広島湾に気になる島がある。金輪島。四国への行き返りに、いつも見える島だが、造船工場があり、契島同様、企業が所有する島である。ただ、契島が上陸不可なのに対し、金輪島は、島の南半分が企業所有、北半分には立入ができる。
金輪島に行く定期船乗り場は、四国などに行くとき、いつも乗る、広島港とは離れたところにある。海岸通電停で下車し、海上ビルを通り抜けると、前が市営定期便の乗り場である。ここからは、金輪島以外に、似島の似島学園行きの定期船が出ている。
7:15の朝一の便なので、会社に通勤する人が多い。運賃230円は、船内で直接払う。
乗客が多いので、全員乗れるかと心配したが、何人かは停泊中の会社の名前の書かれたフェリーに乗った。
約10分で金輪島に到着。
南側は来島ドックの工場である。
通行可能な道路を通って島の北側に向かう。
金輪島トンネル。
結構長いトンネルである。ただ、使用する人はいるのだろうか。
トンネルを抜ける。
トンネルを出たところの分岐。左は海に下りる道。右の山の方へ登る。
原爆被害者の慰霊碑。似島同様、原爆投下時にこの島にも多くの人が運ばれてきて、亡くなられた。
年代不詳の廃車。
広島プリンスホテルが見える。
今日はほとんど下調べしてこなかったので、行けるところまで行ってみる。
左は下るようなので、右の山のほうに入る。
送電線の鉄塔が見える。
道はここで行き止まりのようだ。
登ってきた道を引き返す。
分岐まで戻り、いちおう南側を探検?してみる。金輪神社があるが、会社所有地内なので行くことはできないだろう。シニアカーがある。そう古くはないので、現役のようである。
南側。やはり行き止まりのようである。
トンネル出口の分岐に戻り、今度は海のほうへ下る。トンネルの向こうから、ラジオ体操の音楽が聞こえる。工場が始まるようだ。
集落があるが、人の気配はない。
海辺に向かう。
この建物は、ライブハウス土竜。
島の西側。宇品島とプリンスホテル。宇品灯台も見える。
似島も見える。
海岸伝いに島を周遊できると思い込んでいたが、浜辺の先に道はない。
結局、先ほど登った道をまた登り、峠を越える。
またしても、鉄塔に至る。ここも行き止まり。
少し引き返すと、山中に下る道があった。
竹林の向こうに人家が見えるので、道はあるだろう。
海の見える場所に出る。
民家がある。どなたか住まわれているのだろうか。ウィキペディアによると、2012年11月と少し古いが、 人口 : 66人、うち日本人 : 34人、となっている。32人の外国籍の住民は、工場で働く人だろう。
桟橋に向かって歩く。
宇品の桟橋が見える。
こちらは黄金山。
カキいかだで作業する人たち。
この辺は、思い描いていた海岸沿いの周遊路。
山から下りてくる道がある。鉄塔が行き止まりと思ったが、探せば先に下る道があったかもしれない。
広島呉道路と、その向こうに海田大橋。
新しそうな住宅。
島に子供はいないようだが、公園がある。
島の東側、あのアンテナ塔は絵下山だろう。
スマホのマップにあった、部村商店。シャッターは下りている。
自販機で試しにお茶を買ってみたら、ちゃんと出てきた。灰皿もあるので一休み。休んでいると、日傘を差した老女やって来て、やはりお茶を買った。島の方ではないようだ。炎天下、島歩きに来られたのだろうか。
工場は元気に稼働中。
桟橋方向に向かう。
洞窟がある。
「ほらあな」がたくさんあります。
太平洋戦争時の防空壕かもしれない。
帰りの船の便は9:40。時間があり、桟橋には日陰もなかったので、トンネルの入口で腰を下ろして待つ。
ころあいを見て、桟橋に向かう。この船に乗るのかと思ったが…
停泊していたのは、旧定期船、ライナーⅡ。
今は、来るときにも乗った、もっと大きいこの船が運航されている。
船内は冷房がよく効いていた。
宇品の桟橋に戻る。前の建物が、海上ビル。中には売店やトイレもあるので、待合室代わりに利用できる。
路面電車で宇品2丁目まで行き、そこから15分くらい歩いて、久しぶりに宇品天然温泉ほの湯に行く。帰りは、ほの湯近くのバス停からバスで、皆実町6丁目まで行き、路面電車に乗る。
0 件のコメント:
コメントを投稿