一晩寝ても、足の疲れは残っている。柳川の川下りは9時からなので、急いでいくこともない。ホテルの無料朝食(パンとドリンクのみ)をゆっくり食べる。
ホテルを出て柳川に向かう。
西鉄柳川駅に到着。
時刻は8:30。川下りまで時間があるので周辺を歩く。
橋の上から。川下りの船がたくさん浮かんでいる。
三柱神社の鳥居。参道を行く。
三柱神社。柳川藩城主立花氏が祭ってある。
神社から出たところにも川下りの乗り場がある。
ここは営業していないようだ。日韓関係の悪化により、韓国人観光客が減ったと聞いている。
柳川。文字通り、柳と川の風景。
川下りの会社はいくつかあるが、自分が選んだのは駅から一番近い水郷柳川観光。受付は9時からだが、受付後30分以内に出発とある。ある程度人数をまとめて出発する。
結局9:30近くになって出発。乗り込んだのは自分以外に中国人女性4人。
柳川川下りに出発。
川下りの会社のHPから。約3km、1時間の川めぐり。
先ほど三柱神社に行くときに渡った橋の下を通る。
最初は、川の部分。
右の橋をくぐる。そこから先は川ではなく、人工の堀になる。
船が長細いのはこういう狭い水路を通るため。
堀を進む。
かつては生活用水にも使われた。
細い堀が分岐している。こういう堀を全部合わせると、全長470kmになるという。
また橋をくぐる。船頭さんがいろいろ説明してくれるのだが、橋の下に来ると歌を披露することが多い。橋の下ではエコーが効くの上手に聞こえるからか。
岸辺に黄色い彼岸花が咲いている。
「柳川観光写真」の幟。
反対側で写真を撮っていた。希望者には後から販売する。
堀の角を曲がる。その都度、川下りマップを見て、現在地を確かめる。
日本の道百選近くを通る。
船は手漕ぎで、人が早足で歩く程度の速度である。
川辺にアオサギがいる。
堀には鯉やフナがいて、それを狙っているようだ。
川辺に、川下りに店が並ぶ。
堀に面していて、川下り観光客相手に呼び込みをする。
場所は日吉神社の南側。年間80組くらい、結婚式の後ここから船に乗り込む、船上結婚式が行われる。
堀に囲まれた場所には、かつて柳川城があった。現在は柳川高校が建つ。
柳川の堀の設計者、江戸時代初期の武将、田中吉政の像。
また狭い水路、橋の下をくぐる。
かつて魚を取っていた仕掛け網。
柳川は詩人北原白秋の生まれ故郷であり、各所に歌碑や像が建つ。これは童謡「待ちぼうけ」を題材にしたもの。
すでに出発から45分くらいたっている。
終点に近いようだ。
御花に着く。川下りマップでは、北原白秋記念館まで行くようになっていたが、ここが終点。帰りは、ここから無料シャトルバスが出ている。
御花前のお堀端。
船を下りる。
先に北原白秋記念館に行く。
北原白秋生家・記念館。
生家は酒屋であったが、家事で消失し倒産する。その後白秋は上京し、詩人歌人として活躍。
児童雑誌「赤い鳥」が並ぶ。「この道」「雨」「待ちぼうけ」など、よく知る同様の多くは白秋のものである。
白秋の等身大写真。
生家の座敷。多くの使用人がいた。
白秋の勉強部屋。
生家の奥に記念館がある。
館内は撮影禁止。最近公開された映画「この道」は北原白秋と山田耕作を扱っている。映画の出演者もここを訪れている。
北原白秋記念館を出て御花に戻る。
立花家資料館は改装中のため休館。
隣に立つ西洋館。
庭園には入れるようだ。
受付のおねえさんは明治大正時代の女学生の衣装。
よく調べて来なかったので分かりづらかったが、御花は、かつての柳川藩主立花邸で、現在は観光・宿泊施設、料亭・結婚式場を兼ねる複合施設である。
「江戸時代以来、「御花」は柳川藩主立花家の邸宅でした。当時、この辺りは「御花畠」といわれていたことから、柳川の人々は親しみを込めて「御花」と呼ぶようになりました。そして、現在、料亭旅館であり、文化財でもある御花にはいくつもの顔があります。柳川名物「うなぎのセイロ蒸し」をはじめとする有明海の珍味を、本格会席料理として、あるいは大人数でお気軽にご賞味いただけます。料亭の味はご宿泊の方にもご好評をいただいており、その歴史や情景は、観光スポットとしての魅力だけではなく、多彩なウエディングスタイルを実現します。」(御花HPより)
西洋館の中。
大広間に向かう。
大広間。向こうが庭園の松涛園。
庭に出る。
ここもお殿様の庭園である。松を主体にした落ち着いた趣。
2階のベランダに出る。
ベランダから。
右は堀である。
松涛園と大広間。
大広間の向こうに西洋館。
ソファーでマイバッグの記念撮影。
御花からのシャトルバスもあるが、川下りで通ったルートを歩いて帰る。
稲穂とお堀。
時間も昼になり、川下りの船も増えている。
仕掛け網の近くを通る。
百選の道のある水路へ行く。
狭い水路を船が通る。
日吉神社。
堀端の店を道路側から。
百選の道。
台風による潮風を浴びて、柳がところどころ赤茶けている。
ひたすら駅に向かう。10月に入っても暑いので、こたえる。
川下り最初の川の部分。
これから川下りを始める船。満席の船もあれば、このように少人数の船もある。おそらく満席の船は旅行会社と提携して、観光ルートに組み込んでいるのだろう。
ここにも大河ドラマ誘致の旗。
朝行った、見柱神社の前を通る。駅は近い。
柳川駅横の踏切を渡る。
柳川駅東口。造形が面白い。時刻は12:30、大宰府の三国志展に向かう。
大宰府に戻る。昨日は食べられなかった梅ヶ枝餅を1個勝って食べる。着物の女性は、やはり中国人。
参道もにぎわっている。
博物館の入口に到着。
隣は、天満宮の雰囲気とはかけ離れた遊園地。利用客は少ないようだ。
博物館は上のほうにある。2段階のエレベーターで上がる。
そして歩く歩道。
壁面の色が変化するので飽きない。
博物館に到着。昨日大野城跡からも見えたが、巨大な建造物である。
大きな競技場を思わせる。
博物館入口。
中も広々している。
レストラン・ミュージアムショップもきれいだ。
三国志展は3回で開けれている。またエレベーターで上がる
三国志展に入る。撮影はOK.
入ってすぐ、関羽の像。
書籍の他、映画・漫画・アニメ・ゲームと三国志ファンは多い。
王様と一緒に埋葬される俑。
馬が生き生きしている。
弩の展示。
実際に船上で飛んだであろう弩の再現。展覧会でこれが一番見たかった。
反対側から。
踊りの決めのポーズの人形。
琴を弾く男の顔がいい。
曹操の墳墓の再現。
曹操は遺言により葬礼は質素に行うよう指示した。
横山光輝の漫画原本。
NHKの人形劇で使用された人形。
4回の文化交流展示室に行く。チケットはセットになっており、こちらは常設展示である。館内は撮影不可。三国志展もここも、各部屋に一人、職員の数が多い。案内だけでなく、貴重な展示物の監視も兼ねている。
入口にある大宰府南門の模型。
水城跡の模型。こうして人々は働いたのか。水木だけでなく、大野城も築いたのだから、膨大な労働力出る。それを可能にした強権と、あそこまで防御設備を作った権力者の危機感。
広々とした館内でしばらく休む。WIFI完備で、クラウドに写真をアップロードする。
三国志展を後にする。
「ご来館ありがとうございました。」
天井の立派な梁。
菖蒲池のほとりのうぐいす茶屋で、おそい昼ごはんにする。
てんぷらうどんを注文。松ヶ枝餅も勧められるが、さっき食べたので遠慮する。
太鼓橋を通り…
参道を駅に向かう。
大宰府駅を昨日とは違う角度から。
バスの「旅人」が停車していた。
西鉄二日市で下車。
二日市温泉に向かう。歩いて約20分。ここだろうか、ネットで見た写真とどうも違う。もう一度調べる。
博多湯を目的に来たが、入ったのは御前湯だった。17時を過ぎて、休憩所は終わり。銭湯のみ。マッサージと足もみ機で休む。
御前湯を出て気づく。前が博多湯だった。
温泉から近いほうの駅JR二日市駅から電車に乗る。西鉄だと博多での乗換えに時間がかかるが、JR同士なので博多での乗換えが楽である。博多から新幹線で帰る。
今回の旅の旅程図。
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