先日、徳島に1泊して予定していたが、悪天候のため断念した四国霊場巡り、今日は日帰りで出かける。
四国霊場のマップは、四国お遍路.net
各霊場の詳細は、四国八十八ヶ所霊場会
公共交通機関を利用しての霊場巡りは、四国運輸局
それぞれのサイトを参考にする。第一番の霊山寺から始めて、どこまで歩けるか分からないが、少なくとも第五番の地蔵時までは行きたいと思う。
高徳線の板野駅で、特急から各駅に乗り換え、9:45に坂東駅に到着する。
駅前には、タクシーを利用した案内があった。1日で17ヵ所を回れるらしい。
坂東駅から霊山寺までは歩いて15分くらい。
①霊山寺(りょうぜんじ)
山門に到着。正式な参拝の仕方は、ここに説明してある。山門→手水舎→鐘楼→本堂→大師堂→山門という流れになる。鐘突きは忘れても、帰りには突かないとされている。「出鐘」=「出金」、あるいは死者を送る鐘を「でがね」と呼ぶからという理由。合掌し一礼して入る。
手水舎。
鐘楼。
境内の様子。
本堂で合掌。
十三仏。
多宝塔。
境内から出て近くにある観光案内所。
ここで、お遍路グッズを揃えることができる。他にも店がある。
第二番の極楽寺に向かう途中寄り道。坂東俘虜収容所跡。ベートーベンの「第九日本初演の地」とある。第一次世界大戦時のドイツ人俘虜が収容され暮らしていた。以前、ここを舞台にした映画「バルトの楽園」(バルトのがくえん)を見たことがある。その最後が、第九の演奏会だった。
給水施設。
製パン所跡。
兵舎第7棟。
兵舎第5棟。
収容所跡から少し離れたところに、映画ロケ地跡がある。一時期、「バルトの庭」として公開されていたが、現在は閉鎖されている。
金網の間から撮った写真。映画に登場する風景だ。
霊山寺から、第二番の極楽寺には車道を歩いていく。
②極楽寺(ごくらくじ)
赤い山門。
広い境内。
願掛け地蔵尊。
手水舎。
弘法大師が植えたと伝えられる長命杉。
仏足石。
石段を登る。
本堂。
大師堂。
山門を出たところに、四国の道・金泉寺2.7㎞の道標がある。これに従う。
少し進むと、「へんろ道」の道標があった。へんろ道を行く。
極楽寺より1.0㎞、金泉寺へ1.7㎞。
高松自動車道、板野IC付近。
田んぼの中を金泉寺に向かう。
③金泉寺(こんせんじ)
山門に到着。
本堂。
多宝塔。
大師堂。
中に入ることができた。
境内の風景。奥では遺跡の発掘作業が行われていた。
山門を出る。赤が映える境内である。
山門を出たところに、おへんろさん道しるべ。今日のコースの中では、金泉寺から第四番の大日寺までが、約5㎞といちばん長い。
車は右へ。徒歩遍路はまっすぐ。
へんろ道を行く。
岡上神社。登ってみたくなる石段だが、今日は通過。
左に見えるのは県道。ローソンも見える。へんろ道は直進。
「お遍路お疲れ様です。自由にご休憩ください」
四国のみち・終点?
徳島自動車道の下を過ぎる。
大日字まで2.4㎞の案内。左に入る。
山に入る。
へんろ道らしくなってきた。
いったん舗装路に出るが、また山の中に。
竹林。
道標を頼りに、山歩きの感覚。
笹の道を行く。
石仏が並ぶ。
四国のみち、復活?さきほど終点になっていたが…
舗装路に出る。
大日寺までは車道沿いに。
時刻は13時を過ぎているので、途中の休憩所で昼ご飯にする。
今日初めて出会った、お遍路さん姿。
昼ご飯を済ませ、大日寺に向かう。
④大日寺(だいにちじ)
ここ以外に第十三番と二十八番に大日寺がある。
これまでの山門と様式が異なる、鐘楼門。
灯篭の道を本堂へ。
本堂。
本堂から見た境内。
大師堂。
三十三観音像。
大日寺から第五番地蔵寺に向かう。地蔵寺までは車道を行く。
⑤地蔵寺
山門。
山門を入ると、大イチョウ。
本堂。
水琴窟。
八角堂。
大師堂。
本堂の裏から…
五百羅漢に向かう。
左に弥勒堂。
中央に釈迦堂。
右に大師堂。
入城料200円で、弥勒堂から入る。
各堂内を巡るようになっている。
釈迦堂の中。
大師堂の出口へ。
五百羅漢から地蔵寺と市街地を見渡す。
地蔵寺を出る。
時刻は14時30分。これからの行程を思案する。第六番の安楽寺までは約5㎞。そこから一番近いJRの駅までも約5㎞。すでに歩数は25000歩は越えている。安楽寺はやめて、板野駅に戻ることにする。
ひたすら歩いて板野駅に向かう。
約1時間歩いて板野駅に着くが、到着直前の踏切で、目の前を高松行特急うずしおが通り過ぎて行った。次の特急まで1時間以上待つことになる。
板野駅ホーム。こんな時間になった。
17:00の特急岡山行に乗る。岡山行は1日に2本しかない。高松から宇多津までは後ろ向きに走り、宇多津で高知からの特急と連結して岡山に向かうという、変則な運航をする貴重な便だ。
今日のお遍路。
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