江田島の山はほとんど登っているが、残っている山がある。砲台山。もともとは三高山だが、明治時代に作られた砲台があることから、通称砲台山と呼ばれている。ほかの江田島の山と同じく、いわゆる登山道はなく、車がはしる舗装路を歩いて登る。山登りというより、長いウォーキングになる。なお、2018年の豪雨災害で通行不可の個所がある。
2020年10月8日時点の通行不可は、以下の通り。3年前に車で上ったことがあるが、そのときは美能側から上った。その道が2カ所、通行止めになっている。どの程度の通行止めか分からないので、念のため、今日は遠回りになるが、三高ダム方向に南下し、Uターンして北上するコースを選ぶ。
(江田島観光協会より) |
広島宇品港よりフェリーで江田島三高港まで。9時過ぎに着く。
港近くの三叉路を北に。砲台山まで7㎞。
舗装路を行く。
徳正寺の前を通過。
砲台山まで4.3㎞。
三高港方向を振り返る。海の向こう、広島側には、ノートルダム広島の白い塔が見える。
三高ダムの前を右に。
この辺から勾配が出てくる。舗装路と言っても、標高400mくらいまで登るのだから、それなりに坂はある。
坂の上から。広島側には、大茶臼山が見える。
登る途上右手、北方向。あの山の向こうが砲台山か。
正面にタンクが見える。軍事関連の跡か?
是長方面への分岐に到着。分岐は右に。
砲台山まで2.4km。残り約1/3。
先ほど下から見えたタンク。現代のものだった。ここで一休み。
このコースは「砲台山スカイロード」という。薄くなった案内図で現在地を確認する。
西に宮島弥山が見える。
分岐に到着。直進は、美能側からの道。右の砲台山へ。
砲台山に向かう。
左は、前回車で来た時に車を停めた駐車場。砲台山は右へ。
今日初めての山道。
炊事場跡を左に。
南部砲台跡。
砲台跡に上がる。
南部砲台跡から砲台山に続く道を探したがわからなかったので、炊事場跡の分岐まで戻り、右の道を行く。
砲台山に続く道。
階段がある。
登ったところに展望所。
三角点があるので、ここが山頂だろう。標高401.8m。
念のため先に行ってみたが、別のピークがあった。
砲台山を下る。
駐車場の奥から、北部砲台跡へ。
北部砲台跡。
砲台跡を上から。
南部に比べて、砲台の数が多い。日露戦争でロシアのバルチック艦隊を迎え撃つために建造されたもの。広島呉に向かうには、ここを通るほかルートがない。
砲台跡から下へ。
避難豪。
炊事場跡。
兵舎跡。
パノラマ展望台。
パノラマ。厳島から似島、江田島へ。
駐車場に戻る。
駐車場から下って、美能方面への分岐。美能方面へは一応通行止めになっているが、通った形跡もある。車は通れなくても、歩きなら脇を通れるのではないか。
勝手に期待して美能方面に下る。
復旧された道路。
三高港が見える。
先ほど、パノラマ展望台から下る道を探したが見当たらなかった。近道はあったようだ。
ここが、全面通行止め。脇をすり抜けて入る。
道路が全面崩落。とても歩けそうもない。ここは無理しない。
下には崩落した道路がそのまま。復旧には時間がかかるだろう。
標高差100mを引き返す。
復旧された道路まで戻る。
ここで海を見ながら昼ご飯。
砲台山への分岐に戻る。できれば、ここに強力な通行止めが欲しかった。
下りながら西に、阿多田島。
登るときは気づかなかったが、砲台山への登山口があった。
タンクまで戻る。
分岐まで戻り、左の三高港方面へ。
ダム近くまで戻る。
三高港に向かう。
戻りながら砲台山を見る。
三高港に戻る。新しくきれいな待合室。
14:40の便に間に合った。この後は、16:10で、1時間半待ちになる。
船のデッキから砲台山。
江田島を後にする。砲台山よりも、道路の全面崩落がいちばん印象に残った。
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