今日は、高松市の北に浮かぶ2つの島、女木島・男木島に向かう。2つとも、昨年(2018)行った直島同様、アートの島で、直島ほどではないが、アート作品が屋内屋外展示してある。
高松港からは船で行く。高松港・女木島・男木島、それぞれの間が20分。1日6便走っている。
高松港を8時の舟で出て、先に女木島に行き、男木島に渡り、男木島を15時の船で、高松に帰る。その後、前回金比羅・鳴門で高松に来たとき寄れなかった、栗林公園によって帰る。
朝早く暗いうちからホテルを出ることが多いが、今日は船が8時なので、ホテルでゆっくり朝食をとって出発。
高松港は歩いてすぐ。
小豆島行き、直島行きなど様々な航路が終結しているので、なれないと戸惑ってしまう。切符売り場のおじさんに乗り場を確認する。
女木島・男木島行きフェリーめおん(2隻あるのでもう1台は、めおん2) に乗る。
遠くに見えるのが、女木島と、その向こうに男木島。
高松港を後にする。
進行方向右手、東側に、先日登った屋島が見える。
女木島が近づいてきた。
なぜか「鬼が島」と銘打った女木島のシンボル、鬼の灯台が見える。港に入る。
乗客はそこそこ。
女木島:高松市の北約4kmに浮かぶ女木島には、高松港からフェリーで約20分。島の中央部にある鷲ヶ峰山頂には巨大な洞窟があり、その昔、鬼が住んでいたと伝えられていることから、別名「鬼ヶ島」とも呼ばれています。(うどん県旅ネットより)
鬼が島大洞窟まで歩いて上がり、鷲ヶ峰展望台に至るコース。他に、このページでアート作品を予習しておいた。
港に突き出た、鬼ノ灯台まで行く。ちょうど逆光でよく見えない。
近くで顔面アップ。
灯台から。高松のシンボルタワーが見える。
灯台から。右が鬼ノ洞窟がある山。左が日蓮上人像が立つ山。
鬼の館。観光案内所と土産店がある。
カモメの駐車場。風向きでカモメの向きは変わる。
カモメとモアイ像。
モアイ像も逆光の中。
20世紀の回想。帆船とピアノが一体になっている。残念ながら、帆船の帆は畳んである。
これもオーテ。強風から島を守る石垣をこう呼ぶ。
鬼が島海水浴場。鬼の館にあったマップによると、ここが桃太郎上陸の場所だそうだ。
恋人岬。よくある命名だ。先まで行ってみたが、どこが恋人?なのか分からなかった。
これから登る展望台。
道々には、鬼の像があり、洞窟までの距離が書いてある。ここから2.3km。
女木島名画座。残念ながら、休館中。
島道を行く。
住吉神社の脇に登り口がある。
坂を登る。
段々の風。
よく見ると、人の足のようにも見える。
段々の風、遠景。
女木島の集落と、高松市を見渡す。
登山道まで戻る。洞窟までのバスが登っていった。フェリーの到着時間に合わせて、バスが出ている。
自分は歩いて登る。
先ほど行った段々の風がある畑。歩いて登ると、こんな風景も楽しめる。
左手には、日蓮上人像の山。
日蓮上人像、西浦地区、洞窟方面の分岐点。
早咲きの桜。
女木丸山古墳。ずっと平家の墓と思われていたが、最近の調査で5世紀頃の古墳と判明した。
これまで歩いた車道を離れて、遊歩道の近道に入る。
時に手すりの鎖に助けられながら登る。
頂上が見えてきた。
バス停と駐車場に出る。ここから洞窟まで少し登る。
「鬼が島」の観光用だろうが、どうも珍奇な鬼と思うのだが… この鬼たちの雰囲気は、子供を意識したものなのだろうか。
洞窟までの道には売店もある。
チケット売り場。入場料大人¥500、シルバーは¥450。シルバー料金のチケットを販売機で買う。「スタッフはなかで案内中です」と無人の理由があったが、結局最後までスタッフはいなかった。無券でも入れたわけだが、そんなことをしたら鬼に叱られる?
洞窟に入る。この洞窟は自然のものではなく、すべて人工的に作られたとか。
説明によると、入口から中ほどまでは防御のため狭く、中ほどから出口までは逃げるために広く作られているとのこと。
入ってすぐ、鬼瓦プロジェクトの鬼瓦。 鬼瓦プロジェクトはここ以外に何ヶ所かある。
確かに入口からここまでは狭い。這うようにして、身をかがめて進む。
中の間。防御陣地用に作られた。
なかは迷路風になっている。
宝庫。戦利品を集めるところか。
鬼の会議室。幹部の作戦会議。
どういうわけか、鬼の洞窟に仏像。鬼も仏にすがる?
監禁室。牢屋?にしてはゆるすぎるが…
亀の甲天井と説明がある。凝灰岩の岩を削って作られた。
天井にはノミの跡。
出口が近くなると広くなってきた。
鬼大将の部屋。
首領が座した部屋か。
洞窟出口に近づく。
洞窟を出る。どう考えても、ここは海賊のアジとだと思われる。自分としては、海賊の歴史的背景などを加味した、歴史的展示にしてほしいと思った。しかし、歴史に興味がない一般観光用としては、これでいいのかもしれない。
出口の上に見える柱状節理。
実は、ここまで登ってきたのも、鬼の洞窟よりも、これが主な目当てだった。
鷲ヶ峰展望台に向かう。
途中、午後から行く男木島が見える。女木島の北になる。
展望台への坂道を登る。
鷲ヶ峰展望台広場に到着。
展望台に上がる。天気もよく、360度のパノラマビュー。眺めはすばらしい。
岡山、瀬戸大橋。
日蓮上人像が建つ山。作ったような二等辺三角形の山。
女木島港と高松市。
屋島。
小豆島方面。
展望台を下り、広場のテーブルで昼ごはん。
展望台を下りる。
下山のバスが待っている。
待ち時間がありすぎるので、歩いて下りることにする
歩いて下りると、思わぬものに出会うのが楽しみだ。しとめられたイノシシ。どこの島でもイノシシも被害に悩まされている。
電動アシスト自転車で登る、中年夫婦。他にも、自転車で登る人は何人かいた。この後、歩いて登る女子とすれ違い、挨拶を交わす。
住吉神社まで下りてきた。こじんまりした、いかにも島の神社という風情。
展望台を振り返る。
観光案内所でもらったマップにあった場所のオーテ。
オーテの側を、港に向かう。
鬼の館前、自転車が並ぶ。中にもたくさんあるが、すべて電動。たしかに、展望台までの坂道、電動でなければとうてい登れない。
最近はどこの島でも猫が多い。この猫はどう見ても、飼い猫だったようだ。ずっと港の近くをうろうろしていた。
12:20の男木島行きフェリーが入ってくる。
すかさず、3匹の猫が寄ってくる。漁船の場合は、餌にありつけると知っているのだろう。残念ながら、漁船ではない。
昼時になり、下船する観光客も増えてきている。
女木島の港を後にする。
男木島へのフェリーの上から。左が女木島、右が男木島。中央奥は、直島。
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