⇒角島(2018. 7.18)より続く
角島を出て、山陰海岸の国道191号線を走り、長門市の西に位置する向津具(むかつく)半島に入る。レンタカーにナビが付いているので役立つ。向かったのは、本州最北西地の川尻岬。
先に見えるのが川尻岬。
北長門海岸国定公園の一部。子供の頃。一時期切手収集に凝っていたが、シリーズに北長門海岸国定公園もあったような気がする。
岬の先端まで遊歩道があり歩いていけるが、この後のコースとこの暑さを考えると無理はできない。ここまでにする。
本土側に向かって撮影。
海岸をズームイン。おそらく溶岩が冷えて固まったものだろう。
予定では川尻岬ともうひとつ、砂州で繋がった俵島に行くつもりだったが、慣れない土地を運転するのも疲れてきたのでパスし、東後畑棚田に向かう。自分が駐車した後すぐに、シニア夫婦が到着した。奥さんの方だけ下りて眺めていた。
トイレと休憩所が設置してある。
東後畑棚田。懐かしい風景、癒される。
東後畑棚田:長門市油谷地区では、本州最西北端の向津具半島を中心に約600haもの一大棚田地帯が広がっております。1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」では、当時全国117市町村、134地区の棚田とならんで油谷の東後畑地区にある棚田が選ばれました。 棚田は通常山間部にあることが多いのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、眼下に日本海を望むことができます。(ながと観光ナビHPより)
次に向かったのは、県道66号線をはさんで、 東後畑棚田と反対側にある千畳敷。東後畑棚田からは1本道なので分かりやすかった。駐車場は広い。
千畳敷:標高333mの高台に広がる草原の地、千畳敷。眼下には日本海に浮かぶ島々、果てしなく広がる海と空の一大パノラマが展開し、海をわたる爽やかな風が、波のざわめきを伝えます。高台には、ハマユウ、ツツジ、ツバキ、サザンカなどが植えられており、四季折々の花が高原の一角を染め、訪れた人々の心をとらえます。夏の夜には、日本海に浮かぶ漁火が望め、人里離れた自然を満喫できる最適の場です。絶景を眺めるキャンプ場としても人気があります。 (ながと観光ナビHPより)
駐車場横にある喫茶店。 ソフトクリームを売っていて、にぎわっている。
千畳敷という名前はよくある。中には名前負けのところも多いが 、ここは本当の千畳敷で広い。
遠くに風力発電の風車。
次に向かったのが、向津具半島のスポットの中でメインになる元乃隅稲成神社。駐車場は広くチケット式の有料。
元乃隅稲成神社:元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)は、昭和30年に、地域の網元であった岡村斉(おかむらひとし)さんの枕元に白狐が現れ、「これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか。」と過去からの関わりを詳細に述べた後、「吾をこの地に鎮祭せよ。」というお告げがあったことにより、建てられました。
商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神です。昭和62年から10年間かけて奉納された123基の鳥居が、龍宮の潮吹側から100m以上にわたって並ぶ景色は圧巻です。
神社敷地内にある高さ約6mの大鳥居の上部には賽銭箱が設置されており、見事、賽銭を投げ入れることができたら願い事が叶うと言われています。 (ながと観光ナビHPより)
下の岬まで鳥居が続く。
上部の賽銭箱に入れると願いが叶う。お嬢さんが挑戦。残念ながらこの回は成功しなかった。
次のお嬢さんが見事成功。ガッツポーズを決めている。
例によって、鳥居に囲まれた階段を下りる。
思えば、このパターン、防府天満宮、津和野の太皷谷稲成神社に続き今年で3回目になる。
123基の鳥居を潜り抜ける。
鳥居を出たところにあるのが、竜宮の潮吹。先端まで行く。
竜宮の潮吹: 龍宮とは、津黄漁港西北端の海蝕地形の総称で、一帯は第4紀洪積世の玄武岩からなっています。潮吹とは、打ち寄せる波が岩礁の孔内に突入するごとに、圧縮された洞内の空気が外に出ようとして海水を噴出する噴潮現象のことです。北東の風、冬の季節風で海が荒れる時ほど潮が高く上がり、時には30m以上も吹き上がることがあると言われています。潮吹の穴は縦約1m、幅約20cmほどで、その下に洞穴があります。遠くから眺めると、まるで龍が天に向かって昇る様子に似ていると言われ、飛び散るしぶきは太陽を反射して銀の砂をまくような光景が見られます。この奇観は、古くは龍神のなせるわざとして広く里人の間に信仰を集め、とりわけ干ばつの際には近郷より雨乞いに集まる人が多かったと言われています。(ながと観光ナビHPより)
ネットの画像によると、こんな光景が見れるらしい。
向津具半島の観光を終えて、本日の最終地である温泉に向かう。
午後4時過ぎ、黄波戸温泉交流センターに到着。
入浴料¥400。観光客より、地元の利用客のほうが多いようだ。
サウナはなし、浴槽2つのシンプルな温泉だが、汗を流すだけなら十分だ。
予定のコースを無事走り、出発地点の新山口に戻る。
暑さと、角島の青い海が印象的な旅だった。燃料を満タンにして車を返しに行ったら、時刻は6:03。計ったように予定時刻に戻ってきた。本日の旅程図。
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