経小屋は、今年2月27日、車で登った。
頂上にある休憩所と、そこから見える宮島方面。
で、今日は城山に登る。もちろん車では登れないので、ネットで見つけたこの地図を携帯し参考にする。この地図では経小屋まで登っているが、自分は経小屋・妹背の滝別れで、妹背の滝に戻るコースを取る。
山陽道・大野インター北の大頭神社手前の駐車場に車を置いて歩く。
神社の横を通り、川沿いに妹背の滝まで。
妹背の滝。夏は子供たちの水遊びでにぎわう。
調べたかぎりでは、妹背の滝から登山道に至る道があるはずなのだが、見当たらない。別の場所かと思い引き返すが、それらしきものがない。車道を行こうかと思い、駐車場に戻ったところで、散歩中の近所のオトウサンにあったので、地図を見せて聞いてみる。
オトウサン曰く「当分行ったことがないが、たしか上に上がる道があったような…」
オトウサンも一緒に行ってくれることになって、2人で再度、妹背の滝に向かう。
妹背の滝に東屋があって、自分はそこで道が終わっていると早合点していたのだった。東屋の前から曲がって、上に上がる道があった。
結構な上り坂だが、自分も見たいと言ってオトウサンも一緒に上る。
歩道と車道の合流地点に出る。車道は渡ノ瀬ダムを経由し、弥栄峡まで続く道。登山道へは左側に降りる道を行く。
経小屋に登る道と、城山に登る道の分岐点に着く。オトウサンとはここで別れる。ご親切にありがとうございました。
休憩所とトイレがあるが、最近使用した形跡はない。登山道はこの奥にある。
城山・経小屋登山入口。
かなり狭い道。
雨が降ると水の流れ道になり、どんどん削られ深くなる。歩くのが大変だ。去年登った似島・安芸小富士を思い出す。
木に結んだビニールひもがこの道で間違いないことを示す。同じく去年登った佐木島・太平山にもあったが、同じ手法だ。
道しるべがあるが読みづらい。確かに「城山登山道」とある。
で、ある分岐点に遭遇する。「行者山→」とあるが、手持ちの地図で見るとすでに通過したはず。スマホのマップでも、このあたりは道がなく目印もないので、現在地が確認できない。自分の頭の中の地図がかなり混乱してきている。とりあえず行者山の→に行ってみるが…
道というより、藪の中。深入りせずに引き返す。
先ほどの分岐点から、「経小屋・大野浦駅」の矢印方向に行く。
手すり代わりにロープが張ってある。
見晴らしのいい石に出る。四角い穴は、かつて山城だった時に櫓か何かの柱を立てた跡。
石の上から下を覗く。
やっと頂上に着く。城山頂上の案内図。普段は麓で田畑を耕し、戦時にはここの山城にこもって備えたと書いてあるが、さして広い場所もなく、ここから攻撃するというより、防御専用のような気がした。
柱を立てた穴が何個か連なる岩。
「馬のたらい」の方へ行く。「馬のたらい」は石をくりぬいて水をためたもの。
最初、「馬のたらい」が見つからないので、登る前に参考にしたWEBページをみて見る。「通り過ぎて振り向いたら…」とあった。キーワードは「振り向く」。確かに「馬のたらい」があったが、そう大きなものではない。
つぎに、頂上の案内にあった「展望岩」を探してみる。行き先表示の→はなかったが、少し下ったところにあった。
こういうところに来ると、怖いのに必ず下を覗きこむ困った習性が自分にはある。
ここからの見晴らしはいい。大野方面。
宮島方面。
展望岩からの眺望を終えて、経小屋・妹背の滝別れに向かう。急な下り坂で、ロープが張ってある。
分岐点に出たが、また迷う。右が今歩いてきた道。そのまままっすぐ行くと「大野浦駅」になる。看板もきちんとしているので、こちらが主道かと錯覚しそうになった。
しばらく歩いて、経小屋・妹背の滝別れに着く、
ここからは、川沿いに歩いていけばいい。
この水が妹背の滝に注いでいる。
途中一か所だけ、道が消えていて?となったところ。川をまたぐ道なのだが、橋が朽ちていた。
先日雨が降ったので、道の真ん中を水が流れている。
下にいくにつれて川幅が大きくなる。治水用に何か所か石組みが設けてある。
やっと、最初の登り口に戻ってきた。釣り堀らしき施設があるが、今は閉鎖している。
帰りにもう一度、妹背の滝に寄ったら、若い女性が瞑想中だった。パワースポットか。
出発してから戻るまで、約3時間。知識も案内図も乏しく、迷い続けた登山であったが、それなりの達成感は感じることができた。おそらく青線が自分が歩いたコース。
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