江田島市は、2004年、江田島町・能美町・沖美町・大柿町の4つの町が合併して出来た。その中で3つの地区の山にはこれまで登っている。真道山(江田島)、三高山(沖美)、クマン岳・古鷹山(江田島)、陀峯山(大柿)。
今日は残る1つの地区、能美の宇根山に登る。陀峯山同様、舗装路が山頂近くまで続いているが、一部を登山道で登る。江田島市のマップを参考にした。
広島宇品港から高速船で約30分、午前8時に江田島の中町港に到着。
港の対面はクマン岳や古鷹山、海上自衛隊。
中町港。江田島から広島市に通勤通学で通う人も多い。フェリーは停まらず、高速船のみ。
フェリー乗り場のある三高方面に歩く。
舗装路の登山道はもっと先で曲がるが、調べてきたとおり、川の手前を山方向に入る。
川沿いに進む。
舗装路と合流。
案内に従い山側へ登る。
振り返ると、中町港が見える。
舗装路とはいえ、勾配がきつくなった。
登山道入り口。野登呂山となっているが、宇根山は野登呂山とも呼ばれる。グーグルマップでは宇根山で表記されている。
右下の舗装路は、野登呂山林道。ここが起点。登山道は左の道。
登山道に入る。江田島市のマップでは、「かなり荒れている」と説明してある道。
小さな橋がある。山頂まで1kmの表示がある。林道は山を巻くコースなので、勾配はゆるいが距離は長い。反して、登山道は直登なので距離は短いが、 勾配はきつい。
急登に備え、少し休み、橋を渡る。
ロープ伝いの急登の連続。きつい。高い湿度で消耗し、少し登っては休むことを繰り返す。ただ、休んでいると薮蚊がまとわり付く。
リュックにさしていた天然水のペットボトルが落ちた。どんどん転がって行く。ゴミは残したくないが、見えなくなるまで転がってしまい、下りて拾ってくるのがしんどくてそのままにしてしまった。申し訳ない。もう1本買っておいたので、助かった。
先日、自分も最近登った比婆山で高齢者の男性が行方不明になる事件があった。コースをはずされたのか。(これを書いている7月29日18時現在、発見されたというニュースはない。) 自分も気をつけようと思う。幸い、ここはピンクテープで誘導されるので、見失わないように進む。
登山道に入ってから、ずっと急登が続く。途中で少し平坦な道があると体が休めるのだが、連続なので、覚悟はしてきたが相当きつい。途中、眺望はなく、湿度の高い林の中をを進むだけ。
ようやく、視界が開けてきた。
今日の登山ではじめての眺望。左は陀峯山、中央奥に柱島。
一帯が開けていると思ったら、ここが山頂だった。
野登呂山(宇根山) 、標高542m。登山道入り口からの標高差は約400m。急登続きの400mはきつかったはずだ。休み休みで2時間近くかかった。
一等三角点の説明。 地図の作成や測量の基準とするために設置された。詳細は、国土地理院のページにある。
天測点。天文測量を行うための観測大として設置された。 全国の天測点は、ここに掲載してある。
東側の眺望。古鷹山、その向こうに野呂山。
山頂には、倒木を切ったものがベンチ代わりに置いてある。京都の大文字山と同じだ。
その一つでゆっくり休む。
ゆっくり休んだ後下山する。
下りは林道コースを行くことにする。杉林を下る。
登りの道と違って、整備された階段。
林道に出る。車はここまで上れる。
ここが林道終点で、車で来ても、山頂までは歩くことになる。
少し下ると展望所がある。 山頂に比べると視界は狭い。
中町の港が見える。
あとはひたすら下る。林道の道幅は広く、対向車があっても楽にすれ違える。蝉の声が聞こえる。ようやく長かった梅雨も明けそうだ。
もうひとつ展望所があるが、眺望はない。
宇根山に歩いて登る人は少ないだろう。今日はじめて出会った人たち。土砂崩れの後片付けをしている。
標高差半分くらい下ったところ。中町港に着く前に寄港した高田港。
飲料用だけでなく、いつものように冷却用に使うので、手持ちの水も尽きてしまった。清水が流れてくる場所があったので、顔を洗い、タオルを洗う。
山頂から4kmの地点。直登は1kmだったから、ずいぶん距離がある。
急登を登り始めた登山道入り口に戻る。
中町港まで下る。
12:50、中町港に戻る。雨の心配もあり、午前中には楽に戻るだろうと思っていたが、急登で時間がかかり、予想以上の5時間かかった。
登ってきた宇根山。
朝は、30分間隔で高速船が出ていたが、昼間は利用客が少ないためだろう、13時台の便はなく、14時の便まで約1時間待ち。港の側の公園の休憩所で、横になる。
いつのまにかうとうとしていたが、雷の音で目が覚めた。いつの間にか大雨になった。遅く出ていれば、途中びしょ濡れになっただろう。
雨の中を高速船がやって来た。広島に向かう。雷雨はすぐに止んだ。これも梅雨明けのしるしだろう。それにしても、今日の登りはきつかった。
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