2020年8月20日木曜日

室戸岬 (2020. 8.20)

 昨年は、九州の天草でイルカを見た。今年は、クジラを見ようと高知に行くことにした。日帰りでは無理なので、高知に1泊する。クジラは2日目、宇佐ホエールウォッチングの8時の便に予約しているので、1日目は、レンタカーで室戸岬に行く。

 

昨年、剣山に登ったときに高知に泊まった。約8ヶ月ぶりの高知。 車は、駅前のオリックスレンタカーで予約しておいた。

 

 高知から約1時間20分くらい走り、時刻は昼前。レンタカー屋で教えてもらった、いくつかの道に駅の一つ、道の駅大山に立ち寄る。ここから室戸岬まで、まだ40kmくらいあるので、ここで昼ごはんにする。てんぷらうどんを注文した。

 

 店の前には展望台がある。

 

 港はコバルトブルーの水面。

 

ここにも、恋人の聖地。

 

展望台。


展望台から、車で走ってきた安芸市が見える。

 

13時ちょうど、室戸岬の駐車場に到着。


前に、中岡慎太郎の彫像。中岡慎太郎は、坂本竜馬と共に活躍し、共に暗殺された人。生まれが、安芸郡北川村なので、ここから遠くない。


室戸岬バス停。当初、電車とバスで来ようかと計画も立てたが、便も少なく、車を借りることにした。


用意してきたマップ。海岸沿いに遊歩道を歩き、ビシャゴ石まで歩く。その後、室戸岬灯台に登る。

 

遊歩道に入る。


すぐ、海岸に出る。


灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)。


白(砂)と黒(泥)のしましまの地層。約1600~2800万年前に深海にあったもの。隆起するときに斜めになった。


灯台はかなり高い場所にある。涼しいときなら歩いて登れるが、今日も真夏日。平地を歩くだけでもこたえる。今日は登山は断念して、灯台は車で登ることにする。


遊歩道を行く。


室戸岬の南端。


子授の岩。

子授けの岩の上部に蜂の巣状の穴があって、その穴に婦女子が小石を投げると子宝が授かると言われてきました。(室戸ユネスコ世界ジオパークHPより)


巨岩の壁を通る。


ウバメガシの林。知多半島の羽豆岬にもあったが、ウバメガシは岬でよく見かける。


月見ヶ浜。日陰で、ご老人が昼寝していた。


ほぼ垂直の地層。隆起の力が分かる。


目洗池。

目洗いの池は、空海がこの水を使って、諸人の眼病を癒したと伝えられています。どんな晴天にも干上がることがなく、水位が一定だという伝説があります。(室戸ユネスコ世界ジオパークHPより)


しましまの地層。


室戸岬の南をパノラマ。

 

 荒々しい岩の海岸。

 

アコウの木。亜熱帯性の植物。


遊歩道を行く。


室戸岬の沖合いに、黒潮暖流が流れるので、この一帯は亜熱帯の植物が多い。


とても暑い。植物のトンネルの日陰がありがたい。


遊歩道コースの終点あたりが見える。


土佐日記御崎の泊碑。

紀貫之が土佐国から都に帰る途中の出来事を綴った『 土佐日記』の 正月19-20日の頃に御崎(室戸岬)に船を泊めた事を記念して建てられたようです。(「南国土佐に来てみいや」より)


巨岩の上に立つ1本の松。


エボシ岩が見える。


烏帽子の形がはっきりみえる場所から。


エボシ岩の下の遊歩道は、通行禁止で、新しい遊歩道が作られたいる。


その遊歩道から。烏帽子の形には見えない。


切り取ったような壁面。


遊歩道コースの終点、ビシャゴ岩が見える。


歩いて来た遊歩道は、乱礁遊歩道と言う。


空海がこの地で修行したときに行水した伝えられる、行水の池。


歩いてきた乱礁遊歩道。えぼし岩が見える。


小石が波の力で回転し、削って作られた、小石があけた穴。


ビシャゴ岩。

ずどーんとマグマが地層に入り込んだあと。約1400万年前、マグマが地層に貫入して固まったとされる岩。水平に貫入したものがその後の地殻変動により、ほぼ垂直に回転したもの。山側から海側に向かって順番に細かい粒~粗い粒とマグマが冷やされるのにかかった時間の長さによって模様が移り変る。この岩には「おさご」という絶世の美女にまつわる伝説もある。( 室戸ユネスコ世界ジオパークより)


もともと水平だった地層が縦になった。


遊歩道は終わり。向こうは徳島方面。


車道を駐車場に向けて戻る。


途中にある、みくろ洞。もう一つ洞窟がある。中にはヘルメット着用で入れるようだが、暑さの中を歩きつかれたいて、外から拝見するだけにした。

室戸市には、弘法大師(空海)ゆかりの場所が数多く残っています。 その一つがこの「御厨人窟」で、修行時のご住居として使われていたと伝えられています。 約1200年前の平安時代、青年時代の大師が悟りを開いたといわれる洞窟で、内には五所神社とばれる社があります。 “空海”と名前をつけたのも、ここから見える空と海に感銘を受けたからと言われています。 この横に主に御修行の場として使われていたと伝えられる「神明窟」があります。(室戸市観光協会HPより)


室戸岬灯台の側には、最御崎寺があり、この遍路道を歩いて登れる。予定では、ここを登るつもりだった。



駐車場近くの展望台。歓迎の「迎」が「鯨」になっている。明日のホエールウォッチングに期待が高まる。

展望台の後ろは、室戸岬観光協会。冷房が効いていて、助かった。横になって、火照ったからだを冷やす。熱中症手前だったかもしれない。休んでいたら、サイクリング中の家族連れが入ってきた。


ゆっくり利休んだ後、展望台から、月見ヶ浜。


サイクリング家族が行く。


室戸岬駐車場から、室戸スカイラインを車で上る。最御崎寺入口。


灯台は、最御崎寺の参拝路を通っていく。


最御崎寺を通り過ぎて坂を下る。


室戸岬灯台。

室戸岬のシンボルは、青い空と海のはざまに立つ白亜の灯台。明治32年以来、航海者たちの安全を照らす水先案内人として活躍しています。室戸岬の先端、標高151mにあり、レンズの大きさは直径2m60cmと日本最大級。(室戸市観光協会HPより)


灯台から、室戸岬。


灯台の向こうに、太平洋。


灯台から引き返し、最御崎寺(ほつみさきじ)に参拝。仁王門をくぐる。


御影堂。


鐘楼堂。

 

多宝塔。

 

四国八十八箇所霊場の第二十四番札所 最御崎寺。


「健康長寿」のロウソクを灯す。


参拝路を下る。


灯台からの展望に制限があったので、もう一つの展望台に向かう。灯台から北に走ったところ。室戸岬山頂。


展望台に上る。


室戸岬展望台。


南に室戸岬灯台。


北に続く室戸スカイラインと徳島方面。


東は、紀伊半島の熊野。


展望台から、南から西へのパノラマ。


スカイラインを北に下り、室戸世界ジオパークセンターに寄る。日本には、室戸以外に8つのジオパークがある。


学校を改造したものだが、きれいなところである。


室戸半島について、さまざまな説明がある。無料で見学できるが、見学よりも涼を求める場所になった。


室戸岬を回り、高知に戻る道を走る。途中、車を停めて、室戸岬を振り返る。


ズームアップ。中央左の山肌を上る道路が室戸スカイライン。


途中、奈半利駅に寄る。土佐くろしを鉄道の終点駅。ここから室戸岬までバスで行く計画だった。


御免駅に向かう電車。御免か高知に向かう列車が、1時間に1本くらい出ている。

今日の宿、サザンシティホテルに到着。高知市街地を車で走るのを避けて、郊外の南国市のホテルにした。


⇒高知ホエールウォッチング (2020. 8.21)へ


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