2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が始まり、その主人公である明智光秀ゆかりの城を訪ねることにした。
最初に安土城。光秀の主君であり、最後に本能寺の変で光秀に殺された織田信長の城である。昨年。近江八幡を訪れたとき時間がなくて寄れなかったところでもある。新幹線で京都まで。京都から琵琶湖船でJR安土まで。
駅前には信長の彫像が立つ。
駅のすぐ近くにある安土城郭資料館に入る。
正面に安土城の縮小模型。
奥に戦国武将の鎧のレプリカが並ぶ。
2階からミニ安土城を見る。
見学していたら係りの人が、安土城を開いて内部の構造模型を見せてくれた。以前、安土城築城の物語を題材にした「火天の城」という映画があったのを思い出した。吹き抜けに立ち一本柱の工事は難事業だった。
資料館の見学を終え、農道の中のまっすぐな一本道を、信長の館に向かう。
信長の館に到着。
中には豪華絢爛な安土城天守閣の復元がある。
鎧が並ぶ。
復元天守の階上に上がる。
復元天守には著作権があるらしい。画像は公開できないので、ここを参照。
次に本命の安土城址に向かう。むこうに見える山がそのようだ。
信長の館の隣には、安土城考古資料館があるが今日はパス。
安土城址に到着。入城料を払う。
安土城址入口。
大手道を登る。
入ってすぐ左に、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の館跡。
秀吉館跡の2階。
右手には前田利家の館跡。
少し登ったところ。右に見えるのが秀吉館跡。
大手道は途中で曲がる。
石段は段差が大きい。あえて登りにくくしているのか。
分岐を経て本丸に向かう。
森蘭丸の館跡。秀吉たちの館跡に比べ、信長の居城に近い場所にある。
黒金門(くろばねもん)跡。大きな使われている。ここからは格が違う区域だと意識させるため。
黒金門を通り天守跡に向かう。
天守への道。なかなかたどり着かないのは、信長様にはおいそれと近づけないことを示している気がする。
本丸跡。
天守への石段を登る。
天守閣が立っていたところ。柱を支えた礎石だけが残る。
安土城:JR安土駅の北東、標高199mの安土山一帯にある織田信長(1534-82)の居城跡。国指定の特別史跡です。天正4年(1576年)から織田信長が約3年の歳月をかけて完成しました。安土・桃山時代の幕開けとして築城されましたが、織田信長が倒れた本能寺の変後、焼失して石垣だけが残っています。安土山の南側には、堀が巡っていて往時の名残りを留めています。天主跡と本丸跡には礎石が、また二の丸跡には、豊臣秀吉が建立した織田信長廟が残っています。天主閣跡から東へ少し下った黒金門跡(くろがねもんあと)付近には、壮大な石垣もあります。また、山の中腹には家臣団屋敷跡があり、山の尾根づたいに北へ行くと八角平や薬師平があります。城山の中心部への通路は、南正面から入る大手道のほかに、東門道、百々橋口道、搦手道などがあります。
城の外面は各層が朱色・青色・あるいは白色、そして最上層は金色だったといいます。内部は、狩野永徳が描いた墨絵で飾られた部屋や、金碧極彩色で仕上げた部屋などがあり、当時の日本最高の技術と芸術の粋を集大成して造られたといわれています。わが国最初の本格的な天主の建築は、この安土城が始まりとされ、歴史上に名を残す名城跡です。(滋賀・びわ湖観光情報より)
天守跡の周囲は高台になっている。
展望スポットからは琵琶湖が見える。
先ほどから小雨が降っていたが、ちょうど虹が出ている。
高台の上から天守跡。
天守台の石垣。
二の丸跡に登る。
二の丸跡。
置くには信長廟。
帰路は上りとは別ルート。左が登ってきたルート。
石段を下りる。シニアがひとり上って行く。
摠見寺(そうけんじ)跡。信長によって創建された寺院。
寺跡から琵琶湖を臨む。
摠見寺の下に三重塔。
石段を下る。
仁王門を出る。
しばらく石段が続く。
平坦な道に出る。
出口は秀吉館跡。元に戻る。
大手道にある石仏。築城の際に、石材として石仏や墓石も利用された。
安土城址を出る。
また農道の一本道を通り、JR駅に戻る。
JR安土駅から、次の目的地がある近江高島に向かう。
JR山科で湖西線に乗り換え、JR近江高島駅で下車。目的地の白髭神社までは約4kmある。近江高島駅で自転車を借りるつもりだったが、営業時間が13時まで。
しかたなく神社まで歩く。おまけに小雨が降り始め、気分は沈む。
40分歩いて白髭神社に到着。
神社前の大鳥居。
白髭神社。かなり古い神社らしい。
ここに来たのは、海中鳥居を見るため。
神社前は車の往来が多く、横断禁止。道路越に見る。いつものように中国人観光客が多いが、車が頻繁に通るので誰一人横断しようとする人はいない。
神社の裏に登る。
社が並ぶ。
鳥居と琵琶湖を見下ろす。ほとんどの人は車で来ていて、歩いてきた人は自分以外いない。夕日スポットらしいが、時間も早く曇り空でもあり、さっと回って後にする。
帰り道、脇道の西近江道に入る。
途中にある四十八体石仏群。
熊野古道を思わせる道を行く。
出口に合った意味不明の鳥居。
とおく見える雪をかぶった山は昨年登った伊吹山だろう。
帰り道の途中にある乙女ヶ池。
池にかかる橋を渡って駅に戻る。
趣のある太鼓橋が連なる。
橋の中ほど。
乙女ヶ池を見る。
橋を渡り終わったところ。
池の畔を行く。ここで電車の時間をチェック。この時間帯は本数が少ない。直近は10分後。その跡は40分待たねばならない。まだ行きたいところがあるので、ぜひとも直近の伝葉に乗りたい。
早足で歩き、5分前に駅前に戻る。なぜかガリバーの像。
なんとか間に合い、次の目的地堅田に向かう。
JR堅田駅に到着。時刻は16時10分。参拝時間の制限もあるだろうから、急いで浮御堂に向かう。
歩いて25分。浮御堂に到着。なんとか間に合った。
ここは有料である。300円払い入る。
琵琶湖中に建つ浮御堂。
堂の周囲を回ることが出来る。
一昨年訪れた琵琶湖大橋。
近江八幡方面。
日が沈みかけている大津方面。
浮御堂から満月寺を見る。
もうひとつ寄りたいところは、明智光秀の居城、坂本城跡。電車なら、JR比叡山坂本から歩くが、事前にバスでのアクセスを調べた置いた。本堅田バス停からバスに乗る。
坂本城跡は残っていないが、一帯は公園になっている。着いたころにはすっかり暗くなっていた。時刻は17:40。ユニークな光秀の像が立つ。
かつて石垣もあったであろう琵琶湖湖畔。
安土城があった近江八幡方面。信長から登城の知らせがあると、ここから船で安土に行った。
光秀もその焼き討ちに参加したであろう比叡山。
坂本城公園には明かりがない。足元がおぶつかないので、あまりうろうろ出来ない。
坂本にある日吉神社関連の鳥居。
近くのバス停かでバスを待つ。
バスでJR大津駅まで。
夜景のきれいな京都タワー。京都から今日の宿がある福知山に向かう。
福知山行き特急。
きのさき。京都と城之崎温泉を結ぶ。後ろには特急まいづるが連結されている。途中の綾部駅で切り離し、きのさきは福知山行き、まいづるは舞鶴行きに分かれる。
夕食は列車の中でコンビニ弁当。
福知山駅南口を出て、今日の宿、ニコニコカプセルホテル。温泉浴場つきで2100円と安値。光秀ブームのためだろうか、普通のホテルは満室でここにした。
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