2019年3月20日水曜日

福岡市 (2019. 3.20)

当初、連休なので京都と奈良に行く予定にしていたが、2日目の天気が雨なので、急遽変更し、小倉に引き続き、九州まち歩きにした。今まで、乗り継ぎや宿泊で何度も訪れている福岡の街を歩くことにした。歩くと言っても人口100万の大都市。ポイントをしぼる。大濠公園・福岡タワー、時間があれば福岡市動植物園、帰りに、小倉に向かう在来線で途中下車し、陣原の湯に浸かって帰る…
だったが、出かける2・3日前に、NHK「新日本風土記」で「光の道」で有名になった、宮地嶽神社を知り、先にそこに寄って福岡市に行くことにした。宮地嶽神社は小倉と福岡市の間にある福津市にある。

小倉まで新幹線、JR在来線で福間駅で下車。

駅からバスもあるようだが、歩くこと20分。神社前の参道に到着。土産店もあるが、時間も早いし閉まっている。

参道の石段を上る。

頂上に到着。神社はこの先を曲がったところにある。

「嵐」光の道・記念植樹。光の道は、嵐が出演するJALのCMで一躍有名になった。 ただし、2・10月の限られた日の晴れた夕方にしか見れないので、当日は参道の石段が観覧席になり、整理券も出される混雑になる。神社もこのようなお知らせをだしている。

山門をくぐる。

宮地嶽神社本殿。実は、宮地嶽神社は「光の道」だけではなく、以前見た広瀬アリス主演の映画「巫女っちゃけん。」のロケ地にもなった。あとから家に帰って、予告編で確認すると、映画に出た場面がたくさんあった。
宮地嶽神社: ご創建は、約1700年前。当社のご祭神「息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)」別名「神功皇后(じんぐうこうごう)」は第14代仲哀天皇の后で応神天皇の母君にあたられます。 古事記、日本書紀等では渡韓の折、この地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨みて祭壇を設け、天神地祇(てんしんちぎ)を祀り「天命をほう奉じてかの地に渡らん。希(ねがわ)くば開運をた垂れ給え」と祈願され船出したとあります。その後、神功皇后のご功績をたたえ主祭神として奉斎し、随従の勝村・勝頼大神を併せ、「宮地嶽三柱大神(みやじだけみはしらおおかみ)」としてお祀りしました。 以来、宮地嶽三柱大神のご加護のもとで事に当たれば、どのような願いもかなうとして「何事にも打ち勝つ開運の神」として多くの方に信仰されるようになりました。 当社は、全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮です。(宮地嶽神社HPより)

 急遽来ることにしたので、あまり予習してこなかったが。宮地嶽神社には3つの日本一があって、その中の1つ、大注連縄。

巫女っちゃけん。巫女さんが気になり、失礼して撮影。

奥の宮があるので、とりあえず行ってみる。

奥の宮八社めぐり。

一番社・七福神社。

二番社・稲荷神社。

順不同だが、六番社・三宝荒神 。

順路の奥に自然遊歩道がある。

途中まで登ったが、この後のウォーキングを考えて今日はパス。

引き返して下りる。

三番社・不動神社。

四番社・万地蔵尊。五・七・八番社が抜けたが、八社めぐりを終える。

あとで調べたマップ。

3つの日本一の2つ目、大鈴。

何回かアングルを変えたが、ガラスに風景が反射してよく見えない。

3つ目。大太鼓。

こちらはなんとか見える。

宮地嶽神社をあとにする。

石段の上から見下ろす道の風景。海岸までまっすぐな一本道が伸びている。夕日でなくともいい眺めだ。


夕日の時にはこのように染まる。(ネット画像)

石段を下りて、一本道の先端、海辺に向かう。

途中、神社を振り返る。道の奥に神社が小さく見える。

道沿いに、宮地嶽神社参道の案内。やはり、予想通り、この一本道は参道だった。とすれば、海から上陸した参拝者もいたのだろうか。

海辺に向かう。

先端には鳥居が立っている。

海側から鳥居を写す。鳥居の奥に、神社が見える。海から参拝する場合、この鳥居が入口になり、長い一本道を歩く。

ボランティアの手による夕日時計。

正面に、昨年(2018)訪れた相島が見える。

宗像方面。岬の向こうが、筑前大島

福岡市方面。 今はシーズンオフだが、夏には海水浴でにぎわうだろう。

海辺の道沿いに、サーフボードを並べた店や、レストランが並ぶ。今は閉まっている。

福間駅に戻る。急遽決めた宮地嶽神社だったが、予想以上に楽しめた。JR在来線で博多に向かう。

JR博多駅から地下鉄空港線に乗り、大濠公園駅で下車。

公園は歩いてすぐ。
大濠公園:慶長年間、黒田長政が福岡城を建築する時、博多湾の入江であったこの地を外濠として利用、昭和2年ここで開かれた東亜勧業博覧会を機に造園工事を行ない、昭和4年県営大濠公園として開園したものです。大濠公園は福岡市のほぼ中央に位置し、総面積が約39万8千平方メートルあり、うち約22万6千平方メートルの池を有した、全国有数の水景公園です。公園内には、池の周辺約2キロメートルの周遊道、野鳥の森、児童遊園、能楽堂、日本庭園、および4つの橋で結ばれた中の島や浮見堂、ボートハウス等を配し休養、娯楽や体育の向上に利用されています。(大濠公園HPより)

池の中央に道がある。3つの島を結ぶ4つの橋がある。


1つ目の橋。観月橋の遠景。

池の中央の道を歩くコースをいく。

観月橋を渡る。

橋の上から。陽気も暖かくなり、ボートを楽しむ人も多い。

 1つ目の島。柳島。

柳島から突き出た、浮見堂。自撮りしている女子も一緒に撮影。

浮見堂から観月橋を見る。

2つ目の橋、松月橋を渡る。

2つ目の島、松島。

3つ目の橋、茶村橋を渡る。

 3つ目の島、菖蒲島。

菖蒲島の正面に、鴨島。名前は鴨だが、とまっているのはカラスだった。

菖蒲島から観月橋を見る。

最後の4つ目の橋、さつき橋を渡る。

池の南岸を歩く。

東屋でスケッチを楽しむご老人。自分も絵が得意なら挑戦したいのだが、才能がないのは自覚している。

ここで、いったん大濠公園から離れて、福岡城跡に向かう。途中にある、大濠公園庭園。今日はパス。

木製の大鳥居が目を引く護国神社だが、ここもパス。

石垣が見えてきた。

福岡城跡に到着。
福岡城: 1600年(慶長5年)、黒田長政は関ヶ原の戦いで戦功を上げ、徳川家康より52万3千石を与えられ、豊前国中津(大分県中津市)から筑前国(福岡)に移り、福岡藩初代藩主になりました。長政は初め、名島城(福岡市東区)に入りますが、狭く、城下町も作れないため、福崎(旧那珂郡警固村・現舞鶴公園)に1601年(慶長6年)から7年の歳月をかけて、総面積80万㎡(24万坪)、東西1km、南北700mの全国でも有数の規模の平山型の城を築城しました。城名は、黒田氏の故地である備前国邑久郡福岡(岡山県)に由来します。海側から望むと、鶴が羽ばたく姿に似ていることから「舞鶴城」とも呼ばれています。(福岡城むかし探訪館より)

天守閣に向かう。

建物は残っていないが、立派な石垣だ。

 展望台に上る。

展望台から、この後行く福岡タワーが見える。

展望台を下りる。

城跡を遠くから。花見シーズンの前をあって、職員が準備に忙しい。しだれ桜の名所らしい。

福岡城跡を後にする。

また、大濠公園に戻る。向こうに見えるのは、福岡市立美術館。ここも今日はパス。

池のほとりのベンチは風景を楽しむ人たちで詰まっている。

岸辺に一列に並ぶ鳥たち。先日行った、女木島のアートを思い出した。

チューリップの咲く道を入口に向かう。

観月橋を見ながら、大濠公園を後にする。時刻は午後1時過ぎ、本来の予定なら、天神に戻っていて、ラーメンを食べるつもりでいたが、これから福岡タワーに向かう。コンビニで、パンを菓子を買って腹の足しにする。適時に昼ごはんにならなかった場合、よくあるパターンだ。

大堀公園から2つ目の西新駅で下車。

駅近くの案内では、サザエさん通りを行けば福岡タワーに着くようなので、菓子をほおばりながら歩く。
 サザエさん通り:漫画「サザエさん」の作者であり,1992年(平成4年)漫画家として初めて国民栄誉賞を受賞された長谷川町子さんゆかりの地として、命名されました。
長谷川町子さんが、昭和20 年頃に百道の海岸を散歩しながら、国民的人気漫画「サザエさん」の登場人物サザエ、カツオ、ワカメなどの名前を発案しました。
「サザエさん通り」の中程に位置する磯野広場には、「サザエさん発案の地記念碑」があります。(福岡市早良区HPより)

このモダンな建築は、福岡市博物館。

サザエさん通りに沿って角を曲がると…

 正面に福岡タワーが見える。

約20分歩いて到着。

道のわきで、猫と鳩たちのツーショット。普通、ねこは鳩を襲い、鳩は逃げるのだが… なんとものどかな風景だ。

タワーを見上げる。

今年の2月にリニューアルしたばかり。
福岡タワー:福岡県福岡市早良区のシーサイドももち地区にあるランドマークタワー(電波塔)で、高さは234m。日本で1番高い海浜タワーでもある。1989年のアジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)にあわせて建設された。福岡市と地元有力企業との共同出資による福岡タワー株式会社が運営している。 (ウィキペディアより)

シルバー料金で¥800→\500。

1Fはエレベーター入り口だけでなく、お土産店やコンビニもある。

エレベーター乗り口。

展望台123mまで約75秒で上る。

 展望台、SKY Walk 123。

展望台から西方向、昨年10月に行った能古島志賀の島海の中道

東、相島と筑前大島方向。

眼下の浜辺。

ビルに隠れているが、ヤフオクドーム。

下りは2階下のSKY Play116からエレベーターに乗る。SKY Walk 123もSKY Play116も、数字は地上からの高さを示す。

タワーを下りて、先ほど展望台から見下ろした、海浜公園に行く。

モアイ像をほうふつさせる彫像。

 ウォーターフロント施設・マリゾン。

建物の向こうに、能古島が見える。

福岡タワーを後にする。

帰りは天神までバスに乗る。

時刻は15:15。福岡市動植物園に行こうか迷うが、今から帰るのも早いし、時間があまりないが、やはり行くことにする。地下鉄七隈線の天神南駅から地下鉄に乗る。空港線の天神駅からはずいぶん離れている。

薬院大通駅で下車。山に向かい坂道をしばらく上る。

動物園に到着。植物園と併設されており、どちらからでも入園可能。

動物園らしからぬモダンな入り口。

中もおしゃれな作りである。

入園料\600で入園。チケットを見せれば再入園もできるが、今日はそんな時間はない。おそらく夕方5時に閉まるだろうから、コンパクトに回る。

「アジア熱帯の渓谷エリア」に向かう。

オランウータンやシロテナガザルがいるエリア。施設は山麓にあり、このあたりの施設は斜面を利用して立体的に展示しているので面白く見れる。

 庭にはいなかったオランウータンが室内にいる。きっと何か考えている?。「遠い故郷の森を離れて、なぜ自分はここにいるのか。」

階段を上って上に行く。

今人気のコツメカワウソ。元気がいい。

一匹がロープにぶら下がり、いつまでもぐるぐる回っている。どんな意味があるのだろう。

 熱帯市域の最後にヒョウ。やはり動きのあるサファリパークと比べる物足りない。他にも、檻に閉じ込められたオジロワシやオオワシが羽ばたこうとして枝を移るのを見ると、悲しくなる。

動物園から、ミニケーブルカーで植物園に上がる。このケーブルカーはエレベーター感覚で、自分で操作する。

植物園に向かう。

手前にかかる橋に喫煙所があるので、一服しながら植物園を一望する。今日も休みもせず、よく歩いている。だいたい欲張りな計画をたてるのでしかたない。

下に下りて、これは確かハクチョウゲかと思ったが、後で調べるとユキヤナギ。まあ、植物名を覚える才能が皆無なので、名前はあきらめている。

これは分かる。菜の花。

奥のほうに歩く。

パンジーが満開。

チューリップ。

展望台に上がる。

展望台から、福岡市街。

先ほど見物した動物園を見下ろす。ここがかなり高い所にあるのがわかる。

植物園庭園。花の季節前なので殺風景。

動物園は西園など他のエリアもあるが、17時閉園の放送もあり、約1時間の急ぎ足の見学を終える。

帰りはバスで再度天神に向かう。天神にこだわっている。実は、これまで何回か天神で乗り換えたが、乗り換えまでの距離が長いのに、いつも驚く。この際、天神ターミナルのマップを自分の足で把握しておきたい。また、博多に来たからには、トンコツラーメン。どこかで食べたい。

天神でバスを下り、街を歩く。確かにデパートもおおい。PARCO、三越、岩田屋、ソラリアプラザ。店も多いが、人も多い。中四国九州で唯一のアップルストア天神。にぎわっている。実は、iPhoneが発売される前、アップルがまだマイナーな時代、10年以上も前だろうか、一度来たことがある。iPhoneのおかげでアップルも飛躍した。

 かつてアップルストアに来た時、ラーメンの屋台をたくさん見かけたと記憶しているのだが、念願のラーメン屋で手頃なものが見当たらない。調べればいいのだが、今日は歩き疲れ、天神界隈の人と店の多さに疲れて、コンビニでおにぎり2つを買い電車の中で食べる。

天神から地下鉄でJR博多駅に行き、在来線に乗り換えて陣原(じんのはる)駅で降りる。陣原駅は、鹿児島本線と筑豊本線の分岐するJR折尾駅と、黒崎と直方を結ぶ筑豊電鉄の始点駅がある黒崎の間の駅。

今日の温泉、パビリオ陣原の湯。入浴料\700。

結局ラーメンにはありつけなかった。風呂上りに、ごぼう天うどん。順番待ちで出来上がるのに時間がかかり、帰りの電車の時間も気になるので、急いで食べる。

20:27の門司港行きに乗る。21:07の新幹線ひかりに間に合う。最近は新幹線がWIFI使えるので、帰りに写真をアップロードするつもりだったが、この列車はWIFIはなく、だいたい3号車にある喫煙所もなかった。

思いのほかよく歩いた。

電車移動図。


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