2019年1月19日土曜日

祐徳稲荷神社 (2019. 1.19)


午後は、肥前鹿島の祐徳稲荷神社と、鹿島から南に下った太良町にある海中鳥居に行く。両者を知ったのはまったくの偶然で、神社はタイの人気ドラマの舞台になりタイ人観光客が多いとテレビで見たため、後者はいつかJR九州の車内ポスターで「引力の見える町」とPRされていたため。

午後2時過ぎ、肥前鹿島駅に到着。長崎本線の駅である。有田からは肥前山口で乗り換えたが、電車に遅れがあった。というのも、長崎・佐世保両線とも単線で、電車のすれ違いや通過待ちが、それぞれの電車の運行に複雑にリンクしており、一つが遅れると連鎖反応的に他の電車も遅れることになる。

JRの駅から神社前までは祐徳バス。しばらく待ってバスに乗る。運賃¥320くらいの距離。

祐徳稲荷神社入口に到着。小腹がすいたので、屋台でたい焼きを一つ買い、歩きながら食べる。

鹿島駅周辺はひっそりしていたが、ここは参拝客で活気がある。

最初の大鳥居を通過。

2番目の鳥居を通過。神社までの参道が長い。

参道沿いにはたくさんの土産物店が軒を並べる。

ようやく神社前の鳥居に到着。

左手の橋の向こうには博物館がある。

橋の手前を右に曲がり、神社に向かう。

祐徳稲荷神社のHPより。
祐徳稲荷神社:伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷の一つに数えられる。年間300万人の参詣者が訪れる。これは九州の神社では太宰府天満宮に次ぐ参拝客数である。衣食住、生活全般の守護神として、商売繁盛、家運繁栄などで尊崇されている。(ウィキペディアより)

朱色が鮮やかな手水舎。

橋を渡り本殿に向かう。

 本殿はあの上にある。

なんとも荘厳な神社である。観光客が多いのもうなづける。

 御神楽殿。

階段を登り本殿に向かう。

本殿に到着。

賽銭を入れて祈祷。

境内を見下ろす。

本殿の奥にある奥の院への登り口。約300m。陶山神社での山登りが予定外だったが、ここは予定通り登ることにする。

去年行った、北長門の元乃隅稲成神社や、津和野の太皷谷稲成神社でも見たトンネル鳥居がある。

頑張って登る人が多い。

鳥居のトンネルをくぐる。

あと200m。ここで少し下る。

再度登り階段。

この辺からきつくなる。皆さんも息切れ切れ。でも楽しそうだ。

あと100m。

振り返ると、たくさんの人が登ってきている。さすが人気の観光地だ。

ようやく奥の院に到着。

展望台で一休み。

有明海が見える。

皆さん、苦労して登った後の眺望を楽しんでいる。

「この先難所あり」。下りは別の道を下りる。どんな難所か楽しみだ。

確かに急な下り坂だ。

くさり場でもあるかと思ったが、ここが一番狭く、難所だった。

かなり下まで下りてきた。

踊り場みたいなところから…

本殿の舞台を見上げる。

無事、参拝終了。

本殿の下には、おみくじ付で\300のエレベーターがある。神社が観光に力を入れているのが見て取れる。

せっかくなので\200払って日本庭園に入る。

椿が咲いているとのこと。

菰に守られた赤い椿。

白と紅のツーショット。

黄色い蝋梅と白椿のツーショット。

庭園内を歩く。

せせらぎの音が快い。

庭園を後にする。

先ほど登った奥の院を見上げる。標高は約130mくらいだった。

神社を後にする。

神社前の大橋の上から、神社の遠景。

橋の横の公園に、もう梅が咲いている。蝋梅とのツーショット。

参道を入口に戻る。

駐車場には車がいっぱい。駐車場はこれ以外に3つくらいあったから、かなりの参拝者がおとづれるのだろう。

ほとんどの人は車で来るので、バス乗り場はひっそりしている。それでも16:15のバスには、自分以外に中国人の家族を含め、6~7人はいた。

次に、今回の旅の最終地、太良の海中鳥居に行くために電車に乗る。太良は肥前鹿島から4つ目の駅だが、普通電車しか止まらない。1~2時間に1本しかない。17:03の長崎行き普通電車。

17時半過ぎ、多良駅で下りる。

北へ歩くこと約10分。鳥居が見えてきた。こんな静かなとこに、何台か車が止まっている。知る人ぞ知る観光スポットなのだろう。

駐車場から。

鳥居に近づくため浜に下りる。

若い男女のカップルの写真を撮ってあげているおばさん。バシャバシャ撮っていた。

モデルの男女の席が空いたので、鳥居に近づく。
海中鳥居を有する大魚神社にも、有明海に関する伝説が語り継がれています。約300年前、住民たちは、満潮時には沈んでしまう沖ノ島(太良町)に酔った悪代官を残して懲らしめようとしました。そこに大魚(ナミウオ)が現れて、代官を助けたそうです。この悪代官は、それ以来改心し、大魚神社と海中鳥居を建立したとされています。(じゃらんニュースより)

手前の鳥居をくぐり、これぞ、海中鳥居。引き潮のときは先まで歩いていける。

干潮時の鳥居。(ネットから引用

有明海は干満の差が大きく、5~6mになるという。今は満ち潮。

向こうに見える海中通路まで行く。

すでにかなりの部分が海に浸かっている。

満ち潮の勢いは速くて、撮影に気をとられていると、足元が浸かってしまった。

海中通路から黄昏る鳥居を見る。

帰りの電車までかなり時間があるので、鳥居のところまで戻り海を眺める。

中国人のグループがやってきた。にぎやかに撮影している。

もう一度海中通路に行ってみる。

見る見るうちに潮が満ちてくる。

夕闇の中で、波の音を聞きながら、この旅を振り返える。波の音には癒される。ひょっとしたら、ここが今回の一番お気に入りかもしれない。

途中コンビニで休憩し、月明かりの下、多良駅に戻る。

多良駅待合室。誰もいない。

次の上り電車は、19:18。これを逃したら、今日中には広島に帰れない。電車は微妙に番線を帰る。1番のりばでいいのだが、向かいにも灯りの点いた2番のりばがある。待っている間に、学生が1人やってきて座ったので、この番線でいいかを尋ねて確認する。

多良駅で折り返す鳥栖行きがやって来た。これに乗る。あとは肥前鹿島で特急に乗り換え、博多まで行き、博多発21:09広島着10:11の新幹線に乗る。

一部福岡・熊本を含め、佐賀県内を縦横無尽に動き回った2日間だった。

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