「香春岳は異様な山である。決して高い山ではないが、そのあたえる印象が異様なのだ…」
五木寛之の「青春の門-筑豊篇」の冒頭部分。その映画にも登場する香春岳(かわらだけ)。一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳の3つの峰があるが、一ノ岳の山頂部は石灰岩の採掘により大半が削られ、台地になっている。三ノ岳は香春10山(とざん)にもなっており登ることができる。
香春10山のマップ。
今回、田川伊田に1泊して、JRの駅から登山口まで歩いて行ける、いくつかの山に登る。
1日目。⑤三ノ岳と⑥牛斬山(うしきりやま)に登る。
小倉で新幹線から日田彦線に乗り換え、採銅所駅で下車。変わった駅名だが、遥か昔に付近で銅の採掘が行われていたことに由来する。8:20、出発。
駅舎は改修されているが、大正時代のもの。
登山口に向かう途中、古宮八幡宮。
採銅所尋常小学校。2021年閉校。
ここを右へ。案内がある。
日田彦線の踏切を渡る。
前に見えるのが三ノ岳。
清祀殿。
平安時代後期の天慶2年(939年)に、「小宮八幡宮」(田川郡・採銅所)が「宇佐神宮」に神鏡を奉納したという記録が残っているが、その神鏡を実際に鋳造した場所がこの「清祀殿跡」だと考えられている。付近には銅を採掘した坑道「間歩(まぶ)」があり、宇佐神宮にゆかりが深いこの場所は「神間歩(かんまぶ)」と呼ばれている。(クロスロードふくおかより)
左へ寄り道。神間歩公園。
神間歩。
元のルートに戻る。
近道したが、ルートは川の反対側。
少し先に橋があった。雪が積もっているので、用心して渡る。
車道を登山口に向かう。
三ノ岳。右側の斜面を登ることになる。かなり急。
登山口のある五徳峠に到着。
香春岳登山口。
ようやく登山道に入る。
右はファミリーコース。左の岩登りコースへ。
前に三ノ岳。
岩場が始まる。
矢印のマーカーに従い進む。
岩登り。
登ってきた下方。
難所が続く。
少し視界が開ける。
二ノ岳。
いったん広い場所に出るが…
まだまだ岩場が続く。
登り。
ロープあり。
下を覗く。ほぼ垂直。
もうひと踏ん張り。
山頂近くか。
雪に先人の足跡。
やっと無事に、山頂らしき場所に到着。
南方向、二ノ岳。
北方向、昨年登った平尾台、福智山方面。
ひと休みして山頂を後にする。
ここから出てきた。
標識が見当たらなかったが、このピークにあった。標高508m。登山口からの標高差は240mくらいだが、岩場の急登は大変だった。
ここにも展望地。
見渡す。
前に二ノ岳。下山はファミリーコースで。岩登りコースでの下山は危険。
下山。
雪が残る。
美形の木。
急坂。
林道に出合う。左は二ノ岳。右へ。
林道を下る。
三ノ岳。よく登った。
右へ。
再び山道。下り。
緩やかになる。
ファミリーコース。
ズリネ間歩。
岩登りコーストの分岐に戻る。
下る。前に、次に登る牛斬山。
五徳峠に戻る。
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