高知のホエールウォッチングには何ヶ所かあるが、高知にいちばん近い宇佐ホエールウォッチングにした。前日、確認の電話があり、8:30出航なので、8:15までには来てしいとのこと。宇佐に行くには、桂浜を経由するので、ホテルを早めに出て、桂浜に寄る。昨年は、剣山登山の前日に、高知市の観光をした。そのときも、来ている。美しい浜辺だ。
今日は、うろうろしないで、朝日を見ながら、朝ごはんのパンを食べる。
桂浜で時間調整して、約30分車で走り、宇佐しおかぜ公園に着く。クジラの彫像に期待がふくらむ。
ホエールウォッチングの受け付けは公園の側。乗船料は6000円と高め。クジラが見れるなら、高いとは感じないが、もし見れなかった場合、返却はされない。見れる確率は90%と言う。
港で船が停泊中。
予約人数もそろい、乗船する。およそ5時間の長い船旅になる。昼食用のおにぎり、飲料水、動画をたくさん撮るだろうから、モバイルバッテリーも必需品。
出航する。受付の人が、ずっと手を振っている。
港を出る。
外海に出る。
今日は、クジラがメインで、後の予定は緩やかに組んでいるが、走るつもりの横浪半島。
どんどん沖に向かう。
港を出から1時間はたつ。
どこまで行くのだろうか。スマホは、圏外になったり繋がったり。マップで確認すると、土佐湾沿岸の沖を、足摺岬方向に進んでいるようだ。
出航から2時間以上経過。座席は船首近くで、トイレを我慢していたが、ようやく船尾のトイレに行く。
船尾から。
席に戻る。トイレを済ませすっきりしたところで、さあホエールウォッチング。
時刻は11時。ずっと聞こえていたエンジン音が静かになった。やっと、目的地に着いたのか… 船長より説明がある。「今日は時間がかかりそうだが、皆さんの都合は大丈夫か」との確認、そして「必ず見つけるから」との力強いお言葉。所要時間5時間は長いと感じていたが、クジラが見れる沖合いに出るまでに、2時間以上かかるので、時間の長さは理解できた。
比較的よく現れるという、黒潮牧場。
ほかの船もいる。
他の船が、場所を指し示した。
クジラではなく、イルカだった。
イルカも群れではなく、単体でたまに見える。
他の乗客は、たくさん撮影していたが、自分は、イルカウォッチングは昨年、たくさんしているので、クジラを待つ。
結局、クジラには出会えず、15時前に港に戻る。出航してから、6時間半の長旅だった。小さな船にゆられ、ほとんど座ったまま。若干のむなしさと、悔しさ感じつつ、船を下りる。思うに、あの広い土佐湾沖で、経験と勘と船長同士の情報を頼りに、どこにいつ現れるかクジラを探すこと自体、至難の業だろう。宇佐ホールウォッチングのHPで見ても、出会えても1~2頭程度のようだ。自分の期待が大きすぎたのか。見れない確率10%に遭遇したのだから、それはそれで希少ではある… などと妙な解釈をした。
ホエールウォッチングを5時間として予定していたが、2~3時間遅れている。とりあえず横浪半島に入り、青龍寺(しょうりゅうじ)に向かう。
仁王門をくぐり、長い石段。ずっと小さな船に座りっぱなしで、今日は歩いていない。一気に登る。
登りきって振り返る。
四国八十八箇所霊場の第三十六番札所 青龍寺。今日は宇佐の大橋を車で渡ったが、昭和48年に橋が開通するまでは、浦ノ内湾の湾口約400mを船で渡ったとのこと。
続いて、五色の浜。
遊歩道を下る。
五色の浜。
横浪メランジュ。メランジュとはフランス語で「混合」の意味。形や種類の異なる岩が混在する。
カーブを描く波の跡が面白い。
いろんな色の石がある。
それが砕けて小さくなり、波に洗われて丸くなり、五色の浜。
案内板がある上まで登る。
遊歩道を引き返す。
半島を西に走り、帷子崎(かたびらざき)展望台の駐車場。車はいないのに、なぜか売店が開いている。
半島を見渡せる、数少ない場所のひとつ。
台の上に立って…
半島を見渡す。予定では、この後半島を西に走り、ぐるっと回って、天然温泉はるのの湯に使って旅を終わるつもりだったが、遅くなったのでここで引き返す。
17時にレンタカーを返し、JR高知駅に向かう。今日は、パン1個とおにぎり2個しか食べていないので、駅の中で何か食べようと思ったが、高知駅には食堂街なるものはなかった。コンビニで、またパンを買って空腹を満たす。
18:36の岡山行き特急南風あんぱんまん号で帰る。
高知県は移動に時間がかかる。よく走った。クジラを見ない、高知ホエールウォッチングの旅になった。
0 件のコメント:
コメントを投稿