2019年12月23日月曜日

浮島 (2019.12.23)

山口県の周防大島は橋で本土と繋がっている。大島周辺には多くの離島があり、その中で4つの島は、大島から定期便が出ている。港はそれぞれ異なる。今回は、離島の中でも一番大きく人口も多い浮島(「うかしま」と読む)に行く。
車で約2時間弱、大島に着く。浮島行の船は、日前港から出ているが、その前に、干潮時だけ陸続きになる島があるので、最初に行く。

10:07、道の駅サザンセトとうわに到着。真宮島は歩いてすぐ。事前に調べたところによると、おおよそ干潮時の前後3時間が陸続きになる。そして、今日の干潮時は13時。

真宮島の案内がある。
 
 まだ繋がっていないようだ。

波止場伝いにとりあえず近くまで行く。

時刻は10:18。しばらく待つことにする。

向こうに見えるのが、今日訪れる浮島。

待つこと10分あまり。砂州で島と繋がった。

砂州を歩いて真宮島に行く。

真宮島から本島を見る。屋根の丸い建物が道の駅。

さっきより道幅が広くなっている。本島に戻る。

島と繋がった景色。時刻は10:34。

浮島行きの渡船乗り場は、道の駅から車で10分くらい。浮島航路待合室。

渡船乗り場。すでに船が停泊している。

浮島には港が3つある。着く順番から、江ノ浦・楽ノ江・樽見。行きは一番最初の江ノ浦で下船し、島の北部まで歩く。帰りは時間を見て、都合のいい港から乗船する。

出航まで時間があるので、日前の港をぶらぶら。堤防から日前港を見る。

日前を11:30の船に乗り、約15分で浮島の江ノ浦港に到着。シニアカーも下船している。やはり老人が多い。
浮島:屋代島(周防大島)の北約4kmの瀬戸内海に浮かぶ島で、隣の周防大島ともども、古くから瀬戸内海の海上交通の要衝として重要視されていた。島名の由来には三説あり、海上に浮かんでいるように見えるため、宇賀島水軍の根拠地であったため、所有者が不明の島であったため、と言われている…
島の起源は不明だが、瀬戸内海の海上交通が盛んとなった平安時代から鎌倉時代には人が住み着いていた。戦国時代に周防国・長門国の戦国大名大内氏傘下であった宇賀島水軍(宇賀島衆)が、安芸国の国人領主毛利元就によって根拠地であった尾道水道の宇賀島を落とされると、同じく毛利氏によって居城を失った白井賢胤らとともにこの浮島に移住して、新たな根拠地とした。しかし宇賀島水軍は、弘治元年(1555年)の厳島の戦いで、陶晴賢に従って厳島に渡海したが、毛利元就の奇襲によって敗北。また、同年の防長経略によって宇賀島水軍は毛利軍によって徹底的に掃討され、浮島は無人島になったとされる。昭和に入ると、浮島周辺は柱島泊地として利用され、昭和18年(1943年)の戦艦陸奥の爆沈事故はこの島の5km沖合で発生した。(ウィキペディアより)

江ノ浦港の待合室。

浮島、特に観光スポットはない。島歩きが目的。北の樽見地区へ行く道は3通りある。行きは山越えの中央のコースを行く。マップで最初の目印にした磐尾神社。

コースの分岐点。まっすぐ行くと島の東側コース。今日は左折し、中央コースに入る。

少しずつ高度が上がる。江ノ浦地区の集落。

次の目印、大師堂。

後は歩くだけ。緩やかな坂道を行く。

ここでもイノシシの獣害か。簡素なワナが仕掛けてある。

峠の頂上。標高は120mくらい。

坂を下っていく。

樽見地区と頭島が見えてきた。

樽見観音。

石段の上に…

五社大明神。

樽見港に到着。江ノ浦から約1時間かかった。

定期船が停泊している。さっき乗った船だが、今度はここから日前に向かう便になる。

浮島と頭島は橋で繋がっている。橋と言っても20mくらいの短いもの。昨年行った阿多田島と似ている。

樽見港待合室。

東海岸に出て島々を見る。右から情島、津和地島、柱島。

手前が、周防大島の離島、情島。左奥が四国忽那諸島の津和地島。

頭島の影になっているのが、柱島

待合室で昼ごはんのコンビニ弁当を食べる。

待合室には灰皿があり、食べ終わって一服していると、外で郵便屋のおにいさんが吸っている。どうやら自分に遠慮して外で吸っているみたい。自分も吸うからと中で吸うように進める。吸いながら少し話す。本島から船でやって来て配達業務をして帰るとのこと。馬島でも同じような郵便屋さんに会った。

頭島に渡る。

ここも特に何もないのだが、行けるとこまで行く。

少し上から樽見港。

舗装された道が続くのだが、眺望がまったくない。ようやく広場らしきものがあったので探してみたが、草木に遮られ何も見えない。島の約半分くらいの地点まで歩いただろうか、ここで引き返すことにする。

来た道を戻る。

見えるのは頭島の先端。

浮島に戻り、港に向かう。時刻は13:35。帰りの船の時間は、樽見15:00、江ノ浦15:16。樽見で待つには時間がありすぎるので、江ノ浦まで歩いて戻ることにする。

帰りは島の西側のコースを歩く。港の先に道が続く。

港から、頭島の向こうに、柱島諸島に属する黒島。

周防大島の離島、前島。

右が黒島、左が前島。

歩き始めてしばらく上り坂が続く。みかん畑がある。来るときの山越えコースでは、人にも車にも会わなかったが、ときおり車が通り過ぎていく。樽見と江ノ浦の往来はこのコースを使うようだ。中には、ナンバーのない車が走る。

途中にある浮島小学校。ここには、楽ノ江港があり船が寄港する。学校があるだけで、民家はない。樽見と江の浦の中間と言う位置関係で、ここに学校が出来たそうだ。

土砂崩れで転がり落ちた大石。

本格的なイノシシのワナ。

江ノ浦が見えてきた。

江ノ浦港に戻る。時刻は14:25。11:45に出発したから、2時間40分の島歩きだった。

船を待つ間、港をぶらぶら。中央の小島は乙小島。採石か何かで島を削っているようにも見えるが、詳細は不明。

本島行きの船がやって来る。

15:30、日前港に戻る。帰りに、通り道にある潮風呂保養館で風呂に入って帰る。

今回の島歩きで歩いた島、見えた島の位置関係。

島歩きの行程。

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