2018年4月16日月曜日

大野・城山 (2018. 4.16)

職場の喫煙所でタバコを吸いながら、いつも見える山がある。経小屋と城山。経小屋のほうが高く、城山はその手前、半分くらいの高さ。いつか登ろうと思っていた。
経小屋は、今年2月27日、車で登った。

頂上にある休憩所と、そこから見える宮島方面。

で、今日は城山に登る。もちろん車では登れないので、ネットで見つけたこの地図を携帯し参考にする。この地図では経小屋まで登っているが、自分は経小屋・妹背の滝別れで、妹背の滝に戻るコースを取る。

山陽道・大野インター北の大頭神社手前の駐車場に車を置いて歩く。

神社の横を通り、川沿いに妹背の滝まで。

妹背の滝。夏は子供たちの水遊びでにぎわう。

調べたかぎりでは、妹背の滝から登山道に至る道があるはずなのだが、見当たらない。別の場所かと思い引き返すが、それらしきものがない。車道を行こうかと思い、駐車場に戻ったところで、散歩中の近所のオトウサンにあったので、地図を見せて聞いてみる。
オトウサン曰く「当分行ったことがないが、たしか上に上がる道があったような…」
オトウサンも一緒に行ってくれることになって、2人で再度、妹背の滝に向かう。

妹背の滝に東屋があって、自分はそこで道が終わっていると早合点していたのだった。東屋の前から曲がって、上に上がる道があった。

結構な上り坂だが、自分も見たいと言ってオトウサンも一緒に上る。

歩道と車道の合流地点に出る。車道は渡ノ瀬ダムを経由し、弥栄峡まで続く道。登山道へは左側に降りる道を行く。

経小屋に登る道と、城山に登る道の分岐点に着く。オトウサンとはここで別れる。ご親切にありがとうございました。

休憩所とトイレがあるが、最近使用した形跡はない。登山道はこの奥にある。

城山・経小屋登山入口。

かなり狭い道。

雨が降ると水の流れ道になり、どんどん削られ深くなる。歩くのが大変だ。去年登った似島・安芸小富士を思い出す。
木に結んだビニールひもがこの道で間違いないことを示す。同じく去年登った佐木島・太平山にもあったが、同じ手法だ。

道しるべがあるが読みづらい。確かに「城山登山道」とある。

で、ある分岐点に遭遇する。「行者山→」とあるが、手持ちの地図で見るとすでに通過したはず。スマホのマップでも、このあたりは道がなく目印もないので、現在地が確認できない。自分の頭の中の地図がかなり混乱してきている。とりあえず行者山の→に行ってみるが…

道というより、藪の中。深入りせずに引き返す。

先ほどの分岐点から、「経小屋・大野浦駅」の矢印方向に行く。

手すり代わりにロープが張ってある。

見晴らしのいい石に出る。四角い穴は、かつて山城だった時に櫓か何かの柱を立てた跡。

石の上から下を覗く。

やっと頂上に着く。城山頂上の案内図。普段は麓で田畑を耕し、戦時にはここの山城にこもって備えたと書いてあるが、さして広い場所もなく、ここから攻撃するというより、防御専用のような気がした。

柱を立てた穴が何個か連なる岩。


「馬のたらい」の方へ行く。「馬のたらい」は石をくりぬいて水をためたもの。

最初、「馬のたらい」が見つからないので、登る前に参考にしたWEBページをみて見る。「通り過ぎて振り向いたら…」とあった。キーワードは「振り向く」。確かに「馬のたらい」があったが、そう大きなものではない。

つぎに、頂上の案内にあった「展望岩」を探してみる。行き先表示の→はなかったが、少し下ったところにあった。

こういうところに来ると、怖いのに必ず下を覗きこむ困った習性が自分にはある。

ここからの見晴らしはいい。大野方面。

宮島方面。

展望岩からの眺望を終えて、経小屋・妹背の滝別れに向かう。急な下り坂で、ロープが張ってある。

分岐点に出たが、また迷う。右が今歩いてきた道。そのまままっすぐ行くと「大野浦駅」になる。看板もきちんとしているので、こちらが主道かと錯覚しそうになった。

しばらく歩いて、経小屋・妹背の滝別れに着く、

ここからは、川沿いに歩いていけばいい。

この水が妹背の滝に注いでいる。

途中一か所だけ、道が消えていて?となったところ。川をまたぐ道なのだが、橋が朽ちていた。

先日雨が降ったので、道の真ん中を水が流れている。

下にいくにつれて川幅が大きくなる。治水用に何か所か石組みが設けてある。

やっと、最初の登り口に戻ってきた。釣り堀らしき施設があるが、今は閉鎖している。

帰りにもう一度、妹背の滝に寄ったら、若い女性が瞑想中だった。パワースポットか。

出発してから戻るまで、約3時間。知識も案内図も乏しく、迷い続けた登山であったが、それなりの達成感は感じることができた。おそらく青線が自分が歩いたコース。

0 件のコメント:

コメントを投稿