2020年8月24日月曜日

鹿島<愛媛県>(2020. 8.24)

 瀬戸内海島歩き。今回は、四国の鹿島と志々島。鹿島は、先日予讃線で高松から内子に向かうとき、伊予北条近くで沖合いに浮かぶ小さな島に気づき、後で調べて知った。志々島は、今年2月、粟島に行ったときに近くにあるのを知った。ただ、交通の便を考えると、一日で回るのは無理なので、四国中央市の川之江で1泊する。

 

 いつものようにスーパージェットで松山観光港に渡る。伊予鉄で松山駅まで行くと、かなり引き返すので、伊予鉄の三津駅で下車、JR三津浜駅まで歩く。


JR予讃線、高松方面行きに乗り、伊予北条駅で下車。


渡船場は駅から歩いて10分くらい。大鳥居が立つ。


すぐ目の前が、鹿島。


鹿島行き渡船場。シニアだと、往復110円。


鹿島の案内図。お目当ては頂上展望台からの眺望。


船は、昼間は1時間に3本運航されている。鹿島からの最終便は、夜の10時。観光する人が多いので、利便性を考慮しての便数だろう。


渡船に乗る。船の上に、鹿が座っている。


約3分で鹿島に到着。

北条港から約400メートルの海上にあります。海沿いと山中に遊歩道があり、季節ごとの自然の表情に出会えます。緑あふれる森の中には野生の鹿が生息しています。山頂の展望台からは瀬戸内の島々と北条地区を一望、沖合には浮島の景勝があり、古くは高浜虚子(たかはまきょし)や河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)ら文人墨客も集い多くの句を残しました。中世には瀬戸内で活躍した河野氏の海上拠点の一つであり、今も山中に残る石積の跡や春・秋の祭りの「櫂練り」に歴史の面影を残します。(ちゅうよ観光ナビより)

 

鹿島のマップ。


まず、島の西側へ、反時計回り方向に歩く。


鹿島神社。


シーズンなので、海水浴、キャンプやBBQする人も多い。


海水浴場。


路傍には夏の花、キョウチクトウが咲く。


白いきれいな砂浜。


砂浜の先で、通行止め。


周遊路はあるので歩けないことのないが、何かあって大騒ぎになっては大変なので、ここまで。


堤防から。


伊予の二見にズームイン。は三重県二見の夫婦岩に似ていることから伊予の二見と呼ばれる。


港方向に戻る。


鹿島には、鹿が多い。一部は、飼育されているが、野生の鹿もいるとのこと。ここは、新鹿園。登山口があるが、後で中央の登山口から登る。


今日も真夏日。船着場前の店に、カキ氷があったので食べる。


島を、北側へ、時計回りの方向に歩く。こちらは、もともとあった鹿園。


鹿も暑いだろう。


北条港に向かう渡船。船内では、松山市出身のタレント、友近の案内が流れる。


南方向に、形のいい山が見える。後で調べたら、名石山?


海岸路を行く。


波止場の付け根、こちらもここで通行止め。


海水浴場からの道が歩ければ、ここに出てくる。


船着場に戻り、近くの登山道から登る。


道はつづら折り方式で傾斜がゆるく、木陰が多いので、歩きやすい。


他のコースとの分岐合流。


休憩所。


山頂は、ここから標高差約50mくらい登る。


標高100m弱の山登りだが、暑いのでこたえる。

山頂に到着。


山頂広場から。かすんでいるが、野忽那島・睦月島・中島の忽那諸島。


興居島。


展望台に上がる。いつもの、恋人たちの聖地。あちこち回って、恋人たちも、くたびれるだろう?


興居島から中島へ、パノラマ。



先ほど浜辺から見た、伊予の二見。


順路はいろいろあったが、暑いのでうろつくのは止めて、登ってきた道をそのまま下った。


来るときの船に、若者たちのグループが同乗していて、キャンプ道具を積んだリヤカーを積み込んでいた。リヤカーをどこから運んできたのか不思議だったが、貸し出し用の無料リヤカーが設置してあったので納得した。


現在、島の一部が通行止めで、伊予の二見を近くから見ることはできないが、約20分の周遊船に乗れば、間近を通ってくれる。ただ、2人以上で運行。今日は他に乗客もいないようなので、諦める。


12:00の船で帰る。

 

鹿島を離れる。


あそこに登ったのか… と思う暇もなく。


北条の港に着く。


伊予北条から予讃線に乗り、今治で下りる。


駅の近くの、「しまなみ温泉 喜助の湯」で一風呂浴びる。喜助の湯は松山でも入ったので、設備の充実さは確認している。今治は、しまなみ街道をサイクリングして終点なので、サイクリストの利用も見込んでいる。玄関には、自転車としまなみ街道の浮世絵。


今治から、今日のホテルがある川之江駅へ。


紙のまち 川之江。駅前商店街。


完全なシャッター街。人も車のいない。


海辺方向に歩き、川之江城・城山公園へ。


車道もあるが、公園内の散策路を行く。


川之江城。

川之江城:伊予・讃岐・土佐・阿波を結ぶ交通の要衝である川之江の鷲尾山山頂に位置した川之江城は、南北朝時代から戦国時代にかけての城であり、別名仏殿城といわれるように本来は仏閣であった。昭和59年(1984年)に川之江市制施行30周年記念事業の一環として城山公園整備事業が行われ、本丸跡に天守、涼櫓、櫓門、隅櫓、控塀などが建築された。犬山城天守を模した天守であり、その他の石垣や櫓、城門等も史実に即したものではなく、当時の名残を留めるものは、模擬天守の石垣の周囲に残存する僅かな石垣だけである。 (ウィキペディアより)


櫓門。

 

天守閣。


月曜日は休館日なので、天守からの展望はできない。


天守を見上げる。


広場から。紙のまちのシンボル、工場の煙突。


東には、野球場。奥にかすんで見えるのは、伊吹島


下りは、公園の北側の道を下る。


仏塔の向こうに並んで立つ煙突。


ホテルに向かう途中、川之江城が見える。


今日の宿、四国セントラルホテル。素泊まり3900円と格安。いわゆるフロントはなく、小さな受付窓口がある。部屋の鍵とホテル自体の鍵をセットで受けとる。窓口は夜は閉まるので、ホテルの鍵を使って出入りは自由。チェックアウトは、鍵をボックスに入れて終了。


⇒志々島 (2020. 8.25)へ

 

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