2018年11月15日木曜日

三倉岳・登山 (2018.11.15)

ちょうど1年前、三倉岳の麓を歩いた。そのとき、次は三倉岳に登ろうと思った。今日、念願の三倉岳登山に挑戦する。今回登る三倉岳・中岳は標高659m。登山口からの実質的な高低差は、約450m。本格的な登山者からみれば、お遊びの登山かもしれないが、高低差300mでも息切れする自分にとっては、覚悟のいる挑戦だ。
三倉岳の三倉とは、東から朝日岳(617m) 、中岳(659m)、夕日岳(670m)で、三倉岳の山頂は別にあって702mである。通常は三倉を周遊できるコースがあるが、現時点では、中岳と夕日岳の間が、今年7月の豪雨のため通行止めになっている。したがって、朝日岳から中岳に上り下りてくる、Bコースのみの山登りになる。

大竹市のHPより)

麓の駐車場に到着。紅葉は見頃を過ぎて、落葉が始まっている。

これから登る三倉岳。真ん中と左の山頂が通行止めなので、真ん中の中岳まで登り下ることになる。

Bコース登山口に到着。7:30登山開始。通行止めのお知らせがある。

ここで先日。Amazonで購入したトレッキングポールを取り出す。先日、備中松山城から下るとき、杖があれば楽かなと感じ、準備したもの。2本セットだが、1本の部品の一部に欠落があり使用不可。しかたなく1本だけを使う。(後日、Amazonに返品した。)

しばらくは緩やかな道が続く。

AコースとBコースの合流点に到着。本来なら、夕日岳まで行きAコースを下ると、ここに下りてくる。

距離的には、登山口と山頂付近の中間地点を通過。 意外と早いじゃないか。

楽勝かと思ったが、この辺から急勾配になる。

三倉岳の頂上までの計算だろうが、まだ5合目か。

しばらく登って一休み。

到達地はすぐ上に見えるのだが、距離が近いと言うことは、それだけ勾配がきついことだ。

急な坂を休み休み登る。

途中、若者たちの声がするが、姿は見えない。置かれた装備品から判断すると、ロッククライミングの最中のようだ。

ようやく先が見えてきた。朝日岳と中岳の分岐点まで、あと100m。がんばろう。

朝日岳と中岳の分岐点に到着。道標は倒れているが、間違いない。

分岐点を右に行き、先に朝日岳に登る。約30m。

 朝日岳山頂。

眺望は開けないが、木々の間から麓の栗谷集落を臨む。

向こうに見えるのが、これから登る中岳。

朝日岳から分岐点まで戻り、中岳に登る。

これがネットで見た鎖場か。鎖につかまり慎重に登る。怪我をしても助ける人もいないし、助けられても人に迷惑だけはかけたくない。

最初の鎖場を登ったところで下を見る。

大きな1枚岩が中間地点。

さらに鎖場を登る。

夕日岳に向かう道標がある。本来なら、ここを通るわけだが、自分にとっては難所のようだ。鎖場初挑戦の自分とっては、中岳までで通行止めでよかったのかもしれない。

最後の鎖を手繰って…

三倉岳・中岳に到着。ここが今日の目標地点。

登頂記念に撮影。先日、スポーツ用品店で買った\9900の登山靴。

下方には朝日岳。

上方には夕日岳。

恐る恐る下をのぞく。無理はしない。三倉岳でも死亡事故は起きている。

遠く海が見える。宮島だろう。

寝そべれば、快晴の秋空。BGMは、現在MIDI製作中の、Beatles「Let It Be」。

ひとしきり登頂の達成感に浸ったあと下山する。

後はひたすら下りていく。トレッキングポールが役立つ。腕で体を支えることで、体重の負荷を手足に分散することも利点の一つだが、ポールをつくことでバランスをとりやすくなり、足だけの時よりも楽に感じた。これからの山登りで愛用品になるだろう。

平地に戻ってきた。下山の途中、半ばあたりで1人のおじさんとすれ違った。
「まだありますか?」
「結構ありますよ。1時間くらい…」
彼は20年くらい前に来たことがあるが、すっかり忘れているとのこと。

10:30登山口に戻る。休憩を入れて約3時間の登山だった。

先ほど登った山をもう一度見上げる。下山のあといつも思う。
「あそこまでよく登った」

紅葉の道を駐車場に向かう。

道は落葉の絨毯。

駐車場に戻る。来たときは自分の車1台だったが、少し増えている。

今日は450mの高低差の登山。これから近くの山から初めて少しずつ伸ばして行こうと思う。いずれ、1000m以上の高低差に挑戦したい。

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