2020年7月30日木曜日

小豆島<寒霞渓> (2020. 7.30)

これまで多くの瀬戸内海の島々を巡ったが、まだ訪れていない島が2つある。小豆島と豊島。最初は、2泊3日で小豆島から豊島に渡ろうかと考えたが、天候の都合もあり、1日2泊で小豆島に行くことにした。豊島は、日帰りで別の機会に訪れることにする。以前の計画では、電車とバスで新岡山港まで行き、小豆島でレンタカーを借りるつもりだったが、幸か不幸か、車を買い替えることになり、新車になったので、自宅から車で出発することにした。

早島ICで高速を下りてから岡山市内を抜けるまで、朝の渋滞時間に重なり、予定より遅く新岡山港に着く。8:30の便に滑り込みで間に合う。フェリーは1時間に1便出ており、小豆島までは1時間10分かかる。

新岡山港を出航。

フェリーのデッキから海を見る。

東方向、昨年訪れた犬島。煙突が目印。

西方向、後日訪れるつもりの豊島。

小豆島が近づく。

スマホのカメラには収まらない大きな島である。

小豆島土庄港に入港する。

1日目は、寒霞渓を中心にコースを組んでいる。最初に、中山千枚田に行く。これまではスマホのマップをナビ代わりに使っていたが、新車になりカーナビも付いているので利用する。慣れれば便利だ。左の上に専用駐車場がある。

棚田に上るための入口を探して車道を歩く。下のほうに何か見える。

「小豆島の恋」、瀬戸内芸術祭の作品。

登り口があった。

少し行くと、「関係者以外立入禁止」。

引き返して先に進むと、案内板があった。近くにきれいなトイレもある。棚田は田んぼとして現役だが、観光地化もしている。

裏にある春日神社(右)と中山農村歌舞伎舞台(左)。

天皇陛下も視察された。

獣害除けの金網を開けて入る。

いちめんの棚田を見上げる。どこまで登れるだろうか。

少し登って見下ろす。季節柄、緑が鮮やかだ。

次の関門?

中腹にある神社。

神社の前から。

さらに上に登る。

まだ先があるようだが、ここで引き返すことにする。天気はいいが、とても暑い。

棚田を見渡す。

パノラマ。

下る途中、湯船の水共同洗場で、水をもらって一休み。先ほどの坂をさらに登ると、名水湯船の水に続くようだ。

洗場の前に腰を下ろし、棚田を見渡す。何度見ても飽くことのない風景。

登り口まで下りる。地元の方が、除草作業をしておられる。

駐車場まで戻る。

次の目的地に行く途中見えた、巨大仏像。後で調べたら、小豆島大観音でエレベーターで胎内を上れるらしい。

途中に、銚子渓おさるの国があるが、おさるは先日、とべ動物園で見たので、今日は通過し、四方指(しほうざし)展望台に着く。展望地は2ヶ所ある。突き出したのが大観峰。

大観峰から。東側、後で訪れる寒霞渓。

今日の午後訪れる、二十四の瞳映画村のある半島。

パノラマ。

少し下ったところが、四方指展望台。

展望台に上る。

こちらは、木々に囲まれ視界は開けない。

先ほど車で追い越した、自転車の若者たちが上ってきた。ここの標高は700mを越えている。あの坂を、自転車を漕いで登ってきたのだろうが、元気だ。

四方指展望台から少し走り、今日のメインスポットである寒霞渓山頂に到着。

すぐ近くの展望台。

瀬戸内海国立公園、寒霞渓。
四季それぞれに織りなす豊かな大自然に恵まれた瀬戸内海国立公園の中心地、小豆島。そのほぼ中央に位置する寒霞渓は島の最高峰星ヶ城山と四方指の間にある渓谷です。寒霞渓は、約1300万年前の火山活動によってできた安山岩層や火山角礫岩層などの岩塊が長い年月の地殻変動や風化と侵食によって多種多様の奇岩と崖地が絶景を創りあげた。この特異な地形からなる渓谷は日本三大渓谷美のひとつとして賞され小豆島が世界に誇る景勝地となっている。
奇岩の渓谷美として知られる寒霞渓は日本書紀にも記述がある景勝地で、元々は鉤懸山、神懸山などと呼ばれていたが明治11年(1878年)に儒学者の藤澤南岳により寒霞渓と命名された。(寒霞渓ロープウェイHPより)

展望台から、四方指展望台方向。ここより標高は高い。

小豆島の町並み。

次の鷹取展望台まで下る。

鷹取展望台。

鷹取展望台から、寒霞渓を見下ろす。

先ほどの山頂近くの展望台が見える。

さらに下って、四望頂に向かう。

途中にある展望所。

寒霞渓を見下ろす。

四望頂は展望台があるところ。ここから、少し下る。

四望頂に着く。

策をすり抜けて先端まで。

先端から、安山岩の岩壁。

寒霞渓の渓谷。

さて、ここから山頂に引き返すか。それとも、渓谷を歩いて下り、ロープウェイで戻ってくるか。山頂からロープウェイに乗れば、往復になるので、渓谷を下ることにした。これなら片道で済む。遊歩道は、表十二景になっている。

ここから入る。

予期せぬ鎖伝い。

後は舗装された遊歩道が続く。ほとんど木陰なので楽だ。

名前はないが、苔むした巨岩。

東屋がある。ほとんど使われていない。ここを歩いて下る人は希少なのだろう。

第8景、層雲壇の案内があるが、矢印の方向、どれか分からなかった。第8景とあるからにはここまでにも、何かあったのだろうか。

遊歩道を下る。

第7景、画帖石(がちょうせき)。

第6景、玉筍峰。

これは景勝地ではないが、岩を根が掴むように生える木々。

第5景、蟾蜍岩(せんじょがん)。蟾蜍とはヒキガエルの意味。

橋を渡る。

老杉洞の案内。

木々に覆われてよく見えない。説明によると、国立公園のため、勝手に伐採できないようだ。

正岡子規の句碑。「頭上の 岩をめぐるや 秋の雲」

子規も見た?頭上の岩。

橋を渡り返す。

第3景、錦屏風。

第1と第2景は見つからなかったが、麓の紅雲亭まで下りてきた。

ここから山頂までロープウェイで戻る。

乗り場に向かう。

15分間隔で運行している。乗客は自分ひとりの貸し切り。

山頂に向かう。

自分ひとりなので撮影がはかどる。先ほど歩いて下った渓谷の上を行く。西側。


東側。

下方。

岩壁の間近を通る。

たった5分の乗車時間だが、堪能した。

山頂駅から見下ろす。

山頂ロープウェイ乗り場を出る。

ロープウェイ乗り場の前の展望テラス。

テラスから。

オリーブ牛コロッケとアイスコーヒーを飲食しながら、休む。

寒霞渓から下る途中、ダムのあたりで停車し、見上げる。

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