2019年6月23日日曜日

無明橋 (2019. 6.23)

無明橋のある国東半島を知ったのは、昨年、姫島に行った時、船の中の大きなポスターがきっかけだった。山中に点在する磨崖仏は一度訪れたいと思っていた。折りにつけ、ネットで調べるうちに、山頂にかかる石橋、無明橋を知った。少しスリルがあり、やはりスリルがあった四国の石槌山天狗岩に続き、ぜひ渡りたいと思った。
由布岳は知っていたが、先日別府に日帰りで行き、ロープウェイで鶴見岳に上った時、山頂からその美しい姿を見、さらに天ヶ瀬に行った時、時間調整のため由布院駅に降りてその美しい形を拝み、標高差約800m、体力に不安はあるが、ぜひ登りたいと思った。
この2つを組み合わせ、1泊2日の大分の旅に出発した。

国東半島、さすがにバス移動は無理なので、車で巡る。高速で徳山東ICまで行き、国東半島の竹田津行きのスオーナダフェリーに乗るため、徳山港に向かう。去年姫島に行ったときから、約1年ぶりのフェリーである。

7:20の便に乗り、徳山港をあとにする。

竹田津までは約2時間の船旅。姫島が見えてきた。

ゆるやかな傾斜の国東半島先端。

フェリーを降りて無明橋に向かう。昨年は夜明け前に歩いた道を、今日は車で走る。 鬼会の里歴史資料館の駐車場に車を停めて、資料館の横の道から入る。

何かあっても自己責任の確認。

はっきりした案内図はなく、ネットで調べたこのマップが手がかりだが、いまいちよく分かっていない。

 「岩屋散策ルート」の案内にしたがって登る。

まず、小両子岩屋。

案内に従い次に向かう。

鳥岩屋。

しばらく探したが、上のほうにあった。

福永岩屋。

マップどおりに進んできているのが確認できる。

 火打岩屋。ここは鎖を登る。

鎖を登ったところ。

たくさんの石仏が並ぶ。

岩屋の奥に穴が開いていて、そこに向かうための鎖がある。ネット記事で読んだが、ここで先に進むか、一度下に降りて向かうか、2通りのルートがあるようだ。無明橋へのルートで、ここからがモヤモヤしていた。自分は先に進むルートを選ぶ。

奥の穴を出たところ。下に降りる鎖がある。

鎖を伝って下に降りる。

やっと、無明橋行きのルートに出会う。

「鎖は補助のためであり、安全を確約するものではない」とのメッセージ。

山道を歩き。

また鎖伝いに登る。

意外と早く無明橋に到着?

高度もかなり上がっている。

無明橋かと思ったが、ちいさな祠だった。

無明橋は見上げたところ。もう少し高いところにある。

再度、鎖伝いに登る。

やっと無明橋に到着する。

かなり高いところにある。

橋は思ったより、幅が広く短い。

橋の下を覗く。先日、石鎚山の天狗岩で体験したので、さほど怖くない。

橋を渡ったところ。

小さな祠がある。橋はここに参拝するためのルート。

祠の側から橋を振り返る。

車を置いた駐車場が見える。

念願の動画を撮影。

 目的を果たした満足感に浸り休憩する。

下りは別ルートをとる。

鎖伝いに下りる。

下りたところ。ネットの記事ではここから登る体験が書いてあった。 ようやく無明橋周辺のマップがはっきりした。

 竜門岩屋まで下る。

縁台に寝そべり休む。見上げる、岩と空と緑。苦労して登った甲斐があった。

山道を下る。

鎖伝いに下りる。おそらく最後の鎖場。今日はよく鎖を使った。どこも、足を置く岩場があって楽だった。手足4本のうち、3つを確保する、三点支持を心がけた。

天念寺と無動寺への分岐。無動寺からら無明橋に向かうルートもある。登り始めた天念寺に下りる。

林の中をひたすら下る。

麓に戻る。

出口。ここからも登れるので、例の確認メッセージ。

鬼会の里に戻る。左側から登り、右側に下りてきた。

鬼会の里でざるそばを食べる。店のおばちゃんによると、自分の前に女子6人組が登ったとのこと。

 鬼会の里のそばにある天念寺(講堂)。

修験道の開祖、役行者 (えんのぎょうじゃ)の像。石鎚山にもあった。

天念寺の前にかかる橋。

橋の上から。風景になじんだ石仏が、国東半島の特徴である。

次のスポット、熊野磨崖仏に向かう。車で約30分で入り口に到着。国東半島の道路は信号も少なく、空いていて走りやすい。移動が楽である。

 熊野磨崖仏はここから登ったところにある。

階段を登る。

磨崖仏まで200m。

鳥居をくぐり権現の道。

大きな石を敷き詰めた階段が続く。

足場がいいとは言えない道。

熊野神社まで45mのところ。この左手に磨崖仏がある。

登ってきた石段を見下ろす。

熊野磨崖仏に到着。右が大日如来、左が不動明王。

 不動明王。

お顔をアップ。

大日如来。

お顔をアップ。

磨崖仏から少し登ったところ。質素な熊野神社。

神社のほうから、磨崖仏を見下ろす。

また磨崖仏に戻り、不道明王のお顔を拝む。田舎のおばちゃんの顔にも見える、味のあるお顔である。見ていて飽きない。

磨崖仏を後にする。下りる途中でだった中年夫婦。かかとの高い靴で登る妻は「こんなこと聞いてなかった」とブツブツ言う。

足腰の弱った老婆の手を引き登る親子。上までたどり着くだろうか。

お帰りは右への案内。

小川を渡り山道を行く。

樹木葬の墓。自分もこれにしようか。

 胎蔵寺を通る。

磨崖仏を後にし、次のスポット、両子寺 (ふたごじ)に向かう。途中にあった、絶景スポット。


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