2018年7月30日月曜日

牛窓(2018. 7.30)

当初は、牛窓と瀬戸大橋を別々の日帰りコースと考えていたが、運賃の節約のため、岡山で1泊し、1日目・瀬戸大橋、2日目・牛窓を回る計画を立てた。さらに、東日本から西日本を横断する異例のコースをたどる台風12号の影響のため、JR瀬戸大橋線が不通になる心配を考慮して、順番を逆にし、1日目・牛窓、2日目・瀬戸大橋とした。

例によって朝一番の新幹線で岡山駅に到着。

バスで牛窓に行くには、西大寺バスセンターで乗り換える。

西大寺バスセンターに到着。

牛窓行きは、JR西大寺駅を経由する南回りと、JR邑久駅を経由する北回りがある。バスを待つ。

先に来たのが北回りなので乗る。

乗り換え時間も含め、岡山駅から約1時間45分で牛窓に到着。オリーブ園入り口で下りる。

先に、オリーブ園に行く途中にある、ミティリニ広場に寄る。
ミティリニ広場:昭和57年(1982年)7月6日、日本とギリシャ国間の最初の国際友好都市縁組が牛窓町とギリシャ、レスボス島のミティリニ市の間で調印されました。ギリシャの神殿跡をモチーフにしたこの広場は友好都市縁組15周年を記念してオリーブロード沿いに平成9年(1997年)に整備されました。 (おかやま旅ネットHPより)

牛窓新八景のひとつになっている景色のいいところ。

干潮時には、3つの島が砂州でつながるヴィーナスロード。江ノ島や小豆島をはじめ、このパターン日本各地にある。

白い建物はホテルリマーニ。先ほどバスで下りたあたり。

三叉路を上に、オリーブ園に向かう。天気予報は曇り時々晴れだったが、すでにかなり暑い。

オリーブ園に到着。標高は約160m。かなり上ったことになる。

すでに足が疲れているが、あの展望台には上りたい。

展望台建物の前には芝生広場が広がる。

 横には、3回鳴らすと幸せになるという「幸福の鐘」。2012年に恋人の聖地に指定されている。

展望台にはショップを通り抜けて行く。

展望台に上がる。台風通過の後なので風が強い。午後に行く予定の前島行きフェリーが運航しているか気になる。

その前島が見える。

北にはソーラー発電のパネルが広がる。

暑さでほてった体を冷やすため、オリーブサイダーを買い、ショップの窓際で休憩。前島行きのフェリーが運航しているのが確認できた。

 休憩の後、オリーブ園から港のほうへ下りる。

オリーブの実。

日本のエーゲ海のキャッチコピーのとおり、白い建造物が目立つ。

空はすっかり晴天。暑さが身に刺さる。

次の目的地、牛窓神社に向かう。

本日7月30日。夏超し大祓祭を行っているようだ。マップで見ると、矢印方向は車道なので、鳥居のある参道に向かう。

途中、暑いのにおじさんが座っていた。工事の警備員かと思ったが、海水浴の入園料を徴収する係りらしい。牛窓神社への道を聞く。右方向に行くと階段があるからそこを登るという。

案内があった。

階段らしきものはなく、いきなり山道になった。

遊歩道に出た。

展望台があるので上る。

いい天気だ。暑い。

展望台からの眺め。前島。

暑い中、坂を上がってきたのでバテ気味。長椅子に横になり、撮影。今回の旅、このアングルの写真が多くなる。熱中症にならないように、無理は禁物。

 気合を入れて神社に向かう。やっと鳥居と階段が見えた。

もう一ふんばり。

隋心門をくぐる。左右にはそれぞれ、心の平安を守る右大臣、財産を守る左大臣の神様が鎮座している。近づくと自動で照明が点灯した。

案内にあった、 夏超し大祓祭を行っているので人がいる。

清めのための手水舎だが、顔を洗い、頭に水を垂らし、タオルをぬらし… 今日は冷却用の水になる。

津和野の太皷谷稲成神社にもあった、茅の輪くぐり。神主さんと一緒にするらしい。今日は見物のみ。

参拝殿の奥にある本殿と絵馬。

神社を下りて海岸に向かうと、また鳥居と階段があった。牛窓神社には長い階段を上がると聞いていたが、どうやら、こっちが本命の参道らしい。

がんばってもう一度上がる。

開けた場所に出る。そうか、さっきの展望台に出るのか。スマホのマップではよく分からなかったが、ようやく神社一帯の地形を理解した。

おじさんが店番をしていた海水浴場。台風のあとだからか、泳いでいる人はいない。おじさんは暇で退屈だろうと、余計な心配をする。

先ほど上った牛窓神社方向。

荒波で押し寄せた浜辺のゴミを、おばさんたちが掃除している。暑い中、ご苦労さんです。

いちよう海の家は開いている。

今日の昼ごはんを予定している港に向かう。これはうしまど茶屋。ここでも食べられるが、今日は海の見えるUOUOというレストランを予定しているので通過。

街角ミュゼ牛窓文化館。

若干の展示物があるが、暑さでばてていてゆっくり読む気力がない。手洗い場で水を頂戴して出る。

木造の建物で、名前がフランス語なのが面白い。

牛窓は潮待ちの港なので、航海安全祈願のためか、道沿いに神社が多い。今日は、牛窓神社の階段ダブルで力を使い切っているので、通過のみ。


このあたり、しおまち唐琴通り。古い町並みが残る。

「ミナトキネマ」。ポスターは「カンゾー先生」と「男たちの大和」。

ホテルリマーニの前を通る。干潮時に3つの島がつながるヴィーナスロードに行くには、このホテルから船に乗る。船はホテル宿泊者のみなのかどうか分からないが、ヴィーナスロードが現れる日時は限定されていて、いづれにしても今日は無理。

むこうに3階建てのUOUOが見える。暑い中、頑張って歩いた。涼みながらゆっくり昼ごはんにしよう。

ところがなんと、本日定休日。これはノーチェックだった。

道路反対側にカレー屋らしき店があるので、ここを利用。

むきえびが入ったドライカレーみたいな「えびめし」をいただく。UOUOが休みのためか、にぎわっていた。

 カレー屋ではゆっくりできなかったので、喫茶店でもあるかとホテルリマーニをのぞいてみたが、それらしきものは見当たらなかった。

前島行きフェリー乗り場に着く。

次の便まで時間があるので、観光案内所も兼ねる瀬戸内きらり館に入る。前島はレンタサイクルで回ろうと思っているので、前島にもあるかどうか尋ねてみた。前島には電動アシストの自転車があるので、ここより前島で借りたほうがいいと、親切に教えてくれた。

フェリーがやって来た。

例によって歩きは自分のみ。往復¥240は船内で払う。

船室で涼む間も無く、5分足らずで前島に着く。

おお、ちゃんとレンタサイクルがある。

電動アシストも自転車を借りる。前島を訪れる人は珍しいのか、係りのおじさんが「広島からですか」と驚いた様子だった。

電動アシストは始めて乗るが、姫島で乗った自転車に比べて、確かに軽やかだ。

前島は『鶴瓶の家族に乾杯』牛窓の回のとき、でゲストの蛭子能収が訪れたのを見た以外詳しくは知らないが、今回は大阪城築城残石群と展望台に行く。坂道なので、電動アシストは必須条件。普通の自転車や歩きでは、この暑さの中、とうていたどり着けないだろう。

マップで見ても曲がりくねった道ばかりで分かりにくい。ところどころにある案内が頼りだ。

なんとか入り口に到着。ここからは歩き。

本日最後の山歩き。頑張ろう。 

 大阪城築城残石群に到着。

大阪城築城のため採石した石切り場の跡である。

確かに大きな一枚岩は採石に適している。

各所に採石の跡が残る。

石割のために入れた溝の跡も残る。それにしても、ここからどうやって運び出したのだろう。
ここには、江戸時代に再建(1620年~1629年)された大阪城の石垣用の石を切り出す 石切丁場の遺跡が残されています。一般に前島大坂城築城残石群と呼ばれ、A地区からD地区まで確認されています。石は、矢穴が一直線に入ったものや大割にしたもの、さらには整形して山から 引き下ろす寸前のものまで様々で、まるで工夫が最近まで作業していたような 感覚を覚えます。また、残石の中には刻印が刻まれたものがあり、これが大坂城の石垣に刻印 されているものと同じであることから、松江藩堀尾家や鳥取藩池田家が前島の 石切丁場に関わったことが分かります。前島に残されている刻印は、A・C地区の分銅文、C地区の輪違い文(堀尾家)、 やA地区の池田家などが確認されています。(案内板にはこう書かれているそうだ)

さらに登って展望台へ。

展望台に到着。

ここも牛窓新八景のひとつになっている。

牛窓方面。

反対側、小豆島も近い。

今日2回目の寝そべりアングル。

展望台の先にはさらに別の大阪城築城残石群があるが、この暑さの中これ以上は危険。ここで引き返す。

愛用?の自転車で港に戻る。確かに電動でなければここまで来れなかった。効果を実感した。

午後3時半頃、牛窓に戻る。

間も無くバスが来た。今度は南回り。乗客は自分ひとり。

西大寺バスセンターでなくJR西大寺駅で下りる。

ホテルに入るには早いので、西大寺から赤穂線で相生まで、相生から岡山まで山陽本線。今まで乗ったことのない路線に乗る。

今日の宿、カプセルホテルハリウッドはJR岡山駅からすぐ。ネット予約で¥2500ほど。寝るだけなら十分だ。広島~岡山新幹線往復で1万円ほどかかるから、ずいぶん節約できる。

ホテルには24時間入れる浴場とサウナがある。2Fに食堂があり、風呂上りに食事。

カプセルは3Fになるが、何回戻っても自分の部屋の方向が分からず、案内図で確認する。WIFI付きなのでスマホで動画を見ているうちに眠りに着いた。



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