早朝に車で家を出て、戸河内ICで高速を下り、三段峡に向かう。先日、恐羅漢の時に途中の分岐までは走っているので、道は分かりやすい。少し離れた無料駐車場に車を停めて、三段峡入口まで歩く。入口近くの駐車場は有料。時刻は7:45、朝早いので人は少ない。
2019年12月1日、可部線が廃線になるまでは、JRの三段峡駅があった。また、ここから島根県の浜田まで繋ぐ今福泉の計画も進められたが、工事は中止された。
安芸大田NAVIのマップを携帯。最初に黒淵まで行き、一度引き返す。車で水梨口駐車場まで移動し、二段滝と猿飛そして三段滝を見るコース。
三段峡入口には食堂や土産店が並ぶ。
これからこの渓谷の奥に向かう。
遊歩道は整備されている。緩やかな傾斜はあるが急登はない。
姉妹滝。
龍の口
奥は紅葉が進んでいるようだ。
兜石。おそらく左下の大岩のこと?
赤滝。赤いのは紅藻類のタンスイベニマダラのため。
庄兵衛岩の洞門を通る。
黒淵まで約25分。夕方5時には暗くなるとの注意がある。
深緑の清流。
屹立する岩の塔。侵食の激しさを物語る。
石樋。200mにわたってひとつの大きな花崗岩を侵食している。
石樋観音。真ん中のくぼみにある岩が、祠の観音様に見える。
ぐるの滝。いまいちどれか分からない。
蓬莱岩。真ん中の黒い大岩。
黄葉の渓谷を快適に歩く。
黒淵渡船乗り場に着いたが、営業は9時から。少し時間があるので右側の坂を登っていく。
峠の上から黒淵。
さらに進むと、先日行った三ツ滝まで行くことができる。
眼下に黒淵荘と吊橋が見える。
時間になったので渡船乗り場に行くが船がいない。
このロープを引っ張って合図すると船がやってくるらしい。思い切り3回引っ張る。
しばらくすると、おじいさんが棹差す小船がやってきた。
黒淵に向かう。
黒淵の屏風岩の間を通る。
先ほど上から見た黒淵荘が見える。船はそこまで。片道ならそこで下りて歩いて帰るが、500円の往復を買ったので、帰りも船に乗る。
パンフレットでよく見る三段峡の写真のことを話すと、船頭さんが振り返った風景がそうだと教えてくれた。
黒淵荘に到着。船を下りる。
黒淵荘の乗り場。またロープで合図があれば船が出るのだろう。
先ほど上から見た吊橋を歩く。
橋の上から上流。
橋の上から下流。
たぶん名前があるだろうが、立派な岩の塔。
少し上から、吊橋と黒岩荘。
黒岩荘でコーヒーを飲む。
船頭さんに行って船で戻る。行き帰り、乗客は自分ひとりなので、船頭さんといろいろ話す。船頭さんから教わった情報、砂利で底が浅くなるので定期的にすくう、岩にはさまれて吹き通しの風が強いことがあるので、そのときは船は休む… そして自分が帰りに筒賀で風呂に入って帰るというと、筒賀の大銀杏は見ごたえがあると教えてくれた。
乗り場では何人か乗客が待っていた。
三段峡入口までは、歩いて約50分。
来るときは案内板に気づかなかったが、塔岩。
これから黒淵に向かう人がふえてきた。
子供をおんぶした家族連れ。
龍の口を、来たときとは反対側から。
入口に戻る。時刻は10:20。
三段峡入口から、三段滝のある水梨駐車場までバスが出ている。ただし便数は少ない。
自分は車で向かう。先日走った道なので分かりやすい。
途中、見事な黄葉で、思わず車を停めて撮影。
水梨駐車場に車を停めて遊歩道に入る。ここの駐車場は有料。
このあたりは黄葉の真っ最中のようだ。
風が強くて枯葉が舞い散る。
二段滝と三段滝の分岐。黒淵の船頭さんが、二段滝に先に行って三段滝に下るコースが楽、三段滝に先に行くと坂がきついとアドバイスされていたので、左の道を行く。
急登はなく緩やかな上り坂。
二段滝まで0.6km。
二段滝から三段滝に向かう脇道。帰りはここを上がることになる。
楓林館跡。昭和33年までここに旅館があった。遊歩道が整備される前は泊りがけで来ることもあったのだろう。
黄葉の道を行く。
黒淵コースでかなり歩いたので、足がやや重い。二段滝になかなかつかないが、マップで見るとこの岩壁を過ぎるとそろそろか。
猿飛の渡船乗り場は左の坂を下ったところ。二段滝には直接歩いてはいけない。
渡船乗り場に到着。
渓谷は底が深く、棹が使えないのでロープを引っ張って船を操る。船が来るまで受付のおじさんに話を聞く。水かさが急に増えることもあり、この夏にはロープが流されたことがあった、流れが速く水底がえぐられる… 黒淵の底が浅くなるのと反対だ。
渡船が戻ってきた。昼ごはんは三段峡でと思って弁当を買ってこなかったが、時間は昼。しばらく食べ物にありつけないと心配していたら、受付におはぎを売っていたので、買っておく。
この狭い渓谷を通って二段滝に行く。崖の上を猿が飛んだ?ので猿飛という。
一緒に待っていた御夫婦が、先に待っていたからと船先の席を勧めてくれた。特等席で撮影。
猿飛を抜ける。
帰りの船を待つ人。こうして船は往復する。
二段滝を見るベストポジションを探す。
ほぼ正面から。船頭さんの説明では、水流の影響で、実際は一段になってしまったとか。
下のほうに小さな二段目が見える。
水に濡れて滑りやすい岩場を這い登って、少し上から。
二段滝川から猿飛。
乗客を乗せて帰りの船がやって来た。渡船は休むことなく往復するので、船頭さんは休めないなと心配していたら、今度はさっき受付していたおじさんが先導だった。
帰りの船から猿飛を見上げる。
渡船乗り場に戻る。
猿飛を後にし、三段滝に向かう。
来るときチェックしておいた三段滝への脇道に入る。
黒淵の船頭さんの言うとおり、猿飛に行くまでに徐々に標高を上げているので、急登はなく楽だ。
峠の上に出る。下に川が流れている。ここから下る。
三段滝まであと500mなのだが、本日の歩数は2万歩近くなっていて、遠く感じる。
巨岩が増えてきてそれらしくなってきた。
あそこを曲がると三段滝。
三段滝の展望所に到着。
全景を眺める。
二段滝の船頭さんの話では、三段滝も一段減って、二段になっているとのことだが、かすかに三段に見える。
説明板に寄ると、侵食により滝は年々後退しているそうだ。
滝を見ながら、猿飛で買ったおはぎを食べる、少し先に下りてみる。三段滝を横から。
展望所を下から。
三段峡を満喫し駐車場に戻る。
川辺に下りていた犬が戻るのに苦労している。
右が二段滝から下りてきた道。確かに、三段滝から向かうと急な坂を登ることになる。
駐車場までの1.8kmを淡々と歩く。
最初の分岐まで戻ってきた。
駐車場には車がいっぱい。若いカップルが案内板を見ていたので、二段・三段両方行くなら、二段滝を先に行ったほうが楽なことアドバイスする。
三段峡と水梨駐車場を往復するシャトルバスが待機している。5~6人が出発を待っていた。
さて、三段峡の船頭さんに教わった筒賀の大銀杏に到着。駐車場には車がたくさん停まっている。自分は知らなかったが、人気のスポットのようだ。
大蔵神社の中にそびえる。
高さ48メートル、周囲8.2メートルの巨樹。
かなり離れてようやく全体が写せた。
先日、奥出雲の金言寺で大銀杏を見たので、それに比べたら… と侮っていたが、予期せぬものに出会えた。
樹齢1100年を越すという。幹は複雑怪奇。
神社の奥に祠がある。
黄色の絨毯。
祠側から鳥居を見る。思わぬ光景に感動し、大銀杏を後にする。
昼は三段峡で、ヤマメをと思っていたが、もういちど行くのも億劫で、戸河内ICのすぐ近くの道の駅に寄る。
2階の和風レストランでうどん定食を食べる。
最後に、大銀杏方面に少し戻り、グリーンスパつつがで風呂に入る。
近場なので、軽い気持ちで三段峡に出かけたが、大銀杏のサプライズもあり、黄葉も満喫でき、満足の行く日帰り旅行だった。三段峡での行程図。
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