新幹線で福山まで。福山で在来線に乗り換え、JR笠岡駅で下車。笠岡港まで歩いて5分。笠岡港に到着。笠岡には港が2つある。2018年春に北木島に行ったときは、駅から離れた伏越港から乗船したが、今日は高速船の発着する住吉港から乗船する。水仙目当ての観光客でいっぱい。乗船券を並んで買うほどの混みよう。係りのおじいさんが大きな声で案内している。
待合室の一角になった通いボックス。各島の学校に届ける給食を入れるもの。
8:50の船に乗る。
途中何箇所か寄港して六島まで行く。
9:50、六島前浦港に到着。船は座りきれないほど満員だった。水仙のシーズンには、団体用の臨時便も出るようだ。
港の広場。
ニャンコがお出迎え。
特産のひじきを天日干ししている。
路地を通って六島灯台に向かう。 水仙は灯台に向かうまでの山の斜面に咲いている。
いたるところに道案内があって迷うことはない。
眼前に広がるいちめんの白い水仙の花。 この水仙、自生していたものから初めて、徐々に植えて広げてきたもの。地元の人だけでは難しいのでボランティアや「植えるカムツアー」と言う企画でひろがってきた。
六島水仙植えるカムツアー。笠岡諸島最南端の「六島」といえば、灯台と水仙の島。
人口約70名の過疎高齢化の先進地。しかし、今から20年ほど前から小学校の校長先生が自生する水仙に目をつけて、校庭の裏山に水仙ロードをつくったのがこの取り組みの初めだといわれています。(瀬戸内海ど真ん中!笠岡諸島より)
上の広場までの道を登る。
斜面いちめんに水仙。
下を振り返る。
さらに登る。
下を見下ろす。
パノラマ撮影。
上の広場には素朴な遊具がある。
木にぶら下がったブランコ。座ると微妙にたわむ。
広場から畑を見下ろす。感動的な景色だ。
しばらく水仙を楽しんで灯台にむかう。
名残惜しいのでもう一度、水仙畑を見下ろす。
しばらく行くと、藪に覆われた「トトロのトンネル」。
さらに進んで。
2つ目のトンネル。
六島灯台に到着。
灯台を海側から。
大正11年(1922)に岡山県の最南端にある六島に県内で初めて設置された岡山県下初の灯台で、島のシンボル的な存在です。島の南側は本線航路となっていて、四国の庄内半島や瀬戸内海の多島美とともに大型タンカーをのぞむことができます。(笠岡市観光連盟HPより)
灯台の前から。先日訪れた粟島と荘内半島が見える。
灯台から、大石山に登る。
少し登ったところから、灯台を見下ろす。
山道の傍らにも水仙が植えられている。まさに「水仙の島」だ。
道は整備されていて登りやすい。
山頂まで12分。
山頂まで4分。
山頂です。
大石山、標高185m。
山頂にも水仙が咲いている。 かすむ島影は鞆の浦の走島。
山頂にあった地図で道順を確認。小学校へ下る途中に、水仙の小道があり興味を引かれるが、後から行ってみることにし、予定通り島を周遊するコースにする。
周遊路との合流地点に向けて下山する。
テープで道を確認し下る。
大石山分岐。前の道は灯台の下から来る道。
右に曲がり湛江港に向かう。
利用によくある擬似八十八ヶ所めぐり。ここは52番。
道は海を見下ろす高さにある。
ずっと林の中を歩いてきたが、展望の開けた場所にでた。
左から、大飛島と小飛島。六島に来る途中。寄港した島々。
少し歩いて、また展望地に出る。
ここからは、左から北木島と真鍋島が見える。
湛江の港が見えてきた。
まっすぐ行くと周遊路。前浦まで続く。左に曲がり、湛江に下りる。
湛江の集落に出る。
六島のもうひとつの港、湛江港。向こうに展望台が見える。
路地を通り展望台に向かう。
民宿と喫茶の「島小屋」。
展望台。上まで登れるのだろうか。
丘の上から、北木島と真鍋島。
左から、塩飽諸島の佐柳島と高見島。
粟島。
展望台。はしごがあるので途中まで登れそうだが…
はしごで途中まで登り、あとはジャングルジムの要領で階上まで上る。
展望台の上から、湛江の港。
粟島と荘内半島。
展望台下のテーブルで昼ごはんにする。
猫が寄ってきたのでいっしょに食べる。
自分のところのエサが尽きたので、後から上ってきたグループのところに猫は向かった。けなげに後ろでエサを待っているが、彼らは猫好きではないらしく、エサはもらえそうもない。
展望台から少し下ったところに大鳥神社。
神門。
拝殿。
裏に回って、本殿。
前浦港は歩いて10分くらい。
午前中、灯台に向うとき通った路地の入口には地ビールを販売する店がある。大阪から移住した男性が醸造するビール。詳しくは六島浜醸造所HP。大盛況で、灯台に登る前に出来上がっているおじさんたちで盛り上がっている。自分はコーヒーを注文する。
店の先の道路を先まで行く。ここで行き止まり。
意味不明の船がある。中に入れるようになっているので、レストランの跡か。
高台に、六島小学校が見える。大石山で知った水仙の小道が気になるので行くことにする。
小学校までやく100段。
小学校の裏に着く。これまで水仙の白一色だったが、ここには黄色い花が咲いている。
小学校の表に行く道が分からず、うろうろしていたら下に戻ってしまったので、もう一度朝登った水仙の丘に登る。
ベンチに座って過ごす。
ぼーっと眺める風景。
水仙の丘から下りて、港のほうに戻り、小学校に登る道路があったので登る。
六島小学校入口。令和1年5月1日で、5年生2人。新入生がいなければ、いずれ休校になる。
六島小学校、校庭と校舎。
六島に着いたとき港でもらったパンフレットは、小学生の手作りだった。
小学校の横にある大石山登山道入口。
少し登ってみると、道脇に水仙。たぶん水仙の小道。 ここで引き返す。
小学校から下る道にも水仙。
斜面にも水仙。
港に戻る。待合室は診療所も兼ねている。月2回の診療がある。
船の時間までかなりあるので、海岸に座って、海を見ながら過ごす。目の前に粟島。1週間前は、あの山の上からここを見ていた。
14:30の船がやって来た。
船が出るとき、島の人たちが見送りに来て、ずっと手を振り続けていた。気持ちが和んだ。
笠岡港に戻る。帰りの船も、座りきれない人がでるほど満員だった。行きも満員だったので、ほかに便がない離島だから当然だが…
福山で途中下車し、駅からバス。
ホテルの中にあるスーパー銭湯「華のゆ」で風呂に入って帰る。
水仙の島。とても満ち足りた旅になった。
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