2019年1月8日火曜日

本島 (2019. 1. 8)


本島行きの切符売り場は、昨日の讃岐広島行きの左側にある。

12:10の本島行き旅客船。1日8便ある便のうち、この船だけが途中牛島に寄港する。

昨日に続き、再び丸亀港をあとにする。帰りは、本島から児島行きの船に乗るので、丸亀はこれでさよならになる。

左手に、昨日行った讃岐広島が見える。

こちらはこれから行く本島。

途中牛島に寄稿する。貴重な1日1便で、おばさんが2人下船した。

牛島を後にする。

本島に向かう。

本島
本島・泊港に到着。左は停泊中のフェリー。

本島は、昔から塩飽諸島の中心地だった。現在でも、観光スポットも多く、昨日の讃岐広島と違い、待合室にはおばちゃんが常駐し、電動アシストのレンタサイクルも借りれた。

コースとしては、史跡の塩飽勤番所・笠島まちなみ保存地区・遠見山展望台。本島中学校の前を曲がる。奥の大きな建物は天理教の施設。中学校は廃校にはなっていないようだ。

塩飽勤番所に到着。
塩飽勤番所:塩飽領を統治する役所として1798年に設置された。塩飽水軍の歴史資料が数多く展示されている。特に、信長、秀吉、家康から与えられた朱印状は必見。(せとうち島手帖HPより)

中に入るが誰もいない。入場料\200とは書いてある。どこかに料金を入れるのだろうか。

思案していたら扉の影から、おばちゃんが出てきた。まれにみる観光客なのか、びっくりしたようだった。料金を払い、屋敷内に入る。

樽風呂。


座敷に上がる。

縁側から入口を見る。

こちらは台所。

海運用に荷物を入れる、船箪笥。

特に興味もないので、ざっと見で外に出る。

 次のスポット笠島まちなみ保存地区に向かう。途中の浜辺で一休み。昨日行った与島が見える。

左には、岡山の鷲羽山。

笠島に到着。前には無人島の向島が浮かぶ。

自転車を置いてまちなみ保存地区を歩く。レンタサイクルのおばちゃんには、鍵をなくすから掛けないように言われた。 この島ではそれで大丈夫だそうだ。
 笠島まちなみ保存地区: 笠島は塩飽水軍の拠点として古くから開かれた港町。
江戸末期から昭和初期に建てられた漆喰塗りの白壁やなまこ壁のある町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。現在、笠島まち並保存センター「真木邸」、ふれあいの館、文書館「藤井邸」の3軒が公開されている。

保存地区の向かって左(南方向)

右(北方向)に行くと公開されている屋敷がある。有料のようだ。


「**邸」は余り興味がないので、まっすぐ(西方向)歩く。

町並みが 途絶えたところにお寺があった。

専称寺。鎌倉時代、法然上人が都からこの地に流されたとき、塩飽の地頭頭が、法然上人のために建立したとのこと。

近くには、「年寄」と呼ばれる島の重鎮の墓が並ぶ。この種の墓は、ここ以外でも見かけた。

午前中は丸亀城に登ったが、ここにも城があったのか。余り調べてこなかったが、城跡ときけば登らないではいられない。

一度下に降りて、墓地から上に上がる。

登ったところ。最近の城跡歩きで目が肥えてきている。これが、山城の堀切だと判断できた。

少し登ると、笠島城跡の矢印があった。

その先は藪。他にあるのだろうか。まあ。これでよしとする。

トトロの小径と名づけられた山道。どこがトトロなのか、いまいち分からない。

 トトロの小径の先に「東山城跡」の看板があった。

あの堀切をはさんで、笠島城・東山城があったのだろうか。とくにこだわりもないので、そういうことにして山を降りる。

自転車を置いた場所に戻る。

振り返って、先ほどの城跡。あの上に城があったわけだ。

次のスポット、遠見山展望台に向かう。地図を確かめずにコースを組んだが、港からは遠見山のほうが近かった。笠島から戻る形になった。

通行止めの看板。行けるとこまで行こう。電動なので自転車でも登れる。

遠見山遊歩道入口に着く。

ここで通行止めになっている。昨年7月の豪雨で 、島を横切る道に崖崩れが発生したようだ。


自転車を置いて、遊歩道を登る。この遊歩道は、さっきの笠島地区から続いているようだ。

途中にある本島霊場二番。

おやみ堂。

さらに登る。

展望台に到着。
 瀬戸大橋方面の展望が開ける。南側から、与島。

岩黒島。

櫃石島。

鷲羽山。

パノラマ。

2日間苦楽をともにした(?)、リュックとジャケット。朝夕は冷えるが、昼間は動くと汗ばむので、脱いだり着たりだった。

下山の途中、展望の開けたところで一休み。

本島・港方面と牛島。

時間があり、自転車も電動なので、島を一周することにする。島の北側、屋釜海水浴場。サイクリング中の女子2人連れがいた。

島の北西、福田地区。

福田からやや南下したところ、尻浜地区にあった「売物件」。買う人がいるのだろうか。

 生ノ浜バス停。

 同じ場所から、讃岐広島を見る。たしかあの一番高いところに登ったことになる。

 島を南西まで南下して、ゆるぎ岩観音。

ようやく港が見えてきた。

途中、行くときに通った中学校に出た。生徒がランニングを終えるのを先生が待っている。生徒数はおそらく数人の規模だろうが、離島で廃校ばかり見てくると、なんだかうれしくなる。

待合室に帰還。自転車を返す。所要時間およそ3時間だった。

本島から児島行きの船は、1日4便。次は16:45。少し時間があるので、港の周辺をうろつく。

超レトロな給油スタンド。何時代のものだろうか。

現在の給油スタンドは廃業。

港にある、咸臨丸船員の名簿。水運の能力が評価され、塩飽諸島から多くの人が、徳川幕府海軍に参加した。名前と出身島が記載されている。本島にある碑だからだろうか、本島出身者が多い。いずれにしても、塩飽の島々のなかで一番大きいのは讃岐広島、一番さかえたのが本島とい位置づけだろう。3年に一度、瀬戸内国際芸術祭なるものが瀬戸内海の各誌まで開催される。そのときは、多くの観光客が本島にも訪れる。あの直島状態になる。今年2019年にも開催されるが、残念ながら讃岐広島は入っていないようだ。

児島行きの船に乗る。

本島を後にする。

すでに夕日のきれいな時間になっている 。

児島行きの船はどの橋の下を通るのかと思っていたが、岩黒島と櫃石島の間を通る。

昨年の瀬戸大橋観光船に続き、2度目の橋くぐり。

 橋の間から、夕日のかかる本島が見える。

児島観光港に到着。

児島駅東口から電車に乗る。2日掛けて振り出しに戻ったことになる。

今日の風呂はどうしようかと思っていた。駅から一番近い銭湯ときわ湯は定休日。路面電車・清輝橋線で田町まで行き、銭湯田町温泉に入る。総刺青のおじさんと一緒だったので、なんだか落ち着かなかった。

夕食はやはりうどんにする。岡山駅サンステで肉うどん。図らずも、2日間4食すべてうどんになったが、やはり本場丸亀の釜あげうどんが一番だった。

2日間、よく歩いた。本日の行程。


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