2018年11月2日金曜日

帝釈峡 (2018.11. 2)

1週間前に、備中松山城+六甲山の1泊2日の旅をしたので、本来なら次週の連休を利用して、帝釈峡+吾妻山の旅をするつもりでいた。天気予報を見ると、雨マークが出ている。紅葉情報では、吾妻山は今が見頃となっている。(帝釈峡は1週間後が見頃)
2つの理由から、思い切って続けて1泊2日の旅を企画した。
1日目:帝釈峡と神龍湖
2日目:吾妻山から比婆山へトレッキング。
20数年前に、帝釈峡と庄原の備北公園には1泊2日で行ったことがあるが、詳細は覚えていない。確か、帝釈峡休暇村に泊まったと思う。

さすがに公共交通手段では移動困難なので、広島から車で出かけた。庄原まで往復ならくたびれるが、庄原に1泊すれば、1日分は片道の運転で済むので、なんとかなりそうだ。1日目の帝釈峡は、中国道・東条ICで下りて上帝釈まで行く。

自宅を早朝6時頃に出発。途中SAPAで何回か休み、9時前に上帝釈の駐車場に到着。誰もいないので、とりあえず駐車して歩き出す。

駐車場近くに鄙びた旅館。泊まる人もなさそうだが…

駐車場はもうひとつあった。こちらがメインのようだった。

上帝釈から神龍湖方面に向かって歩く。

鍾乳洞・白雲洞があるので入ってみようと思ったが、有料で、係りのおじさんが準備中なので、帰りに寄ってほしいとのこと。

若干の紅葉が進む渓谷に沿って歩く。

帝釈峡は石灰岩でできており、侵食も進んでいる。これは唐門。
唐門:古い時代の鍾乳洞が崩落し入口だけが天然橋として残っています。高さおよそ8メートルの門はくぐり抜けることが出来ます。さらに門の上には4mの穴「鬼の窓」があります。 (帝釈峡観光協会HPより)

近くに鬼の供養塔。
鬼の供養塔:白雲洞を過ぎた森の中に巨大な石柱が見えてきます。10mにも及ぶ石柱は、帝釈天に命じられて雄橋・雌橋を造った 陰陽二鬼神の供養塔と言われています。 (帝釈峡観光協会HPより)

渓流の音、色づき始めた木々。気持ちのよい山歩きだ。

帝釈峡の観光スポットのひとつ、雄橋が見えてきた。
雄橋: 全長90m・幅18m・厚さ24m・川底からの高さ40mで、日本を代表し世界でも類を見ない石灰岩の天然橋です。渓水の浸食作用により、巨大な岩盤の下部が長い年月をかけて貫通して出来ました。この橋を架けたのは「神様」または「鬼」ともいわれ、神秘的な佇まいを留めます。その昔、東城と西城・庄原方面を結ぶ街道として人通りも多く、馬や籠も通っていました。備後路を往来する人々が使用していた形跡が今でも残っています。(帝釈峡観光協会HPより)

 雄橋を通り抜ける。

通り抜けた反対側から。

歩いている人は、さすがに年配の方が多い。自分もそうだが…

雄橋から300m来たところ。

続いて、帝釈峡のもうひとつの観光スポット、断魚渓が見えてきた。


断魚渓。

 断魚渓:帝釈川が輝緑凝灰岩の地層を浸食し、帝釈峡で最も急流を成すところです。これ以上魚が遡上できない、という意味で断魚渓と呼ばれています。太古の時代に海底火山の噴火で堆積した地層で、サンゴやウミユリなどの化石が多数発見される、帝釈台地で最も古い地層です。(帝釈峡観光協会HPより)


さらに先に進む。トンネルがある。


異次元空間へ続く道みたい。

廃れた食堂。確かに、時間が止まった感じがする。

前回来た時は上帝釈から神龍湖まで遊歩道があったと思うが、今はここから山に入る。従来の遊歩道は1996年から通行止で、ここから迂回路を利用するようだ。

この先が迂回路。かなり急な坂もあるらしい。自分は車を置いている上帝釈に戻るので、どこかで引き返さねばならない。


行けるところまで行ってみる。

ここで通行止。

落ち葉の舞い散る景色をしばらく眺めた後、引き返す。

案内図で見ると、この辺に素麺滝なるものがあったはず。渓谷の向こう側に、細い滝があるが、このことだろう。

断魚渓に戻ってきた。さきほどは気がつかなかったが、下から歩いてくると、急流が何段かに分かれているのが見える。

滑り落ちないように気をつけて、少し近くの距離から。

絵画クラブの人たちだろうか、写生している。

来たときは準備中だった白雲洞に入る。入場料\300。

足場には板が敷いてあって歩きやすいが、通路は狭い。

9月に秋芳洞に行ったので、どうしてもそれと比べてしまうが、鍾乳石もある。

上からの鍾乳石は100年で1cm、下からの石筍は200年で1cm伸びるらしい。

秋芳洞の黄金柱も緑がかっていたが、人口の光でコケ類が育つ。

洞窟はこの先もっとあるが、順路はここまで。引き返す。

第2駐車場に戻る。来たときよりも車が増えている。

車を止めていた第1駐車場。係りの人が来ている。料金\400を払う。駐車券は、午後から行く神龍湖の駐車場と共用とのこと。

駐車場の近くにある「まほろばの里」に車で上る。パク・シニャン主演の韓国ドラマ「サイン」のロケ地になったと駐車場の案内板にあったのでやって来たが、どこかよくわからなかった。

上帝釈から神龍湖に移動する。12:15、神龍湖駐車場に到着。

遊覧船に乗るために乗り場まで歩く。

乗船料\1200。ちょうど船が戻っている。もうすぐ出発のようだ。

遊覧は約40分。

 船内は座敷になっている。

コースは、遊覧船乗り場のある紅葉橋→下帝釈に下りダム堰堤まで→紅葉橋に戻り→神龍橋をくぐり遊歩道入口(出口)あたりまで→乗り場に帰ってくる… という感じ。

まず下流に下る。

一帯は石灰岩で形成されている。

ここで引き返す。

紅葉には少し早いようだ。

侵食されやすい石灰岩に洞窟ができている。

紅葉橋に戻ってくる。

紅葉橋の下ををくぐる。

向こうに見えるのは桜橋。

神龍橋に向かう。

神龍橋の下を通る。

くぐり抜けた神龍橋が見える。ここで引き返す。

「帝釈峡小唄」を聴きながら、乗り場にもどる。


遊覧船乗り場に戻ってきた。

本日、満員御礼だった。

神龍湖の周りを少し歩くつもりだが、すでに13時を過ぎている。駐車場のそばに食堂があったようなので戻る。

「お食事処」で昼ごはん。

神龍ラーメンを注文。

昼ごはんを済ませ、遊歩道に入る。

桜橋→神龍橋→ぐるっと回って紅葉橋、に戻るコース。

桜橋を渡る。

桜橋の上から紅葉橋を見る。

桜橋を渡り、神龍橋に向かう。

午前中に行った帝釈峡は途中で行き止まりだったが、こちらから行っても通行止めの案内。

神龍橋に下りる。

神龍橋を渡る。

遊覧船がやって来た。

橋の下を遊覧船が通っていく。

神龍橋を渡り、湖畔沿いの遊歩道を歩く。

今の遊歩道の先端。以前はここから帝釈峡休暇村まで遊歩道が続いていたが、現在通行止め。

あの橋は休暇村に続く遊歩道らしい。

紅葉がきれいだ。

散策出発地点の紅葉橋に戻る途中、遠くに神龍橋を見る。

山から下りてくる道があった。休暇村経由の遊歩道がここに下りてくる。

紅葉橋に戻ってきた。ここから県道25号線で、今日の風呂がある東城に戻る。

15時、東城リフレッシュパークに到着。

町から離れた山間にある。

入浴料\550。シンプルな浴場だが、露天・サウナもある。

庄原のホテルのチェックインは19時の予定。時間があるので、風呂上りに東城町を歩く。JR芸備線・東城駅。本数は少ない。現在、7月の豪雨の被害で不通区間がある。

11月1日~5日、「まちなみぶらり散策ギャラリー」というイベント期間になっているが、ひっそりとしている。

竹屋饅頭本舗。紅白の垂れ幕は。4日に開かれるお祭り用。

東城町歩きのあと、中国道・東城ICから庄原に向かう。庄原に着いた頃には、すっかり暗くなっていた。これは庄原駅。駅前にあるボウリング場が印象的だった。

庄原グランドホテル、朝食付きで1泊\7000。ネット予約でもぎりぎりだった。観光シーズンで多いのだろう。

本日の夕食は、セブンイレブンの定番「のり弁」。

よく運転し、よく歩いた。

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