浜)の先にある。

城山と阿島山の連結地の中間から西側を見る。

東側を見る。

 遠くに瀬戸大橋が見える。

向こうは、後から行く、城山と 柴谷山の連結地。

連結地を西側に戻る。須田港がある荘内半島。

今日のメインスポットである城山。

もうひとつの連結地に向かう。

梅の咲く頃だ。

粟島の集落。向こうに城山。

海沿いに歩き、目印になる馬城神社の鳥居が見えてきた。

城山と柴谷山の連結部に到着。

海ほたるのの案内。なかなか見れないらしい。

連結部の北側に出る。阿島山が見える。

連結部北側から南側を見る。連結部の長さは20mくらいしかない。

北側にあった、太閤松。豊臣秀吉の朝鮮出兵のおりに太閤御座船のとも綱を結んだと伝えられた松の大木の残滓。

馬城神社に向かう。

シニアカーに乗った老人と行きかう。お参りしたのだろうか。

馬城神社入口。

石段を登る。

馬城八幡神社。

下に下りて、参道越に見える鳥居。

海から船で乗り付け、航海の安全を祈願したのだろう。

潮が満ちれば海中鳥居になるが、今は干潮時。

先日訪れた琵琶湖の白髭神社では遠くからしか鳥居を撮影できなかったが、今日は近く海側から撮影できた。

神社前の道路は先に続き、粟島のもうひとつの港、上新田港や集落に行くことができるが、今日は帰りの船の時間、これからの予定を考えて、ここで引き返す。

港に戻る途中の休憩所、子供のあそび場と書いてあった。島内には、子供のあそび場が各所にあって休憩することが出来る。

11時の船が須田港に帰って行く。この次は14時半。自分はそれで帰る予定。

自転車を押して登るシニア。漕いで登るのはちょっときつい。

港近くにあった、瀬戸内芸術祭の旗。風でめくれている。今は、祭りの後の日常。芸術祭の活気もいいが、何もない静けさもいい。

3つの島の連結地検分?を終えて、ふたたび海洋記念館の前に戻る。

城山(城ノ山)登山口に向かう。

廃園になった幼稚園。

粟島小学校。

 2014年に、休校?閉校?

城山は粟島の一番のスポットらしく、親切すぎるくらい案内がある。

小学校の横を登る。今は泳ぐ人もいないプール。これはこれで趣がある。

城山登山道入口。

登山道1合目。

2合目。合目ごとに標識があり、階段が整備されていて登りやすい。

5合目。

 8合目。少し平坦道が続く。

登ってきたところを見下ろす。

山頂まで120m。脇に観音遊歩道の案内があるが、藪に覆われていて見えない。

9合目。もう少し。

巨岩の間に展望所が見えてきた。

城山展望台。

展望台から見下ろす風景。これが見たかった景色。先ほど行った馬城神社あたりと、向こうには瀬戸大橋。

 今日の日付のパネルがある。朝、誰かが登ってきて日付をセットしたのだろう。毎日変わるのだろうか。

高台の向こうにもうひとつ展望台がある。城山山頂には、かつて山城があった。2つの展望台のある場所は郭のあった所らしい。

城山山頂222.08m。

山頂の展望台に上がる。

最初の展望台と馬城神社のある柴谷山。

須田港方面。

荘内半島。

北方向。右から、笠岡諸島の、真鍋島北木島・小飛島・大飛島・六島。

東方向。塩飽諸島の高見島。向こうに丸亀・坂出。

ここでコンビニで買ってきた弁当を食べる。

山頂で瀬戸内の多島美を堪能して下山する。

麓に下りる。

港に向かう。無人のレンタサイクルがあった。自分で料金を投入する仕組み。 投入口になっている看板娘・大口しま子ちゃんは、どこかの島で見たことがあるが、どの島だったか思い出せない。

ここまで、弁当のときのお茶を買おうと思ってた自販機を探したが1台もなかった。ここにようやく商店を見つける。コーヒーを買う。コロッケなどの食料品も売っていたから、分かっていたらここで昼ごはんを買えたかもしれない。しかし、島に行くときは食料をもって行くほうが安心だ。

船の待合所。切符は自動発券機。

ここにも広場。

船の時間までかなりあるので、もういちど子供のあそびばに行って、横になる。

先ほど登った城山。

14:30の船に乗る。

須田港に戻る。

行くときはうまく撮れなかった「みとよ丸」。

朝は見る余裕がなかったが、須田港にも待合室がある。

詫間駅までは歩くと1時間はかかりそうなので、帰りもバスを待つ。

コミュニティバスに乗るが、学生の乗客が多く、めずらしく立ったまま。

詫間駅から坂出に向かう。

坂出駅から、コミュニティバスに乗り、スーパー銭湯に入る。

風呂から出て、坂出駅まで歩こうかと思ったが、そう待たなくていいので、またバスを待つ。ただ、西回りの循環バスで、一方向にしか走らないので、坂出駅までは、あと3/4のコースを乗ることになる。

今日は、コミュニティバスにお世話になった。

バスは大回りするコースを走ったので、約30分で駅に戻る。讃岐に来たので、やはりうどんを食べて帰る。

駅構内のうどん屋で、いつもは釜揚げうどんだが、時間がかかるとのことで、かけうどんにする。

マリンライナーで岡山まで行き、岡山から新幹線で帰る。

本日の行程。

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