2020年1月12日日曜日

豊川稲荷・弁天島 (2020. 1.12)

今年最初の宿泊旅行。最初は浜松と静岡で1泊を考えていた。浜松を朝早くから回りたいので、名古屋あたりで前泊のパターンを計画したが、せっかく東海地方に行くので、今年の初詣ついでに豊川稲荷に寄ろうと思案しているうちに、2泊3日の旅になった。

新幹線で豊橋まで。豊橋から在来線の飯田線で豊川まで。9時半にJR豊川駅に着く。

豊川稲荷は駅から歩いてすぐ。表参道入口。レトロな看板が目を引く。

参道沿いの店はもう開いている。

参道脇の道に幟の道。

奥に薬師堂。

豊川稲荷入口、総門。

3連休の中日の日曜なので参拝客が多い。屋台もたくさん出ていて活気がある。

豊川稲荷本殿。稲荷と言うが、先日行った最上稲荷同様、お寺である。曹洞宗円福山妙厳寺。
豊川稲荷:正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)。詳しくは「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)と称する寺院である[広報 1]。 境内に祀られる秘仏「豊川吒枳尼真天(だきにしんてん)」の稲穂を担いだ姿などから、一般には「豊川稲荷」の名で呼ばれるようになった。商売繁盛などを願う参拝客ら年間約500万人が訪れる。また、日本三大稲荷の1つとされる。 豊川稲荷は神社ではないものの、境内の参道には鳥居が立っている。北海道・東京都・神奈川県・大阪府・福岡県に、別院を持つほか、修行道場として僧堂を設置している。豊川高等学校を運営。

嘉吉元年(1441年)、曹洞宗法王派(寒巌派)の東海義易によって創建。室町時代末期、今川義元が伽藍を整備した。当時は、豊川(河川名)の近くに広がる円福ヶ丘という高台に伽藍があったが、元禄年間までに現在地に移転した。現存する諸堂は江戸時代末期から近代の再建である。(ウィキペディアより)
* 日本三大稲荷の選定には諸説あり、それぞれの神社で異なるが、伏見稲荷祐徳稲荷最上稲荷、そして豊川稲荷は定番の稲荷である。これで自分は主な稲荷をめぐったことになる。

本堂の前に建つキツネの像。

参拝する。最上稲荷では、参拝が神式か仏式か迷ったが、今回は予習してきていてお寺だと分かっているので合掌。

線香の煙を体にかけ、健康を祈願する。

境内図。(豊川稲荷公式HPより)

 狐塚に向かう。立ち並ぶ幟がここの特徴である。

霊狐塚に向かう参道。

 霊狐塚。
もとは納めの狐像を祀る場所でしたが、祈願成就の御礼として御信者の奉納された大小、多くのお狐さんがお祀りされており、その数はおよそ一千体にものぼります。(豊川稲荷公式HPより)

岩の上に建つ狐像。

納めの狐像の参拝者が列をなす。

信者により奉納されたたくさんの狐像。

奥の院へ回る。

奥の院の参道にある景雲門を出る。

境内めぐりを終え、最初の鳥居に戻る。

おなかが空いたので少し早いが昼ごはんにする。

稲荷なのでやはりきつねうどん。油揚げは小さかった。

時刻は11時。今日の予定は比較的ゆるやかなので時間がある。豊川駅のひとつ隣の牛久保駅で下りて風呂に入る。コロナの湯 豊川。コロナの湯シリーズは、小倉大垣で入っている。

もともと予備日だったので、豊川稲荷の他、今日は特に有名な観光スポットの予定はないのだが、午後は豊橋市内と浜名湖入口の弁天島に行くことにしている。JRで豊橋まで戻り、路面電車に乗る。運賃一律で前払い。

豊橋公園電停で下車。豊橋公園の前にある安久美神戸神明社。

神社の隣にある豊橋ハリストス正教会。

公園内にある美術館。成人の日なので晴れ着の若者たちがいる。

公園は人影もなく寒々としている。

公園の隅にある吉田城。入場無料。シニアのボランティアが熱心に案内してくれる。

 天守台から蛇行する豊川を眺める。これから行く牛川の渡船はこの向こう。

吉田城を出る。

橋を渡り…

田んぼの中のまっすぐな一本道を歩く。「健康の道」の標識があった。

豊橋で下りた一番の目的は牛川の渡船。市道244号線牛川町・大村町線の一部ということで(市道の扱い)渡船料は無料。
牛川の渡船:一級河川豊川(とよがわ)の両岸を結ぶ渡し船として、昭和7年から豊橋市営として運航しています。この渡し船の起源は不明ですが、平安時代からあったと考えられています。竿を用いて人力で船を動かす懐かしい雰囲気を楽しめ、休日などは豊川を散策する親子連れなどが、これを利用して楽しんでいます。(豊橋市HPより)

船頭さんがいないので今日は休みかと思ったが…

どこからともなく比較的若いおじさんがやって来て乗せてくれた。無愛想なおじいさんが黙々と漕ぐ姿を想像していたが、いろいろ説明してくれて親切な船頭さんだった。

 船の上から豊川を見る。

水深は満潮で3mになる。人力で漕ぐのは結構な労力だろう。おじさんは市の職員かもしれないが、無料で乗せてもらうのが申し訳ない。

船頭さんが「ヌートリアがいる!」と教えてくれた。

ヌートリアは、カピバラ同様、ねずみの仲間。今年はねずみ年なので幸先のよい年はじめだ。

向こう岸で下りる。

また乗る場合は、槌で板を叩いて鳴らすようにと言って船頭さんは下の岸に帰っていく。

船で元に戻らず、そのまま川沿いの道を歩く。

蛇行する豊川の湾曲部の先端あたり。

川沿いに遊歩道らしきものがあるので歩く。

吉田城が見える地点まで戻る。

川の向こうに吉田城。あそこから歩き始めて一回りしたことになる。

吉田大橋を渡り市街地に戻る。

橋の上から豊川。右が吉田城のある公園。

豊橋での歩行図。

札木(ふだぎ)電停まで戻ったので路面電車に乗る。

豊橋駅に戻り、JRで弁天島に向かう。

JR弁天島駅に到着。浜名湖の中の島にある駅。

線路の下をくぐり弁天島を歩く。

2つの線路の間。左が新幹線、右が在来線の東海道本線。

新幹線が通る。

弁天島公園にある高台。古墳の跡かと思ったら、津波時の避難台。

浜名湖で取れるうなぎの供養のためのうなぎ観音。

明日訪れる予定の浜名湖。

岸辺沿いに歩く。

弁天島と本土を結ぶ浜名湖大橋。当初、明日は弁天島で自転車を借りて走る予定だった。

弁天島はいくつかのブロックに別れるが、多くは埋め立てて作られた。ブロックの間にある小さな島にかかる観月橋。

小島を一回り。

小島には旅館とマンションのような建物があるが、今は空き家のようだ。

日が沈みかけている。先ほどくぐった線路が見える。

ブロックとブロック間は運河のようのなっていて、たくさんの船が停留している。

弁天島駅に戻る。

駅の南側にあるレンタサイクルの店。ここで自転車を借りる予定だった。

夕日スポットなので観光客が多い。例によって中国語が聞こえる。

弁天島のシンボル、鳥居。鳥居の向こうには、いかり瀬という小さな島がある。夏には渡船もでるようだ。

浜名湖入口にかかる国道1号線の浜名大橋。外海と浜名湖が繋がる唯一の場所。後でブラタモリで知ったところによると、今切口といい、室町尾時代の大地震と津波により形成された。

鳥居の向こうに国道1号線の浜名橋。

昼間風呂に入ったが、ここでもう一風呂。浜名湖弁天リゾート・ジ・オーシャンの立ち寄り湯。中国人の宿泊客が多く、エレベーターがいっぱいなので歩いて浴場まで上がる。

風呂を出るとすっかり暗くなっていた。

弁天島の歩行図。

今日の宿泊地、浜松に着く。

浜松餃子の店を訪ねたが、どこも行列。仕方なく駅構内の定食屋でチゲ鍋を食べる。やよい軒、先日坂町で拠った定食屋のチェーン店。

今日の宿、コートホテル浜松。

素泊まり1泊4670円。


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