2020年9月9日水曜日

鳥取砂丘 (2020. 9. 9)

 鳥取砂丘は、若い頃、たぶん40年前くらいに行った記憶はあるが、詳細はまったく覚えていない。今回、1日目を鳥取砂丘、2日目を山陰海岸巡りにあてる旅を計画した。

鳥取行き特急「いなば」 の始発は、岡山発6:47である。広島から新幹線の始発に乗ると、岡山には6:43に着く。乗り換え時間3分しかない。乗り遅れると、旅程の計画が崩れるので、無理をしないで、岡山で前泊(アークホテル岡山)して鳥取にに向かうことにした。

スーパー「いなば」1号に乗る。指定席1車と自由席1車の2両編成。自由席でもゆったり座れた。

8:40、鳥取駅に到着。駅前オリックスレンタカーで9時から予約している。


鳥取砂丘の無料駐車場に到着。


砂丘入口は下にあるのでリフトで下る。


ここが観光の中心地になる。

 

左がビジターセンター。右が砂丘会館。ビジターセンターで、係りのおじさんの熱のこもったレクチャーを受け、風紋のできる仕組み、砂丘の歩き方などを教わる。当初、靴に砂が入るのを防ぐため、砂丘会館で長靴を借りるつもりだったが、おじさんは必要ないと言うので、靴のまま行くことにする。


砂丘入口に向かう。


コースを解説したマップをネットで探し用意してきたが、ビジターセンターでもらったパンフレットが簡単で分かりやすいので、これを頼りに歩くことにした。砂丘にはJ1などの記号をつけた杭が立っており、現在地の確認に使う。多くは、砂丘入口から、砂丘の最高地点である馬の背への往復直線コース(中央の青い破線)を行くが、約1時間の周遊コース(オレンジの破線)を、センターのおじさんは推奨した。

 

 鳥取砂丘に入る。


 周遊コースを行く。


周遊コースを行く人は他にいなくて、だいたいが直線コースを歩いている。


海辺近くに出る。


ここで曲がり馬の背に向かう。


風紋があるが、きれいなのは朝夕の影ができる頃らしい。


あの頂上が馬の背。

足跡でもなく、風紋でもないが、なんという現象だろう。

遠くに目印になる、ラクダ乗り場が見える。


馬の背頂上に到着。歩いて来た東側。

南、入口方向。人が歩いてやってきているのが、小さく見える。


これから歩く西方向。


北に、海士島(あもうじま)が見える。


周囲をぐるり。


オアシス。降水量が多いときは、地下水が湧出して池ができる。


鳥取砂丘を歩く。映画なので、砂漠をさまようシーンを見るが、現実なら想像以上の厳しさだろう。


海をカットして撮影すると、砂漠の中。

 

これが位置確認用の杭。


記号はどこかと思ったら、上にJ10と書いてあった。


馬の背を振り返る。


火山灰露出地。鳥取砂丘は、古砂丘+火山灰層+新砂丘の3層構造になっている。火山灰は、近くの大山や三瓶山、遠くは九州の阿蘇山や、桜島を誕生させた姶良カルデラ噴火により形成された。(後で調べたら、これは火山灰露出地ではなかったようだ。)


歩いて来た馬の背側を見渡す。


携帯したマップで見所はもう一つ、追後スリバチを探して歩く。杭を探して歩くが、たどり着くと自分が意図した場所ではなく、砂漠をさまよう?


これはキツネの足跡?砂丘近くには、センターのおじさんによると、キツネの他、タヌキやウサギ、シカなどが生息していて、夜になると砂丘にやって来るとのこと。

 

斜面で、人が作業をしている。ここがスリバチか。


少し進むと、きれいな砂の斜面があった。


追後スリバチ。

江戸時代は但馬浜街道の砂丘内の道(中道)として旅人達が歩いていた所です。当時は追後スリバチ内では湧水があり旅人の喉を潤していたと思われます。この地形は後方の障害物(岩山・松林)に風が当たり巻き返しの風によって形成されました。(とっとり観光ガイドセンターより)

 

目印のラクダ乗り場が見えてきた。


歩いて来た砂丘を、もう一度見渡す。


らくだに乗る人。


「ラクダは選べません」。小ぶりのラクダが待機していた。


砂丘めぐりを終える。


ビジターセンターには、足洗い場があり、ここで足を洗う。


リフトでもう一度上に上がり、砂の美術館に向かう。ここはサブゲート、裏口になる。無料駐車場を目印に上に上がったが、美術館の正門は、ビジターセンターのある平面である。確かに、ビジターセンターの駐車場は有料500円だったが、砂丘会館に無料があった。

 

美術館に入り展望台から鳥取砂丘。

 

1階まで下りて、砂像展示室に入る。「砂で世界旅行」、毎年地域を決めて作品を展示する。今年は第13期展示、チェコスロバキア編。作品は、1年間展示された後、次の作品…時のためリセットされる。ポスターで見た、ガンジー像の実物はもう見れないことになる。


入館して正面に、世界遺産の街チェスキー・クルムロフ。

 

これが砂でできていると思うと感動する。


ボヘミアン・パラダイス。



スピシュ城とモンゴルの襲来。


 

ヤーノシークの伝説。



リブシェの予言。


カレル橋とヴァルタヴァル川の風景、プラハ城。


圧巻の大作である。本物の水が流れている。

近くから。

 

サイドから。


プラハの錬金術。



ゴーレム伝説。


 

プラハ窓外投擲事件。



正面で見たチェスキー・クルムロフの裏側。天文時計とセドレフ納骨堂。



ドラゴン伝説。



フランツ・カフカ。


若い頃読んだことのある小説「変身」のシーンも盛り込まれている。


民俗復興運動の音楽家たち。


左はドボルザークだろう。


ゆっくり鑑賞して2階へ。2階は、ミュージアムショップと、上からの展望ルートがある。


作品群の全体像。


プラハ城を右から。


プラハ城を左から。


作品製造過程のビデオを見て、もう一度作品の細部を見て回り、展示室を出る。サイドゲートに戻る途中、屋外にも作品があった。


車で砂丘会館まで下りて、昼ごはんにする。名前は忘れたが、とろろとオクラの蕎麦。

 

⇒鳥取城 (2020.9. 9)へ

 

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