2週間前に四国霊場第一番から巡り、できれば八十八カ所を巡りたいと思った。なお、昔は参拝したら札を本堂や大師堂の柱に打ったことから、「打つ」という。また、昔は船で四国に来るしかないので、港のある鳴門から一番近い霊山寺が第一番になった。
お遍路を整理してみると…
*順番 順打ち:1から順番に巡る。
逆打ち :88から逆に巡る。
乱れ打ち:順番に関係なく巡る。
*区間 通し打ち:一度に巡る。
区切り打ち:何回かに分けて巡る。
*手段 歩き遍路、自転車遍路、車遍路などさまざま。一般に、歩きで40日、自転車で20日、車で10日と言われる。
自分の場合に当てはめると、これまでに四国霊場と意識しないで訪れたところもあるので、乱れ打ち、区切り遍路、手段は混合となる。
今回は、1泊して愛媛県の霊場を巡る。電車バスを利用して歩く。松山観光までスーパージェット。伊予鉄郊外線で久米駅まで。9:50、久米駅で下車。
ループバスの窪田久米線に乗る。
高井局前バス停で降りる。南に約5分歩く。
48 西林寺(さいりんじ)
仁王門。
境内の様子。
本堂。
大師堂。
福授地蔵。
寺院の前に正岡子規の句碑。『秋風や高井のていれぎ三津の鯛』。「ていれぎ」は刺身のつまに使われる水草。
遍路道を行く。遍路道と言っても車道なので、行きかう車に気を使いながら歩く。今回から遍路道とトイレ位置案内図を参考にする。現在地は表示するが、グーグルマップのように追跡しないので、その都度位置確認する必要がある。
伊予鉄の踏切を渡る。北方向に戻ったことになる。向こうに見える山のふもとに浄土寺がある。
49 浄土寺(じょうどじ)
仁王門に到着。
本堂。
大師堂。
空也上人像(口から仏を吐きだすもの)があるらしいが分からなかった。
立派な鳥居の日尾神社の前を通過。
見覚えのある建物。「東道後のそらともり」、3年前、松山の兄宅に泊まった時、歩いてここまで温泉に入りに来た。
車道からへんろ道に入る。
50 繁多寺(はんたじ)
仁王門に到着。
境内の様子。
本堂。
大師堂。
鐘楼。
鐘楼の天井に二十四孝天井絵。
歓喜天像。
繁多寺は小高いところにある。歩いてきた方向。
お遍路さんマークのある道を行く。
松山城が見える。
石手川に架かる遍路橋を渡る。
橋の上から、石手川。松山市街方面。
石手寺の前に到着。仏像が並ぶ。
これまでの霊場と異なり、店も並ぶ。
51 石手寺(いしてじ)
仁王門。
正面が本堂か。他の霊場と違い、建物が多い。調べて来なかったので、一見して分からない。
本堂?
護摩堂?多くの人が参拝しているので、自分もここで線香を焚く。
大師堂?
三重塔。
石手寺は松山観光のメインスポットのようだが、今日は参拝だけして後にする。
有料だが「みんないっしょ大仏」もあった。
道後公園で弁当を食べ、子規堂の横を伊予鉄の駅に向かう。
道後温泉の時計台。時刻は13:45。
伊予鉄道後温泉駅。JR松山駅行に乗る。
JR松山駅まえから運転免許センター行のバスに乗る。
片廻というバス停で降りる。
直進は三津浜。三津浜からもバスはあるが本数は少ない。太山寺は右へ。
太山寺一の門をくぐる。
52 太山寺(たいさんじ)
仁王門の下に到着。
本堂まで350m。
本堂に向かう。
本堂の下、手水舎。
大日如来。
石段を上がる。
山門をくぐる。
本堂。
大師堂。
大師堂の前から、境内の様子。
鐘楼堂の鐘。
本堂から見た山門。前にあるのは摩尼車(まにぐるま)。
1階回すと、お経を1巻読んだと同じ功徳がある。なお、小さい摩尼車は通販サイトでも販売している。
戻る途中、ツバキの下にネコ。ネコのお遍路さん?
仁王門まで戻る。
太山寺を後にする。
いちめんの菜の花。寒い寒いと言っているが、もうそんな季節。昨日の夕飯で、菜の花の辛し和えを食べた。
バスの通る道路まで戻る。次の円明寺まで1.7㎞。
53 円明寺(えんみょうじ)
仁王門に到着。
境内の様子。
山門。
本堂。
大師堂。
キリシタン灯ろう。左の石仏がマリア観音らしい。
円明寺のすぐ近く、JR予讃線脇駅から松山行に乗る。
16:50、松山駅に戻る。
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